1976年のアウトローを見た時(中坊時)は,Walkerの大きさとか気にもせず、ただウエスタンを楽しんでいたと思います。ソンドラロック(2018年没)も可愛かったし・・・

ソンドラロックって『ネズミが襲う日ウイラード』1971年にも出ていたのですね。

このネズミの続編『Ben』のエンディングを子供だったマイケルジャクソンが歌い大ヒットします。

 

 

そしてアウトロー

1976年で、すでに32歳だって、童顔だな~(下のオバはんじゃないですよ) その後イーストウッドとの関係も・・・ガントレット、ダーティーファイター1・2、ブロンコビリー、ダーティハリー4と・・・言わずもがな

 

 

以下 海外物は『Walker』と表し、モデルガンを『ウォーカー』と表します。

 

ハートフォード『HWS』がコルトウォーカーを販売した時には速攻で飛びつきました。ハートフォード・・・本来なら『H・F』なんですが、ホビーフィックスの『H・F』と重なるので、敢えてHWSと表しているのですが何の略なのか?分かりません。

ラードを塗りたくっていないので、コンバージョンです。

『続夕陽のガンマン』ではラードを塗ったパーカッションリボルバー出てきました。

後にも書きますが、当時のWalkerの弾丸は丸ではなく、良く知られている先が尖って後ろが平ら、または少し凹んだ形状でした。その為勘違いしてシリンダー前方から尖った方を突っ込み平らな方が銃口を向く入れ方をする輩もいまして、当然火薬量も適当に多めに入れたりして壊すパターンも・・・それと鋳鉄技術も悪く強度不足のシリンダーも存在していました。

 

15年位前にネットで色々と調べて本物のWalkerの画像をコレクションすることで、より詳細を知ることになり、『A』companyから『E』companyの6つに分けて全部で1100丁作られていることを知ります。(軍用1000丁・民間用100丁)

今までの落札最高額は92万ドル=1億4700万円ですが、それは恐らく1丁のみ作られたカートリッジ式ではないかと(のちのコンバージョンでは無く)、通常は状態の良いもので7~8000万円と言われています。

 

SAAとウインチェスターM73の共有カートとして、44-40がありますが、これは44口径に40グレイン(2.85g)の火薬(当初黒色火薬)の意味となります。それに対しWalkerは、44-60カートリッジと同等の60グレイン(3.88g)もの火薬を使う事となり現代の357マグナム4インチモデル並みのパワーに匹敵すると言われていますから相当なものです。まあ、そのおかげでシリンダー等の破壊が続出する訳でして、現存するWalkerでも修理されて完全なオリジナルでないのも多いです。それでも高価値を生み、レプリカを本物に似せて高額で売りさばく事も・・・アメリカらしいですね。

 

 

『アメリカンGUN』?と言う番組だったか、ワイアットアープ末裔が経営するGUNショップ『ガンスモーク』で20年近く昔のシーン

銃器作家、研究者、学者、歴史家、文学界の重鎮として知られるロバート・L・"ラリー"・ウィルソンが、店にやってきます。

2016年に77歳で亡くなっています。

僕も彼の本は何冊も持っています。レジェンドですよ

動いている彼を映像で見た当時、メチャ興奮したのを覚えています。

ショップにWalkerが持ち込まれ、売主は50万ドルで売却希望、今なら8千万円です!

本物ならそれくらいの価値があるかもしれませんが、Wilsonに鑑定してもらいます。

なんせ偽物が多いんで、見分け方も難しいとか・・・

これがまた良い味出ているんですよ~ 風化度合いが本物に見えます。

 

シリンダーのロール刻印・フレーム刻印なども申し分なし、

『C』company No94と刻印されています。凄いな~

Walkerの特徴の一つとして、当時酷使するとローディングレバーが落下しシリンダーをロックする恐れがあるため革ひもで銃身とローディングレバーを固定していました。ここまで再現されてますから所有者も相当な人物だと・・・

Wilson氏は、本物の拡大画像を持って来ていまして、慎重に比較した後 解説していきます。

実は、20年前にこの番組を何度も見て本物のWalkerの特徴を覚えたのです。

結論から言うと、これはレベルの高いレプリカでした。当然買取もしませんでした。

Wilson氏の言葉が、頭に入りましたからね~僕も半人前のWalker鑑定士になった気がしまして・・・ハートフォードのモデルガンを見たらリアルじゃないレプリカをモデルガンにしたことが分かってしまい直ぐに手放しました。ハートフォードは本物に似せたモデルガンにして欲しかったですね~ 本当に色々と違うんですよ。

 

 

アウトローでは本物のWalkerを使うシーンがあるのですが、一瞬だけなので精巧なレプリカでも十分でしたね。発砲シーンは全てレプリカのコンバージョンモデルです。

これはコンバージョン 南北戦争末期から終戦直後の時代設定なので、まだコンバージョンは実在しないようです。それでも映画は面白かったですよ。

 

この爺さん見るたびに70代のダウンタウンの浜田を連想してしまいます。

撃針がシリンダー後部に内蔵されているタイプのコンバージョン1860

当時1860も相当な高級銃なんだけれど・・・

 

インディアン娘も・・・1860 

殆どが1860

 

ソンドラロックも1860

 

イーストウッドの銃

イーストウッドは1861とWalkerを2丁と

1849だろうか?

パーカッションの1860も持っていた。

 

最初は1861の撃針内蔵式コンバージョンを持っていました。しかもエジェクターなし

 

家族が殺されイーストウッドが珍しく号泣するシーン 他の映画で有りましたっけ?

 

パーカッションでも既に紙巻火薬弾丸セットは普及していたそうで、これを使うシーンもあると良かったな~なんて思っちゃいます。

 

ウエスタン映画も火薬を使ってぶっ放していた時代までが好きです。

演技もガスガンじゃ緊張感が伝わりませんよね?