ウエステックの整列機で部品を並べた後、
当然ですが、整列機に並んだままにしておく
わけではなく、並んだ部品を取り出す
必要があります。
取り出し方にもいろいろあります。
---------------------------------------------
まず、整列治具ごと整列機から取り出す方法。
次の工程でも、整列治具上での作業が続く場合は、
部品が並んだまま取り出した方が当然良いです。
整列治具上で、他の部品を上に乗せたり、
圧入したり、レーザーマーカーで刻印したり、
といった作業をそのまま行えるケースが有ります。
但し、整列治具を次の工程で使っている間は、
整列機の方が止まってしまいますので、
その作業を行なっている間の時間を活用して、
同じ部品、もしくは別の部品を並べておいた方が、
効率が上がります。
整列治具が複数枚必要になってしまいますが、
逆に言えば、整列治具を増やすだけで整列機の
能力を上げられますので、作業スペースの
レイアウトをうまく考えれば、整列機の導入台数を
減らせる場合もあります。
----------------------------------------------
次に、整列治具を整列機から一旦取り出して、
他の治具に移す方法。
例えば整列治具には、希望の姿勢とは上下逆に
並んでいる、もしくは90°違う向きで並んでいるなど、
そのままの姿勢では次の工程に持って行けない場合、
他の治具に上下逆になるように引っ繰り返したり、
もしくは90°起こしながら移し替えたり、
といったやり方をします。
部品の向きを変えながら移し替える方法も、
以前のブログで紹介しています。
<「並べたい向きと違うんだけど?」って言われても・・・。>
<整列させた後に、その部品の向きを変える>
<治具を使って部品の向きを変える実例>
--------------------------------------------
更には、整列機から整列治具を外さずに、
並んでいる部品だけを吸着治具やマグネットで
取り出すという方法も有ります。
整列治具に並んでいる向きのまま、
SUS製やカーボン製の治具に移し替えたり
する場合に、よくやる方法です。
SUS製の治具は重く、カーボン製の治具は脆いため、
それを整列機にセットして直接部品を並べるのは
現実的ではありません(穴形状も、部品が並びやすい
形や寸法になっていません)。
また、整列治具と同じ材質で、次工程用に若干
寸法を変えた治具に、整列治具から移し替える
場合もあります。
整列治具は整列に特化した治具ですので、
仮に次の工程でも使える向きに並んでいるとしても、
部品と整列穴のクリアランスが大き過ぎたり、
穴が深過ぎたり、穴の入口の面取りのせいで、
上に乗せる部品がズレやすかったり、
といった事が起こります。
さて、吸着治具は、整列治具上に並んでいる部品を
多数個同時に吸い上げますが、簡単そうに見えて、
意外と難しい事が多いです。
部品だけに吸着力が働くようにしないと、
整列治具ごと吸引してしまい、離れなくなります。
無理に離そうとすると、部品ごと落ちてしまいます。
また、マグネットを使う場合ですが、
こちらも意外と難しいです。
電磁石にしてしまうと、治具が高価になり、
重くもなります。電線を引っ張って来なければ
ならないというのもうっとうしいです。
ですので、通常は永久磁石を使います。
永久磁石と部品の間に1枚板を挟み込む格好にし、
ハンドルを引くといった動作をすると、
磁石と部品の距離が離れるようにして、
部品をリリースする、という構造です。
最近はネオジム磁石といった強い磁力を持つ物が、
昔より遙かに安価に入手できるようになりましたので、
板越しでも充分な磁力を発揮します。
只、これも実験が要るほど、難しい場合があります。
部品を磁石で吸い付けた瞬間、90°倒れたり
といった事はよく起きます。
部品が磁性体である場合、磁石の磁力が届く範囲内で、
体積が大きい部分に対して、より強い磁力が働きます。
その部分が部品の側面に有ったりすると、
そこを引き寄せようとする力が働くため、
90°倒れようとするのです。
また、部品が単一材質ではなく、内部に磁性体が有る場合、
それを覆っている非磁性体の部品の薄い部分が、
最も磁性体と外部との距離が短いため、磁石はそこを
強力に引き付けようとします。
下手をすると、部品が180°回ってしまう事すらあります。
また、吸い付けた部品は、一時的に磁化されますが、
隣にある部品どうしがお互いにくっつこうとして、
部品が倒れてしまう事もあります。
----------------------------------------------
整列以外でも、実験しないとうまく行くかどうか
分からない事が多いため、確認実験を行なってから、
