パイル
作詞･作曲:河原健介
編曲:岩塚知生
ずっと頭に鳴り響いてたメロディ
気づけばどうしても思い出せない
アンドゥして拾い出せたらいいのに
思わず口から飛び出した言葉と(下ﾊﾓ)
忘れたことさえ気付いてない記憶は(下ﾊﾓ)
もう取り戻せないって知った(下ﾊﾓ)
いつのまにかこんなに
遠くまで来たんだなんて
感慨はなくもないけど今は
日当たり悪い窓辺に(下ﾊﾓ)
置いたままにしてしまった(下ﾊﾓ)
あの花が気がかりだ(下ﾊﾓ)
車窓の向こうに閃いた
焦燥に目を逸らしたんだ
行き場をなくした言葉が
降り積もって出口塞いでく
｢もしあの時もっと…｣
脳裏に響く声に
打ち込まれたままのパイルが
ふらつきだしてまた
ため息に溺れる
Fu......
知らなくてもいいようなことばかりを
溜め込んでいつでも容量不足
大事なことも見えなくなって
窓に映る自分を
ぼんやり眺めてると
考え過ぎの癖のせいでまた
浮かんでは消えてゆく(下ﾊﾓ)
答えのない問いかけに(下ﾊﾓ)
当てもなく沈み込んでく(下ﾊﾓ)
虚像の向こうに煌めいた
希望に目を凝らしたんだ
未来はいつでもずっと
未来のままで揺らいでる
通りすぎた場所に
手を伸ばしてるより
打ち込まれたままのパイルを
握ってる力を少しずつ緩めて
ドアが閉まる
列車は次の駅へと
違う景色が流れてゆく
車窓の向こうに閃いた
焦燥に目を逸らしたんだ
行き場をなくした言葉が
新しいメロディ紡いでく
こんな日々もきっと
温かく思えるよ
喉元すぎるようにそっと
変わってく季節に
ため息が溶けてく
Fu......
20thシングル「しあわせの花」通販盤収録曲