●昨日久しぶりに新宿南口方面に行った。
東京(下町)に住んでいますが、1年半ぶりぐらいで電車で新宿に行きました。そう言えば、歌舞伎町方面は10年ぐらい行っていない。とにかく人が多い、且つ常に変わっている町だなと、つくずく思いました。今回は身近な人のつきあいが主ですが、2カ所程CD店を回りました。高島屋のHMVよりタワーレコードのほうが、私にとっては捜しやすい。そういえば、以前はここでモンポウのピアノのCDを買いました。


●タワーレコードで
SACD(スーパーオーディオCD)の試聴コーナーで首記のCDを聴いて、ほんとうにびっくりしました。1962年録音のSACD復刻版です。びっくりした理由は・・・。

■学生の頃聴いたことがある
20~30年ぶりでも、記憶という者は残っているようだ。それで、とても懐かしい。思い出すのは、高校時代(それと大学時代をすこし)です。ヴィラロボスのショーロは、高校のときによく弾きました。なお、ギターのバッハを知ったのは大学時代で、ブリュームのリュート組曲1番、2番のみが入ったLPです。これも懐かしい。CDで出ていれば購入したいものです。
■SACDの臨場感

■ブリューム演奏のすばらしさ
ブリュームは、もともと好きなギタリストで、CDを4~5枚持っています。ただ、最近の録音はいい演奏なのですが、すこし衰えが伺える。また、古い録音は臨場感がいまいちでした。このSACDを聴いて、白色ノイズはあるが、その中からギターの微妙な「艶っぽさ」が出ている。そして、演奏の集中力が、彼の演奏を間近で聴いているようで、実はその場で感動したのです。これを聴くと、セゴビアも最近の若手ギタリスト(CDは買わずに店での視聴と数枚の判断ですが)、山下も福田も、ラッセルも、バルエコもすべて消えさってしまいました。このCDは通常のCDとのハイブリッドで、値段も比較的安い1500円なので、「これだ」とおもい、以前ベストセラーだったという「皇帝レクエイム~フックス作品集」(なんと600円)と合わせて購入しました。


●SACDと普通のCDの比較
実は、今PCでそのCDをヘッドフォンで聞きながらブログを書いています。SACDのときは、ノイズの中から音楽が臨場感を持って聞こえてきました。通常のCDではそのノイズがかなり減っている代わりに、「ギターの音」の彩りとそれと合わせて感じられる臨場感が、だいぶ落ちている。やはり、通常のCDでは、生演奏にはかなわない。それでも、彼の演奏の集中力は伝わってきます。でも、スーパーオーディープレーヤーはさすがだ。なお、以前SACD視聴コーナーで「いちむじん」のを聴いたことがあります。このSACDは、リバーブ(エコー)が強いので、通常のCDで聴いても印象は変わらす楽しめる(そういうCD)。でも、ブリュームの演奏はかなり違った。SACDでこそ感じられるものがあった。


●結論

結論は、"スーパーオーディオプレーヤー(とステレオセット)がほしい"です。実は、アンプは1年前の今頃の単身赴任からの引っ越しで故障したので、購入計画があります。その計画に加えて、少ない小遣いと家計から夏冬ボーナスと出張の日当をさらに貯めて、購入しようか・・・。2月はお泊まり出張が2回あるので、すこし安いホテルに泊まって・・・。と決意を新たにしています。


●ついでに

ついでに私のHPのことですが、2曲アップしました。ヴァイスのファンタジーとソルの練習曲(OP60-22)です。この練習曲は、小さな曲ですが好きなのです(TVの音がすこし入っています)。

そうそう、昨日は町にでたので、今日は図書館かなと思っています。借りたCDと、本(大菩薩峠を書いた中里介山の解説本)も返さないと。