◆牛丼大手チェーンの吉野家では、
これまで試験的に展開していた「家族向け店舗」を本格展開することを決定。
ファミリー型店舗は、従来のU字型カウンターを減少あるいは廃止し、
2~8人程度のテーブル席を中心とした客席配置を行なう。
ミニサイズのどんぶりも用意するなど、
これまでの試験店舗にはなかった家族連れに対応したサービスを追加で行なう。
◆このファミリー型店舗では、
座席数が約一割増えるが、客の滞在時間が長くなり、回転数の減少が見込まれる。
従来の客層のみを狙うならば、結果的に客数減、収益減を招きかねない決定だ。
◆しかし、郊外の店舗など比較的男性一人の客が少ない店舗では、
むしろ客層を女性やファミリー、高齢者などにも広げることで
ピーク時以外の空席を減らすことが売り上げ増に重要との見込み。
◆5月に試験導入した一部の新型店では、
来客数と売り上げが共に10%前後伸びているという話。
今回のファミリー向け店舗展開は、3年をかけて、郊外の約600店(全店舗の6割にあたる)を改装。
投資額は約百億円。
◆また、都市部の店舗については、
従来の客層のために、メニューを牛丼のみに絞り、よりスムーズなサービスを行なう店舗と、
女性などが入りやすいようにメニューや座席を改装する店舗に
はっきりと区分していく予定。
◆「男の牛丼の吉野家」というイメージを払拭する戦略が、吉と出るか凶と出るか。
その結果は、改装店舗の選出、メニュー改革の内容など細かい点にかかってきそうだ。
◆食欲の秋。
吉野家のイチ・牛丼ファンとしては、
多角化もいいけれど、
吉野家のオリジナルな牛丼の味だけは、いつまでも永遠に、未来永劫に残してほしい!
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