ミシンで有名なニュージャージー州のシンガーも
1939年に1911A1を製造することが決まり
1940年に500丁のみ製造されます。
S800001からS800500となっていますが、
実際はノーナンバーで、社員用に余ったパーツで作られた物も存在します。
今回は、そのシンガーの特徴を中心に他の軍用1911A1との違いを比較します。
軍用なのにパーカライジング仕上げではなく、デュアルブルーが特徴です。
スライドの刻印は、特徴的なので直ぐに分かります。
フレームの真偽は、JKCマークとマガジンリリースボタン上のPマークの有無です。
リアサイト前にもPマークがあります。
マガジンにもPマーク
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230210/04/western-bruce-lee/35/70/j/o0900060015241067740.jpg?caw=800)
マガジン底の2つのピン止めも特徴です。
裏側も独特でしょ? 補強リブが無く、金型番号も無いのが特徴です。
普通はこれですから、
バレルも他工場とは異なり 綺麗な仕上がりです。
部品の仕上げが丁寧なのもシンガーの魅力です。
2個ともシンガーです。下は大分使い込んでいます。
このハウジングが、レミントンランド製じゃないのか疑う人がいるそうですが
シンガーが500丁製造した後にレミントンランドが同じ機器を使った為で
チェッカーの数が縦方向に39から41と異なるバージョンも存在します。
左)シンガー 右)一般的なパーカーライジング
スライドのチャンバー部の加工も大きく違うのも特徴なんです。
中には,414,000ドルと、家1件分の高値で落札されたものもあります。
今回のは調べるのに随分時間をかけていますので、是非参考にして頂ければ幸です。
1911を愛する人が、未だに多い事
分かりますね~