好きなハンドガンの中にColt32オートM1903があります。
もう今から120年も前のデザインなのに古式銃とは思えません。
画像は全て海外のを引用です。
設計はジョン・ブローニング 製造はコネチカット州のハートフォードです。
ハンマーレスと言ってもハンマー内蔵型なのでFN380の様なものではなく それなりの大きいハンマーが内部にあります。この辺はMGCのものを分解したことがある人はご存じだと思います。ハドソンの金属モデルの方がリアルですが・・・
実銃に戻ります。
下の14533台の個体はtype1となり71999番までがtype1です。
type1は、バレルが4インチと少し長くてMGCに慣れていると違和感があるかもしれません。
type1 バレルブッシングもMGCとは大きく異なりリコイルスプリングガイドの大きさも実際は可なり大きいです。
下の矢印は分解時にここまでスライドを下げる意味を表します。
こちらはtype2 バレルが短く一般的な長さとなります。
ハドソンに比べるとバレルロッキングラグの溝数が多いですね。
バレルは、スライドを→まで後退させ先っちょを90度回すと外せます。
内部のハンマーが見えます。
シアーも見えます。
意外とファイアリングピンホールは大きいです。32口径 時代の変わり目でしたので、無煙火薬と刻印があります。スモークレスと、
チャンバーの形状 さすが本物ですね~
下画像 上がtype3 下がtype1
バレル長さだけではなく、バレルブッシングもtype3から変わります。
type3 このタイプのバレルは、ハドソンとCAWが再現してくれました。CAWの分解はMGC方式でフレームの横からピン打ちですが・・・
『パットン大戦車軍団』のパットンは右にシングルアクションをホルスターに入れズボンの前に黒の32オートも差し込んでいました。実際ズボンから抜いての発砲シーンもあります。
32オート(M1903)と並行して380の38口径(M1908)も作られました。
刻印が380となっています。
32オートは8連マガジンに対し、380は、口径が大きい分1発減って7連マガジンとなります。
32オートのマガジンセフティーはtype4からです。
チャンバーに装填してのポケットでの暴発もあったようですが、グリップを握らない限り発射はできませんし
慣れてくると、チャンバーに装填さているのかグリップセフティーの出具合が変わるため 手探りでも目視でも確認できるんですよ。
そして最終の軍用モデルとなるとブサイクになります。
このマイナーチェンジは、色々と調べたのですが特徴として書かれた記事が見つかりませんでした。
軍用モデルは表面仕上げも変わりますが、トリガーガード上面が少し上向きになり
一気に美しさがなくなります。
軍用
分かり難いですかね? 左がtype3 右がtype4の軍用 スライドもゴツくなり、リアサイトも大きくなります。
最後に CAWのモデルガンとの比較です。
左は海外引用のカットモデル 右がCAWのプラのモデルガン
色々探していたら奇跡的に同じシリアルナンバーのが見つかりました。
自分の写真が下手なんで、よく見えませんが本物の方がスタイルが良いですね。影のせいかな~?