ミシンで有名なニュージャージー州のシンガーも

1939年に1911A1を製造することが決まり

1940年に500丁のみ製造されます。

S800001からS800500となっていますが、

実際はノーナンバーで、社員用に余ったパーツで作られた物も存在します。

 

今回は、そのシンガーの特徴を中心に他の軍用1911A1との違いを比較します。

 

 

軍用なのにパーカライジング仕上げではなく、デュアルブルーが特徴です。

 

スライドの刻印は、特徴的なので直ぐに分かります。

 

フレームの真偽は、JKCマークとマガジンリリースボタン上のPマークの有無です。

 

リアサイト前にもPマークがあります。

 

マガジンにもPマーク

 

マガジン底の2つのピン止めも特徴です。


グリップもネジ穴補強リブがありません。

裏側も独特でしょ? 補強リブが無く、金型番号も無いのが特徴です。

 

普通はこれですから、

 

バレルも他工場とは異なり 綺麗な仕上がりです。

部品の仕上げが丁寧なのもシンガーの魅力です。

 

2個ともシンガーです。下は大分使い込んでいます。

このハウジングが、レミントンランド製じゃないのか疑う人がいるそうですが

シンガーが500丁製造した後にレミントンランドが同じ機器を使った為で

チェッカーの数が縦方向に39から41と異なるバージョンも存在します。

 

左)シンガー       右)一般的なパーカーライジング  

 

スライドのチャンバー部の加工も大きく違うのも特徴なんです。

 

中には,414,000ドルと、家1件分の高値で落札されたものもあります。

 

今回のは調べるのに随分時間をかけていますので、是非参考にして頂ければ幸です。

 

1911を愛する人が、未だに多い事

分かりますね~