コーヒータイム(余談)
今回のコーヒータイムは、余談とは言え、
本当にコーヒーを飲んでいたら、
不味くなるかも知れない話です。
特に最近というわけでもないですが、
従業員に長時間労働をさせる事に対する、
社会の目が厳しくなって来ました。
ウエステックのお客様は製造業
(電子部品や機械部品などの製造業)ですので、
この業界に限って話をさせて戴きますと、
残業ゼロは確かに理想ですが、現実問題として、
実現するのは難しい会社が多いようです。
量産品を作っている工場では、月々の生産量が
決まっている事が多いものです。
完全週休2日制を採っている会社であれば、
祝日が有る週は勤務日が4日間になってしまいます。
すると、残業無しで5日間の週と同じ生産量を
維持するのは難しくなります。
そのため、大企業でも、製造部門だけ変形時間労働制を
採っている会社は多いです。つまり、祝日が有る週の
土曜日は稼働日にしたり、祝日は無視して土日だけ休む、
といった体制です。週に5日間は働かないと生産が
追い付かない、という理由からです。
一方、受注生産品を作っている工場では、毎月の生産量が
一定している訳ではありません。暇な月もあれば、
忙しい月も有ります。
従業員の生活がありますので、暇な時は半日しか
仕事をしません、という訳にも行きません。
一方で、受注が集中した月は夜遅くまで仕事する、
という事になります。
ご存知の方も多いかと思いますが、ザブロク協定
というものがあり、月々の残業は42~45時間
までなら良しとし、それを越える月は、
年間で6ヶ月以内でなくてはならない、
という取り決めをしたりします。
つまり、臨時的に忙しくなった時は、
そうやって対応しなさい、という事です。
しかし、その忙しさが臨時的かどうかなんて、
誰にもわからないのが現実です。
作る側の都合に合わせて、受注量が増減する
事は有り得ません。
営業担当者も、今月は納期が詰まって大変だから、
来月注文もらおう、なんて悠長な事は
言っていられません。来月は注文自体が無くなる
事も有り得ますし、ライバル会社にその注文を
取られるかも知れません。
一旦注文を取ったら、「すみません、この件の納期は
2ヶ月です(3ヶ月です)」とは言えません。次回から
注文が来なくなってしまいます。
今もらえる注文はできるだけ取ろう、
もらった注文は大事にしよう、
来月は注文が減るかも知れない、
稼げる内に稼いでおこう、と考え、
その後も意外と受注は落ちずに、
結果的に残業時間が45時間を越えた月が
6ヶ月以上になってしまった、という事態は、
普通に起こり得ます。
それならば人を採用し、一人あたりの負荷を
減らしなさい、という事らしいです。
しかし、これも同じ理由から、ハードルが高いです。
その忙しさが、本当に臨時的だったらどうする
のでしょうか?余剰人員を抱える事になります。
正社員ですと簡単には解雇できないため、
派遣労働者を採用し、景気が悪くなった時は
契約を更新しません。言わば派遣労働者を
安全弁代わりに使うという方法が蔓延しました。
それにも批判が集まって来ている事から、
忙しくなって来たら今の人員で残業して
乗り越える、しかないわけです。
昔のように、その業界の全ての会社が景気が良い、
という事は少なくなって来ました。
同業でも、特定の会社だけ忙しい、という事が
増えて来たように思えます。
なので、先行きが読めないのです。業界全体が
景気良ければ、人を増やしてもまず大丈夫、
という判断ができますが、同業他社数社だけが
景気良いと、自社の業績の底上げが
必ずしも期待できません。
ちなみに、今の人手不足は、景気が良くて人手が足りない、
というよりは、若年労働人口の減少が一因のようです。
それだと、事態はかなり深刻です。
追伸 :
残業代ゼロ法案というのが実現される
運びになりそうです。要するに成果主義で、
成果達成したら早く仕事を切り上げてもOK、
達成できなきゃ成果上げるまで働いてね、
という法案です。
早く成果を上げた人は、定時より早く帰る事が
できわけだから残業代ゼロ。
成果が上がらなかった人は、
上がるまで残業しても、残業代ゼロ。
いずれにしても、残業代ゼロです。
今のところ、年収1千万円以上の方限定だそうです。
しかし、じゃあ成果の判断基準って何だ?
という話です。成果が具体的な数字となって
現れる人は良いですが、そうではない人は、
何をもって成果を達成した、と判断される
のでしょうか?