本番用治具を作るのが無難です。
当然ですが、整列機に並んだままにしておく
わけではなく、並んだ部品を取り出す
必要があります。
取り出し方にもいろいろあります。
---------------------------------------------
まず、整列治具ごと整列機から取り出す方法。
次の工程でも、整列治具上での作業が続く場合は、
部品が並んだまま取り出した方が当然良いです。
整列治具上で、他の部品を上に乗せたり、
圧入したり、レーザーマーカーで刻印したり、
といった作業をそのまま行えるケースが有ります。
但し、整列治具を次の工程で使っている間は、
整列機の方が止まってしまいますので、
その作業を行なっている間の時間を活用して、
同じ部品、もしくは別の部品を並べておいた方が、
効率が上がります。
整列治具が複数枚必要になってしまいますが、
逆に言えば、整列治具を増やすだけで整列機の
能力を上げられますので、作業スペースの
レイアウトをうまく考えれば、整列機の導入台数を
減らせる場合もあります。
----------------------------------------------
次に、整列治具を整列機から一旦取り出して、
他の治具に移す方法。
例えば整列治具には、希望の姿勢とは上下逆に
並んでいる、もしくは90°違う向きで並んでいるなど、
そのままの姿勢では次の工程に持って行けない場合、
他の治具に上下逆になるように引っ繰り返したり、
もしくは90°起こしながら移し替えたり、
といったやり方をします。
部品の向きを変えながら移し替える方法も、
以前のブログで紹介しています。
<「並べたい向きと違うんだけど?」って言われても・・・。>
<整列させた後に、その部品の向きを変える>
<治具を使って部品の向きを変える実例>
--------------------------------------------
更には、整列機から整列治具を外さずに、
並んでいる部品だけを吸着治具やマグネットで
取り出すという方法も有ります。
整列治具に並んでいる向きのまま、
SUS製やカーボン製の治具に移し替えたり
する場合に、よくやる方法です。
SUS製の治具は重く、カーボン製の治具は脆いため、
それを整列機にセットして直接部品を並べるのは
現実的ではありません(穴形状も、部品が並びやすい
形や寸法になっていません)。
また、整列治具と同じ材質で、次工程用に若干
寸法を変えた治具に、整列治具から移し替える
場合もあります。
整列治具は整列に特化した治具ですので、
仮に次の工程でも使える向きに並んでいるとしても、
部品と整列穴のクリアランスが大き過ぎたり、
穴が深過ぎたり、穴の入口の面取りのせいで、
上に乗せる部品がズレやすかったり、
といった事が起こります。
さて、吸着治具は、整列治具上に並んでいる部品を
多数個同時に吸い上げますが、簡単そうに見えて、
意外と難しい事が多いです。
部品だけに吸着力が働くようにしないと、
整列治具ごと吸引してしまい、離れなくなります。
無理に離そうとすると、部品ごと落ちてしまいます。
また、マグネットを使う場合ですが、
こちらも意外と難しいです。
電磁石にしてしまうと、治具が高価になり、
重くもなります。電線を引っ張って来なければ
ならないというのもうっとうしいです。
ですので、通常は永久磁石を使います。
永久磁石と部品の間に1枚板を挟み込む格好にし、
ハンドルを引くといった動作をすると、
磁石と部品の距離が離れるようにして、
部品をリリースする、という構造です。
最近はネオジム磁石といった強い磁力を持つ物が、
昔より遙かに安価に入手できるようになりましたので、
板越しでも充分な磁力を発揮します。
只、これも実験が要るほど、難しい場合があります。
部品を磁石で吸い付けた瞬間、90°倒れたり
といった事はよく起きます。
部品が磁性体である場合、磁石の磁力が届く範囲内で、
体積が大きい部分に対して、より強い磁力が働きます。
その部分が部品の側面に有ったりすると、
そこを引き寄せようとする力が働くため、
90°倒れようとするのです。
また、部品が単一材質ではなく、内部に磁性体が有る場合、
それを覆っている非磁性体の部品の薄い部分が、
最も磁性体と外部との距離が短いため、磁石はそこを
強力に引き付けようとします。
下手をすると、部品が180°回ってしまう事すらあります。
また、吸い付けた部品は、一時的に磁化されますが、
隣にある部品どうしがお互いにくっつこうとして、
部品が倒れてしまう事もあります。
----------------------------------------------
整列以外でも、実験しないとうまく行くかどうか
分からない事が多いため、確認実験を行なってから、
本番用治具を作るのが無難です。