モデルガンのワルサーP38について
MGCは、実銃の1942年以前の形状でMJQを製造しました。
海外実銃画像 1942年製 P38
これも海外実銃画像 1944年製
ナカタとCMCは、1943年以降の型となり
トリガーガードの上部湾曲が特徴 これをナカタやCMCなどが真似ました。
と言っても製造所により多少の膨らみに違いはあります。
同じ1944年製でも やや緩やかなものもありますので・・・
ナカタやCMCはちょっと大袈裟過ぎるんですよね。
僕は、未だに後期モデルをカッコ良いとは思えません。
モデルガンに求めるものって
少しでも自分の脳が本物と錯覚できる様に・・・
1)リアルな外観と刻印
2)内部パーツ形状・作動(分解組み立て方法も)
3)作動音や重さバランスでしょうか?
4)色に関しては規制もあるのでね~
個人的には初期型再現のMGCが好きなんですが
刻印は1944年後期なので、ちょっとズッコケますね。
エキストラクターのダミー形状は嬉しいです。
鉄板丸見えのエキストラクターは、
P38の美しさが破壊されている様に感じてしまいます。
そうなると,ナカタのP38は、エキストラクター外部もそれなりに再現され
ヒドゥンエキストラクター(内部式)になっていて
シア・トリガーバー関係もMGCやコクサイより実銃に近い設計ですし、
60年前の作品としてピカイチだったと思います。
金属モデルのMJQ・コクサイ・マルシン・CMCブローバックは持っていましたが
既に手放しているので人のブログと消えかかった記憶からしか分かりません。
ところで
CMCのスタンダート(ノンブローバック)は、リアルショートリコイル構造に
なっていたのでしょうか?
海外実銃画像から
見ると、
トリガーバーとシアーは作動前に接近していてトリガーを引くと同時に
シアーを回転させ、ハンマーバーとも即接してハンマーを起こし始めます。
ところがナカタP38は、トリガーとシアの隙間が大きく
尚且つハンマーバーが短いのでダブルアクションの初動が遅くてね~
ここが壊れやすいんですよ。
この辺を改良されているのがマルゼンと、WEのP38です。
嘘の様に気持ち良くダブルアクションします。と言っても空撃ちはしない性質なので
初期動作だけを確認するだけなんですが・・・
いつか暇になったら、中田のP38のシアーとハンマーレバーを作り直したいです。
長生きせんと・・・