英語を勉強する際にいちばん大切なのは単語と,

それを使って相手に自分が言いたいことを伝えるための単語の並び方(文型)だと思います。

 

ですが,勉強を進めていくにつれていろいろな疑問が湧いてきます。

その中の一つが「前置詞」です。

 

その「前置詞」だけに焦点を当てて

勉強してみましょう!

 

 

 

前置詞の働きは?

 

 前置詞という言葉を分解すると

「前置」+「詞」なので

「何かの前に置く」「言葉」ですね。

 

何の前に置くかというと「名詞」です。

あるいは名詞の働きをするようなものの前に置きます。

 

      前置詞+名詞  

例)

  at noon

  in the morning

  on Sunday

 

文の中での働きは?

この「前置詞+名詞」が英文の中でどのような働きをするかと言えば,

大きく言えば2つしかありません。

 

形容詞的なものとして名詞を修飾するか,

 

副詞的なものとして動詞を修飾するかです。

 

〈形容詞的な働き〉

「形容詞」というのは名詞を説明(=修飾)する語を指します。

 

限定用法 直接名詞を修飾する用法です。

 Look at the man on the bench. (ベンチの男性をごらん)

     on the bench が直前の the man がどこにいるのかを説明しています。

 

    A bird in the hand is worth two in the bush.

  (手の中の一羽の鳥は藪の中の2羽の鳥の価値がある)

    in the hand が直前の a bird を説明しています。

    また

    in the bush が直前の two ( = two birds )を説明しています。  

 

叙述用法(補語としての働き)

  I found it of no help.   *of no help = helpless

  (私はそれが何の役にも立たないと分かった)

    I : S 

    foudn : V 

    it : O 

    of no help : C

 

〈副詞的な働き〉

「副詞」というのは動詞や形容詞・副詞を修飾する語を指します。

 

  I was born in Sapporo.(私は札幌で生まれた)

  in Sapporo は「生まれた(was born)」場所を説明しています。

  つまり,動詞を修飾しています。

 

  They finished it with ease. (私はそれを簡単に終えた)

  with ease(簡単に)は

  それ(itIを「どんな風に」終えた(finished)のかを説明しています。

  つまり,動詞を修飾する語句です。

 

【まとめ】

《前置詞+名詞》は

形容詞副詞の役割をする!