パーカッション時代から
ネービーモデルは32口径から38口径が多く
アーミーモデルは41口径から45口径が一般的でしたので
僕の心には、口径違いがアーミーとネービーの違いだと思い込んでいた気がします。
ところが、
コルトモデル1892 NEW ARMY & NAVY .41口径ダブルアクションリボルバーは
米軍初のダブルアクションスイングアウトシリンダーでして、名前の通りネービー兼アーミーであり 同じ口径となります。
1892年から1907年までコネチカット州ハートフォードで生産されたコルト・モデル1892年型ニュー・アーミー・アンド・ネイビー・ダブルアクション・リボルバーは、名前の通り 陸軍および海軍に米軍が使用したスイングアウトシリンダーを備えた最初のダブルアクションリボルバーでした。1892年、この銃は.38ロングコルト口径で陸軍に採用され、ニューアーミー・アンド・ネイビー(New Army and Navy)と名付けられました。この銃を最初に使った経験から、いくつかの改良モデルが出てきます。陸軍のモデル1892、1894、1896、1901、および1903がバージョンアップされていきます。
- ウエブリーを思わせる二つのシリンダーストップ。まだダブルアクションでの作動不良が気になっていた時期の作品。
- 大きなコルトマークのグリップが特徴です。
- 見え難いですが、コルトマークがグリップ上の一番左端にあります。
- シリンダー後部の溝はトリガーを引き切った時のストッパーで、トリガーを戻すと引っ込む仕組みなんですかね~
- トリガー上方のフレームの波うちカーブは、ライトニング・サンダラーの面影があります。これはシングル・ダブル・沿手に合わせてわざわざ3カ所をベベルカットしているように感じます。
- エジェクターロッドの先が、団子状なのも斬新ですね~この形、極初期モデルだけで他では殆ど見かけません。
こっちは1903
- このシリーズはマイナーチェンジが頻繁にありまして、アメリカのGUNショップでさえ年式を間違えることが良くあります。
- グリップは多くなCOLTマークからランパント入りに変わります。このグリップ好きなんですよね~ この茶色じゃなくて黒いタイプのオリジナルグリップ持っています。
- リアサイトからハンマーまでが滑らかなラインです。
- ハンマーの収まり方が、アーチ形でS&Wのようですね。
こっちは1905 黒グリップ ハンマーの形状が変わります。
1905になると、1903に比べてハンマーヘッドが出っ張ります。
こっちは
1905のネービーバージョン 珍品です。
グリップのみラウンドバットになります。 これは中々見ないですね。
1907になると、
パイソンの様なトリガーガードに近づきますね。
シリンダーは、まだ変わりませんが・・・
リアサイトが Colt32オートの様なピンチドサイトになります。
1907年に生産が終了するまでに陸軍と海軍は25万部以上のバージョンが製造されました。
画像は軍用と民間を一緒にしていますが、グリップとグリップエンド刻印などの違いです。
これは1913アーミー シリンダーもお馴染みの形状になります。
なんと、アーミーなのに32口径です!
色々と調べるうちに
アーミーとネービーの違いに口径は関係ない?と感じてしまいました。
詳しい方、ご教示を・・・