タイモーゼルとか、シャムモーゼルって聞くと

格下に感じて、出来も悪そうなイメージがあるのですが、

それがなんと、完全日本製だと知ると興味湧きませんか???

日本製らしく良くできているんですよね~

 

東京小石川砲兵工廠の跡地が

東京ドーム・役所・庭園等になったのは、ご存知だと思いますが、

僕は最近まで知りませんでした。

東京都小石川区だったことも・・・

300mの射撃確認トンネルもあったし、想像以上に巨大施設です。

 

話は脱線しますが

子供の時、後楽園球場って外野の後ろの方だと、自由席100円で見れ

外野の前方は指定席で700円と子供には高嶺の花でした。

子供同士で行く時は、

空いている700円の席を探して座ります。見え方が違いますからね・・・

指定席を購入した人が来れば、まだ別の席に・・・

そんなことしても 誰も怒る人いなかったな~

今じゃ、『親の顔を見たい』とか『金払えよ』とか言われそうですが

昭和の時代って、今よりのんびりしていましたからね。

 

都内ですから子供は皆ジャイアンツの帽子

他の球団の帽子も売っていたのでしょうが、記憶にありません

 

 

話は基

東南アジアで白人国に支配されなかったのは、日本とタイだけです。(今の日本は?)

フランスとイギリスの植民地拡大に供えるにも武器を作る技術が無かったタイ国は

Gew98の製造ライセンスだけは持っていたので、日本に依頼します。

だからタイモーゼル別名シャムモーゼルは完全なメイドインジャパンなんです。

画像は何時もながら海外の物です。
小石川砲兵工廠 で製造されたタイモーゼル46/66

 

木製部は可成り劣化しています。

Gew98からのコピーと言っても、リアサイトなどは98Kの形状ですので、

この銃は46ではなく、46/66です。

初期の46の場合、Gew98のリアサイトなので上に大きく出っ張ります。

見つけた海外ページでもこれを46/66ではなく、46と記入していました。

 

日本製らしく、ダストカバーが付いていますね。

このダストカバーは、横のフックをつまんで横に引っ張りロックを外して後方に移動します。

 

タイ刻印

ドイツ98K 比較画像

 

トリガーガードの前の小さな出っ張りを押すと板バネとセットで下に出てきます。

 

バットプレートの横のコンバートメントを横に開きクリーニングキットを収納できるのは

日本の四四式と同じですね。

 

1903年に設計された直後に製造されたのが46モーゼルと言われ8×50の弾ですが

この後、46/66といって、弾の全長が少し長くなった8×52も製造されごっちゃになってしまいます。

2つの判別は、リアサイトの大きさ、ストック割れ防止に本体から伸びた金具

弾倉の下部の膨らみ等です。

 

海外専門サイトでも、46と46/66の見分け方を間違えていたり

日本のサイトでも小倉で作られたと記載されていますが、小石川がメインの様です。

まだ、小倉の刻印の46は、見たことありません。

 

 

 1500ドルでした。

 

国内で無可動としてシカゴでも販売していますが、極上に綺麗ですね。

30万と安くはありませんが、日本製ならと納得できます。