小西は無敵や!
と思ってる方は、このブログは読まないでくださいね。
どうも、ご無沙汰ブログになっちゃいました、小西でございます(*^^*)
寒さも朝晩は厳しゅうなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか??
さて、今日は、
シーズン中には言いたくなかったことを、ちょっと、ブログに書いてみることにしますね。
テーマは、腰痛。
実は、ちょうど1年前の11月、私は ぎっくり腰になり 一週間練習に入れない日々がありました。
まぁ、ぎっくり腰には、年間5回くらいなるので、すぐ治るだろう、と思っていたんです。
が、なんでか、なかなか治らず、、、
練習に入れないと私自身、自分が許せなくなる性格で
今までは、全く全体練習を抜けることなくやってきたのに、一週間も何をしているのだ!と自分を責める毎日でした。
腰がえらいことになってても、上半身は元気だし、口も動けば見た目は普通。
自分でも、そんな自分がイヤになってた。
ある日、我慢できず、普段飲まない痛み止めを飲み、無理をして、冬の ランニングメニューに入りました。
股関節を動かすたびにくる、激痛を、1歩ずつ耐えながらのポール&ポール。(外野のフェンス際を往復で走るメニュー)
顔は歪むし、涙が勝手にでる。
それでも、練習に入るしか、なかった。
それが原因で、
なんと、ヘルニアを発症してしまったのです。
1週間どころか 1ヶ月を棒に振り、腰は曲がらず、寝ることすら激痛で、どうすればいいのか分からない日々が続きました。
他の選手の目が気になり、無理をしたことでおかした失敗。
いつもは先頭で引っ張っていくランニングメニューも
その時ばかりは入ることすらできず、こんな状態で次の開幕を迎えていいのか不安で仕方なかった。
病院では、リハビリを開始したが、仰向けに寝ることすら涙目になる私に、できる動きはもはや、なかった。
腹筋を、腹圧を入れて、体幹を固めるトレーニングを~ってやろうとしても、腰が痛すぎた。
『こうやって、プロ野球選手は引退していくのか、、、』
と、そこまで考えていた。
そして、一か八かで、先生と相談の上、大嫌いな注射をお願いした。
すると、その直後から、1ヶ月以上私を苦しめた痛みが、あれ??和らいだんです。
ようやくリハビリが開始でき、少しずつ、スローイング練習も始めることができた、12月。
いつ、再発するかもわからないヘルニアとの戦いが、始まった。
と、同時に、ここからは以前も書いた内容になりますが、左側屈が入らないようなフォームに変えることが必要でした。
ヘルニアの部位はよくある腰椎4番5番で、左のみ飛び出していましたので、そこに圧迫がかからないようにフォームを変えないと、この先、投げ続けるのは、厳しい。
とのことでした。
そして完成したフォーム。
その時のモチベーションになったのが、今季で引退された、広島カープの江草投手の、肘、でした。
兄と大学が同じで、兄が現役引退してからもずっと、私のことを気にかけてくださってた江草投手と、
同じ日に病院でお会いしたのですが、
主治医の先生が、診察室に、私も入れてくださったんですよ。
術後の肘の画像は、まるで、縫い合わせた服のように、すごいことになっていたのです。
それでも投げ続けている江草投手。
さらに、その、人柄!!
私のこと心配してる場合じゃないのに、優しさと思いやりが、胸に染みました。
『私は、なんてちっぽけなことで、痛いとか言うてたんや』
そんな思いになりました。
今年からはもう、病院で会うこともないんですが、
プロとして、たくさんのことを教えていただき、この場をかりて、感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました。
そして、長い現役生活、お疲れ様でした。
さて、
皆さんの目には、今シーズンの私、どう映っていました??
『小西は不死身やなぁー』とか
『いつみても元気に動くなー』
『ケガとかせーへんのかなー』って
思ってもらえてたら成功です(笑)
『小西、大丈夫なんかな?』
『痛そうな動きやなー』
と思わせてたら、それはプロとして、アウトです。
でもね、今年を振り返るとね、色々痛かったんですよ。
チームトレーナーの小亀さんと尾崎さんのおかげで、
なんとか試合させてもらえてたことも、何度もありました。
夏前には、ヘルニアなのか、何なのか分からない(病院に行っても手のつけようがないから行かなかった)、変な腰痛を発症したのです。
写真をよく撮ってくださってる方は分かるかもしれませんが、その腰のせいで、お辞儀ができなくなりました。
なので、グランド挨拶も、試合開始の挨拶も、首だけペコリ……になってるはずです(;_;)
開幕時には、肘も激痛で、テーピングまいてたり
腰痛にもテーピング貼ってもらって痛み止め飲んで、
肩なんてしょっちゅう痛むし、
この歳になったから、そりゃー何かとでてくるわけですが、
ファンの方にどんな印象を与えるか!
または、チームメイト、一番はチーム指導者の不安材料にはなりたくない!!
使いにくい選手にはなりたくない!
だから、ユニフォーム着て、球場に出たら、
どんな日でも、全力でプレーする。
そのための準備を、毎日、させてもらってるんだから、できない理由がないはずなんです。
そう思って、過ごしてきました。
そして、この1年も、はっきり言えるのは
試合で、痛みが気になってプレーした日は、1日もない!!
ということ。
色んな方の協力と、期待とで、こうして全力で野球をさせてもらいました。
みんなが、小西を見たい!と思ってもらえるように
また、その思いを感じたら出てくる【アドレナリン】が、何よりもの興奮剤になり、強くしてくれるので、
また、来年も、不死身の小西がお見せできるように
鍛え直していきたいと思います。
今日は文字ばっかり、
読んでくださりありがとうございました。
ファン大感謝祭くらいでしか、皆さんに会えないシーズンなので、恥ずかしいあなたも、よかったら一言コメントくださいね。
このブログで言いたかったことは、
小西も普通の人間だったってことと~
努力なしで活躍してる選手はいないってことと~
体の変化、環境の変化、周りの成長には、自分で適応してついていくこと。
そして、
色々あっても、小西は元気だってこと。
試合はできなかったけど、女王決定戦の日の私のコンディションは、どこも痛みがなくて、完璧でした。
(そこに合わせていたんでしょうね、年間の調子を)
では、ファン感謝祭で、お待ちしてますね。