私はソニーのフルサイズミラーレスの魅力を未だに理解できていませんがある仮説が思い浮かびました。

 

1.  ソニーのフルサイズミラーレスを使っている人は元又は現役キャノンユーザーである

 

        突破口は意外なところから出てきました。 あることから私はキャノンの5DMark2の取説   を読む機会がありました。   私はニコンのD5100からデジタル一眼レフを始めましたの   で、あれが最低限のデジタル一眼の機能だと思っていました。  それに比べてもフルサ   イズミラーレスの測光システムは全く未熟と思っていました。 一眼レフのエントリー機種   より劣っているフルサイズミラーレスなど話にならないと考えていたのです。 

   ところが、キャノン5D Mark2の測光システムには私が当然あるだろうと考えていた機能が   ごっそり抜け落ちているのを発見したのです。

      このことからキャノンユーザーなら何の抵抗もなくフルサイズミラーレスを受け入れること   ができたのではないのかという考えが浮びました。

 

2.  キャノン5D Mark2はその昔一眼レフの人気機種

 

    2008年のデジカメに何を求めるのだと思いますが、つい最近まで第一線で使われてい    た人気機種です。  つい最近とはソニーのフルサイズミラーレスが登場(2013年11月)    する時期です。  私がニコンD5100を買った時期と丁度重なります。 私も店頭で出た    ばかりのa7を手に取り「ずいぶん小さなフルサイズ一眼だな」と思ったのを覚えていま     す。 

    所詮ミラーレスだし贅沢なデジカメという印象でした。

   ところが熱い視線を送る一眼レフユーザーがいたんですね、それがキャノンの5D/5D

       Mark2ユーザーだったという私の仮説です。 

      キャノンユーザーが太鼓判押すミラーレスですから売れないわけがないですね。

 

3.  なぜフルサイズミラーレスがキャノンユーザーに受け入れられたのか

 

    ニコンの一眼レフユーザーからすれば私のようなにわかでも分かるミラーレスの測光性    能の低さ、ISOオートで ISO上限設定とシャッタースピードの下限設定は上級機種なら     当然できるものと考えていたのに無い。 ニコンの入門用一眼レフD5100にも備わって    いる機能です。 それなしでどうやって流し撮りをしたり適切な露出設定をするのか、考    えるだけで混乱してしまいます。 キャノンの5D/5D Mark2にはそんな機能はありませ     ん。

 

4. 画期的なギミック「露出補正ダイヤル」

 

     5D/5D Mark2には露出補正ボタンさえありません。 

     露出がMモードの時は露出補正ができません。

     MモードではISOは400に固定です。※1

     ニコンの入門機D5100ならiメニューで露出補正できます。
     P/S/Mモードなら露出補正ボタンが使えます。 

     一眼レフはこれが当然と思っていました。 5D/5D Mark2にはありません。

     ミラーレスカメラには露出補正の専用ダイヤルが付いています。 ※2  

     この露出補正ダイヤルをかなり有り難がる声もあり、ないと困るという声もあります。
     ブッシュマンがコーラの瓶を見つけたときの騒ぎと似ていますw  

     

   ※1 ISOオートの場合M露出モードではISO400で固定となるだけで手動で可変できます。

   ※2 5D/5Dm2/5Dm3/5Dm4ではサブ電子ダイヤルが露出補正に使われます   

    

5.  フォーカスポイントに露出を合わせることなんてしない

    

    5D/5D Mark2とミラーレスはフォーカスポイントに露出を合わせるなんて事もしません。    露出はどこにAFが合焦しようとファインダーの中央のみです。 

    ニコンユーザーなら歯がゆくて仕方ないのですが元から無いのなら気になりませんね 
    ニコンの2011年発売の入門機D5100でさえ一点のAFポイントに露出を合わせることが    できます。 

    そこを指摘しても糠に釘なのは何故なのか、ただただ盲目的なファンなのだとしか思え    ませんでした。 

    まさかフォーカスポイントに露出を合わせられない一眼レフが存在するなんて5D Mark2    の取説を読むまで知りませんでした。 また、その逆もしかりですねw

 

6.   キャノンの一眼レフとソニーのフルサイズミラーレスに敷居は無かった

 

    ソニーはキャノンの一眼レフをモデルにa7を作っているのかもしれませんね

    ニコンではないことは確かだと思います。 越えられない壁があります。