三船敏郎の殆どの映画を見たと思っていたら大間違い、

ウキペディア三船敏郎にも出て来ない映画があるんだね

その名が『価値ある男』1961年作

三船自身全てスペイン語で話したというが、日本人ではなくメキシコ人の設定だったため

流石に吹き替えられた。

この頃1年に7本も主役で作っている。黒澤映画はホンの一部だ

三船にとって初めての外国映画だが、日本メキシコの親善映画としてノーギャラで主役を引き受け

日本での興行権利を三船が貰う  この年ブルーリボン賞主演男優賞

アニマス・トルハーノ メキシコ南部オアハカ地方に住む貧乏な農民の話   右が三船

 

アニマス(三船)の5人子供の内一人の葬式から始まるが

 

とにかく村人から嫌われている

働かず、親の土地を売り払い酒ばかり飲み

残り4人の子供と美しい妻を全く構わない

悲しむ妻を急き立て、葬儀の踊りを妻とするシーン

4人の子供

貧乏でも奥さんからはとても愛され 小遣いをもらうとギャンブルで負けるまでやる

 

竜舌蘭(アガベ)を刈り テキーラを作る会社に家族総出で働くことに

竜舌蘭(アガベ)の葉を取り去り中心を蒸留する。サボテンと誤解されるがサボテンではない

 

女達が素足で踏みつける。 家内と見ていたら良く知っていたのに驚いた。

 

蒸している竜舌蘭(アガベ)を食べて甘いのが酒になると・・・息子は親爺を軽蔑している

 

社長の息子が長女に手を出したことに腹を立て、刺して怪我をさせる

 

長女・・・直ぐに妊娠・出産 

 

懲りないアニマス(三船)は、酒とこの女(カタリナ)に目が無い カタリナは金だけの女

この女も町中で嫌われている。

 

 

珍しい三船敏郎のダンスシーン(愛人のカタリナ)と

 

占いで今日は賭けごとに勝と言われて・・・

 

 

大金を稼ぎ止めればいいものを 全額掛けて負ける  カタリナも消える・・・

 

さて、このタイトル『価値のある男』とは、どういう意味なのか・・・

 

次回に続く・・・・

 

今の中国を連想させるラストです。