これが、仮に年収500万円以上の人も対象になったら、
成果が具体的な数字となって現れない人の割合が
グッと増えるはずですから、ブラック企業とかに
とっては好都合でしょうね。「成果が出てないから
残業させてます(残業代ゼロで)。もちろん合法ですよ。」
今回のコーヒータイムは、余談とは言え、
本当にコーヒーを飲んでいたら、
不味くなるかも知れない話です。
特に最近というわけでもないですが、
従業員に長時間労働をさせる事に対する、
社会の目が厳しくなって来ました。
ウエステックのお客様は製造業
(電子部品や機械部品などの製造業)ですので、
この業界に限って話をさせて戴きますと、
残業ゼロは確かに理想ですが、現実問題として、
実現するのは難しい会社が多いようです。
量産品を作っている工場では、月々の生産量が
決まっている事が多いものです。
完全週休2日制を採っている会社であれば、
祝日が有る週は勤務日が4日間になってしまいます。
すると、残業無しで5日間の週と同じ生産量を
維持するのは難しくなります。
そのため、大企業でも、製造部門だけ変形時間労働制を
採っている会社は多いです。つまり、祝日が有る週の
土曜日は稼働日にしたり、祝日は無視して土日だけ休む、
といった体制です。週に5日間は働かないと生産が
追い付かない、という理由からです。
一方、受注生産品を作っている工場では、毎月の生産量が
一定している訳ではありません。暇な月もあれば、
忙しい月も有ります。
従業員の生活がありますので、暇な時は半日しか
仕事をしません、という訳にも行きません。
一方で、受注が集中した月は夜遅くまで仕事する、
という事になります。
ご存知の方も多いかと思いますが、ザブロク協定
というものがあり、月々の残業は42~45時間
までなら良しとし、それを越える月は、
年間で6ヶ月以内でなくてはならない、
という取り決めをしたりします。
つまり、臨時的に忙しくなった時は、
そうやって対応しなさい、という事です。
しかし、その忙しさが臨時的かどうかなんて、
誰にもわからないのが現実です。
作る側の都合に合わせて、受注量が増減する
事は有り得ません。
営業担当者も、今月は納期が詰まって大変だから、
来月注文もらおう、なんて悠長な事は
言っていられません。来月は注文自体が無くなる
事も有り得ますし、ライバル会社にその注文を
取られるかも知れません。
一旦注文を取ったら、「すみません、この件の納期は
2ヶ月です(3ヶ月です)」とは言えません。次回から
注文が来なくなってしまいます。
今もらえる注文はできるだけ取ろう、
もらった注文は大事にしよう、
来月は注文が減るかも知れない、
稼げる内に稼いでおこう、と考え、
その後も意外と受注は落ちずに、
結果的に残業時間が45時間を越えた月が
6ヶ月以上になってしまった、という事態は、
普通に起こり得ます。
それならば人を採用し、一人あたりの負荷を
減らしなさい、という事らしいです。
しかし、これも同じ理由から、ハードルが高いです。
その忙しさが、本当に臨時的だったらどうする
のでしょうか?余剰人員を抱える事になります。
正社員ですと簡単には解雇できないため、
派遣労働者を採用し、景気が悪くなった時は
契約を更新しません。言わば派遣労働者を
安全弁代わりに使うという方法が蔓延しました。
それにも批判が集まって来ている事から、
忙しくなって来たら今の人員で残業して
乗り越える、しかないわけです。
昔のように、その業界の全ての会社が景気が良い、
という事は少なくなって来ました。
同業でも、特定の会社だけ忙しい、という事が
増えて来たように思えます。
なので、先行きが読めないのです。業界全体が
景気良ければ、人を増やしてもまず大丈夫、
という判断ができますが、同業他社数社だけが
景気良いと、自社の業績の底上げが
必ずしも期待できません。
ちなみに、今の人手不足は、景気が良くて人手が足りない、
というよりは、若年労働人口の減少が一因のようです。
それだと、事態はかなり深刻です。
追伸 :
残業代ゼロ法案というのが実現される
運びになりそうです。要するに成果主義で、
成果達成したら早く仕事を切り上げてもOK、
達成できなきゃ成果上げるまで働いてね、
という法案です。
早く成果を上げた人は、定時より早く帰る事が
できわけだから残業代ゼロ。
成果が上がらなかった人は、
上がるまで残業しても、残業代ゼロ。
いずれにしても、残業代ゼロです。
今のところ、年収1千万円以上の方限定だそうです。
しかし、じゃあ成果の判断基準って何だ?
という話です。成果が具体的な数字となって
現れる人は良いですが、そうではない人は、
何をもって成果を達成した、と判断される
のでしょうか?
これが、仮に年収500万円以上の人も対象になったら、
成果が具体的な数字となって現れない人の割合が
グッと増えるはずですから、ブラック企業とかに
とっては好都合でしょうね。「成果が出てないから
残業させてます(残業代ゼロで)。もちろん合法ですよ。」