RCZのエンジンオイルを交換しなきゃって思ったら、交換するならその前に燃焼室にまたクリーナー吹き込んで少しでもカーボン落とすかってなって、ついでならその確認もしてみようと。
で、まず始めはプラグを外す。コイルのコネクターを抜きコイルを外し、プラグを抜く。
プラグソケットはダブルヘックス(12角)の14mm、エクステンションはプラグソケットが脱落しないようにロックできる物が便利。
プラグは特に問題は無さそう。
プラグホールからファイバースコープで燃焼室内部の確認。
次に洗浄剤(CRCエンジンコンディショナー)をプラグホールから吹き込む。
プラグ、コイルを復帰している時間放置で洗浄剤を浸透させる。プラグの締付は23Nmだったかな?
エンジンを始動し洗浄剤とカーボンを飛ばす。
エンジン始動直後は白煙モクモク・・・
白煙が消えてしばらくしたらエンジンを切り、少し冷やしてまたプラグを外し、ファイバースコープで再び内部を確認。
写真上段は洗浄前、下段は洗浄後、左側がピストン上面、右側はIN側側面。
洗浄剤吹き込むだけでもピストン周りのカーボンは落ちるようですね。これだけでも走ってだいぶ違うんだから綺麗に落とせたらさぞいいんでしょうけどねぇ。
で、これをやるとエンジンオイルにも汚れが混入するんでオイル交換です。オイルはGulfのオイルにワコーズのパワーシールドを添加してます。オイル6Lに1本みたいな感じで。
でも次回からオイルは変えようと思います。
なぜなら燃焼室内の写真を確認すると白い結晶が確認できたからです。これはオイルの成分(カルシウム)ですが、これが出ていることがシリンダーが摩耗し、オイル消費が多くなる原因なので、次回から対策オイルに変更します。
対策オイルはカルシウムに代わってモリブデンが入っています。オイルの規格で言うと、SN PLUSグレードというのがそれで、最近ではSPグレートというのもそれに値します。
この現象はLSPI( Low Speed Pre Ignition )と呼ばれるもので、メーカー問わずダウンサイジング直噴ターボエンジンで多発しています。興味のある人は調べてみてください。
ということで、SN PLUSのオイルは完全な化学合成油になるのでお値段も高いので、リーズナブルなオイルを選んだらこれになりました。笑
ほとんどが0W-30とかなんで5W-40を選ぼうとすると選択肢があまりない。
ちょっとだけカーボンが落ちただけなのでエンジンは快調になりましたね。
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