RCZを購入してからずっと気に入らなかったコーナリング特性を変えることをずっと考えていて、どうしてもフロントのキャンバー角を標準よりネガに0.3度ぐらい振りたいと考えていましたが、残念ながらこの車は調整できるようになっていないので、どうやって調整するか検討していました。

車高を落とせば、丁度そのぐらいキャンバー角度が変わると思いましたが、そもそもフロントのオーバーハングが長くてあちこち擦りそうなのと、ちょっと路面のラフなワインディングを走るとフルバンプしちゃいそうなので、車高は落としたくないなって。

市販のキャンバー調整ボルトを使うことも考えていましたが、元々ボルトが12mmと細く、そのキャンバー調整ボルトだと一番細いところが9mmになってしまうので不安なので却下。それにボルトだけでは変更できない構造になっていて、純正のショックだとナックル側ときっちりはまり込む構造になっているため角度が変えられないので一部を削る必要がある。たまたまビルシュタインに交換しているので幸いまだ少し隙間があるので、狙った変更角度ぐらいなら削らなくても動かせるかなと。

写真:純正
ピッタリエッジがハマっているので角度が振れません。

写真:ビルシュタイン
エッジ部に隙間があるので少しなら動かせる。

ナックル側は加工したくないので、ショック側のマウント穴の下側のみを12mmから13mmに広げて、その穴の余裕分だけ寄せて取り付けてキャンバー角を振りました。


写真ではわかりにくいですが、結果的に標準値ー0.4度から

ー0.7~ー0.8度ぐらいになったので、ほぼ狙い通りの値になりました。

キャンバー角を振ったので、トーがアウトになってしまったので、トーインをいつものコンベックスを使った方法で調整して完了。

で、乗った感触は・・・
あぁこれこれ、この感覚よってね。
良さげですね、コーナリングでのリヤヘの荷重移動のタイミングが早くなったしスムース。コーナリング中のステアリングの応答もシャープになった。

わかっちゃいたけどもっと早くやれば良かったなっておもいました。笑