60年近く前

母の妹(叔母)が、ジャック・ラッセル・カンパニーに勤めていた関係で世界中を飛び回っていました。家から羽田空港までそれ程離れていなかった事もあり 最初の頃は家族で羽田まで見送りに行ってました。社長のジャック・ラッセル氏と『しゃぶしゃぶ』を良く食べたのを覚えています。ジャック・ラッセル・カンパニーは、コカ・コーラの宣伝会社で、日本でも流行った『ヨーヨー』の会社です。未だに当時のヨーヨーは沢山持っています。自動販売機型のラジオも何種類も持っていたのですが、それらはどこかに行ってしまいました。

 

そんな経験からか、2歳の頃からアメリカには憧れていた気がします。

 

白人は顔立ちから派手ですし、車も家も全て派手で、ルックス重視がアメリカです。

本当に家もそうなのか?と奥深く探っていきます。実際そうでしたが・・・

 

 

  1. キッチン
  2. 洗面・トイレ・バスルーム
  3. 外装・窓
  4. 基礎・構造
  5. 耐久・価値・プレゼンテーション
などに分割して不定期に記事にします。
 
今回はアメリカのキッチン アパートではなく1戸建てです。
数十年経ったアメリカのキッチン ダブルシンクは一般仕様なのかな?
 
こっちは別の家 古くてもコンロが4つ口もある。間隔は狭い 魚は焼かない様です。
引き出しや扉は、日本以下のレベルです。
 
水の出が悪いと分解したら水道管の中は詰まっていました。日本じゃ見ない位塞がっています。日本の水道管も古くなると相当汚いと言われてますが、ここまで酷いのは中々無いですね。水質の汚染度は、日本より落ちますから そうなのかも? 分かりませんが水圧が日本より低いから詰るんですかね?
 
キッチンを取り外した状態。
 
ここで日本と違うのは、日本はキッチンの下まで床材を貼るのが基本。アメリカじゃ設備優先で、後からフロアーを貼る様です。その為キッチンの下はただのベニアです。コストは下がりますが、水をこぼした場合 隙間から入って床が腐ってしまうので、日本じゃこの様な施工はしません。フロアーを完全に張り終わってから設備を乗せるのが日本スタイルです。水回りに関して、日本の方が設置の仕方が大分丁寧で、それが当たり前だから この施工だと日本人は嫌がる人が多そうですね。
 
リフォーム中、広いキッチンを設置中 案の定フロアーは、まだ貼っていません。普通なんですね。
 
日本のシステムキッチンとは違い中身はチョーシンプル ローコストです。
天板と扉のアレンジのみ 見た目だけが大事なんですよ! アメリカスタイル
箱の組み合わせもシンプルで、尚且つ日本の気の利いた引き出しなんか使わない
レールを頑丈に取り付け 引き出しが手前限界まで引き出せる日本仕様は不要です。
この辺に金をかけないのがアメリカ式なんですね。
 
なんと豪華に見えるキッチン! 右奥にガス台が収まる。やっぱりダブルシンク
デカい鍋なんか洗えない 多分食洗器で、 蛇口もシンプル過ぎシャワー式じゃない
 
床から天板迄の高さが、日本より高く90cmくらい?
 
日本でこの様なキッチンを付けると、軽く4~500万はすると思います。
アメリカだと半値くらいだった。引き出しとか扉の内側に金銭をかけないのです。
パッチと閉まる扉や、最後まで引き出せる引きだしなど、中身はどうでも良く
見た目重視のアメリカらしい発想がこうなるのでしょう。
ダブルシンク・食器洗浄機・4つ口コンロ・大型オーブン等は標準装備が多いです。
 
これだけ広く、センス良いキッチンで、日本の半値なら
キッチンだけは、アメリカの方が夢があるね 使い勝手は別として・・・
日本は、全ての人が満足する仕様に 過保護過ぎているからドンドン高額になります。
実際このアメリカ仕様のキッチンも日本に存在するけれど知られていないだけなんです。
有名なメーカーのシステムキッチンにしてしまいがちですもんね。
 
 
 
次回(未定)は、アメリカの洗面・トイレ・バスルームを