”心の声”はいつからか本当に心の中だけの声になり、
思っていることはただただ我慢していくようになった。
歳の離れた従兄弟の兄たちを追いかけて遊んでいた影響かはわからないが、
私はお人形遊びよりも、自転車で駆け回ったり、虫を追いかける方が好きだった。
小学校に上がれば、たとえ遊びでも運動は男の子に負けたくなかった。
お昼休みも一緒に本気でボール遊びをした。
だが、体育は高学年になれば男女で分けられる。
力の差?何それ。
担任は女子20人を10人ずつの2チームに分ける。
当時の担任はクラスの中でも運動神経の良かった女子5人を1:4で分けた。私は1の方。
勝ったが、女子だけのサッカーは全然つまらなかった。
授業が終わるとなぜか敵チームのリーダーは毎度、毎度必ず怒っていた。私に対して。
理由はボールを持ちすぎらしいがそんなことはないと思う。
試合前、チームメイトにフォーメーションを簡単に説明し、
その通りに動いてもらった。
私はディフェンスに徹した。
この展開になるのがわかっていたから極力ボールには
意識的に触れていなかった。
私のチームメイトは
あなたは悪くないよ、指示があったおかげで楽しかったと、嫉妬だよただの気にしないでと声をかけてくれた。
不思議なことにこの怒っているクラスメイトは、
同じチームの時、休み時間や放課後は私と遊びたがり、よく話しかけてくるのだ。
女子特有のこの感じが苦手だ。
中学に上がると、A子という仲のいい友人ができた。
彼女とはすぐに意気投合し、互いを尊敬し合える関係だった。
しかし、ここでも嫉妬があった。
ある日、私とA子との仲を裂きたかったB子が
私にA子の私に対する悪口を吹き込んできた。
A子に絶大な信頼を置いていた私は
そんなことをA子が言うわけない。と信じなかった。
私たちの関係が壊れなかった。B子はつまらない。
数日後B子はA子に私の悪口を吹き込んだ。
B子の思い描いた方向に状況は進んだ。
大人になるまで私はA子と口を聞くことはなかった。
私はいつもどこで何を間違えているの?
毎日朝が来るのが嫌だった。