インレーを作る時売り上げを考えれば、
最低1日15本は作れないと=2万円以上になりません。
インレーを1本千円以下でしている技工所  辞めた方が良いです
 
Drサイドから考えると、
1)コンタクトは点状接触でなく縦長接触で作ります。学校では点状接触と習っていますが、臨床ではコンタクトポイントから下にかけてアンダーカットが強すぎる場合必ず食物が詰り患者からのクレームになります。分からないDrはコンタクトを強めにしてくださいと指示しますが、できる技工士は理由を聞いてコンタクトポイントを下まで伸ばし食物が詰らない様にしてあげます。ここでこんなことしたら磨けなく不衛生だろと思われますが、歯間ブラシはかなり細いものもあり問題ありません。またそこまで磨かない人も多いです。
 
2)ワックスアップで、確り咬合調整を
金属になってから咬合調整すれば良いなんて考えている技工士は
話になりません。時間を2倍から3倍無駄にします。
また口腔内で調整してもらおうなんて考えている技工士は、必ず仕事がなくなり
他の技工所に仕事を取られます。これに気が付いていない技工士が実に多いのです。自分は悪くないと・・・
南加大咬合器で適当に噛ませていると、仕事が無くなります。
必ずファセット(咬耗)の面に合わせた滑降をチェックしDrサイドの仕事を減らしてあげることが大事なのです。
 
Drは、削り方が下手だとか自分の欠点を理解しているんです。そこをカバーしてあげることが技工士の仕事だと思わなくてはいけません。
 
3)スムーズに入るか?
これは、学校では学ばないテクニックで、無理に押し込むような人は技工士失格です。必ず内面調整をしてスムーズに入る様にします。その後アルミナで後を消し綺麗にします。サンドブラスターは、掘り出し後と調整後の2回することになります。
 
4)マージン付近に常に巣が入ってしまう人、スプルーの建て方が悪いのです。
スプルーの延長上にマージン先端があると巣が入りやすくなります。
辺縁より僅かに内側に立てると防げます。またはスプルーのインレーに近いところにワックスで手製の簡単湯だまりをつけると ほぼ巣はできません
 
5)研摩は、スプルーカット  溝をラウンドバーで再現したら
コンタクト調整(カーボランダムとか、ペーパーコーン等は使わず)
イメージ 1
 
ポリソフトなどで、一気に咬合紙が切れない程度まで調整します(コンタクトの強弱はDrの好みがある)
 
MOD等は入れてキツい場合 片側ずつやり直すこと、感でやると片側が空きます
研摩に色々なポイントは使わず、時間を短縮に
 
続く