キットレンズしかなかった頃は24mmが欲しくてたまらなかった

 

ミラーレス用マウントに超広角ズームレンズがラインナップすると聞き昔の記憶が蘇った。

最初はDX機しか持ち合わせがなかったので換算24mmである16mmのレンズになる訳だが、超広角は兎に角高いレンズだった。

もし買っても飽きて使わなくなったらどうしようなんて不安も(誰でも一度は経験するんだなw)

最近は5万円くらいの気に入ったレンズなら何の抵抗も無く買ってしまうのだが、その当時はここまで金銭感覚が麻痺する以前なので辛かった。

 

24mmてどんな世界なのだろうと想像をめぐらし、その当時換算24mmスタートで一万円でお釣りがくるコンデジや超高速連写で画像合成して24mmを更に超える超広角を実現するというコンデジがミッドナイトセールで2万円を大きく切って超お買い得速攻ポチる。これは凄い世界だと夢膨らませた頃が私にもあった。(まさかその後カシオがデジカメやめるなんて一歩先は闇だね)

 

超広角は星を撮るのに最適とか言うのを逆手に取り「じゃあコンデジで星が撮れそうなのを探そう」と言う事でCOOLPIX P330 P340を忘れた頃の中古相場価格落ちでヤフオクに出品されていたのをただ同然で落札したこともあった。

 

コンデジなら飽きて使わなくなっても大して心も懐も痛まないでしょうw

 

 

  Sigma 12-24mm f4.5-5.6 II DG HSMを試す

このレンズはズームしても全長が伸びないインナーズームだが後玉が動く

一眼レフ用なので関係ないがミラーレス用なら後玉は固定で限りなくイメージセンサーに接近して固定されているのが理想だ。

何故かは知らないがミラーレスが一眼レフより優れているのはこのレンズとイメージセンサーの距離にあるらしい。

一眼レフはどう頑張ってもミラーがある分イメージセンサーに近づけるには限界がある。

 

このレンズは当時としては相当デカく重量もありフルサイズのプロ機で丁度バランスが取れる風貌だ。 簡単に言えばミラーレスには不向き。

このシリーズの最新モデルのf4 DG HSM ARTは更に大型化してフィルターサイズが86mmもあり重さは1Kgオーバーである。

まさにワーオなレンズで一眼レフ用ならではの存在感がある。

 

ミラーレスの場合一眼レフとはユーザー層が違うのでなるべく小さく軽いのが好まれる。 そしてレンズが伸び縮みせず格好いいのが好まれるようだ。

それらの理由からズームレンジがちょっと一眼レフ用と違っていたりF値が暗めだったりするのだ。

 

ミラーレスが選ばれる光学的なエビデンスなどこの際どうでもよいのかもしれない。

これらの事を承知の上でレンズを選ぶなら問題は起こらないはずだ。

 

 

12mm D600

 

12mm D600

 

24mm D600

 

 

  まとめ

 

人の勧めは選ぶときは簡単で重宝するが、後で必ず疑問や後悔が付いてくる。