私が十五歳の頃、ビージーズの

「マサチューセッツ」

 という歌が流行った。

そのころ恋に恋していた私は、

「愛する女性にこの歌を聞かせたい」

 と心の底から願っていた。

それまで、姉の友達ばかりと遊んでいたが、だんだんそれが苦痛になり、避けるようになっていった。

「モンティーは冷たい」

 と言われたが、私の態度は変わらなかった。

同級生や、年下の女性と親しくするようになったのである。

大人への階段を歩き始めたのである。