「日本では孤独な六十歳以上の女性が多い。若い男性にちょっかいを出して、大きなトラブルになるケースもある」

 私が知り合いの外国人にこう言うと、

「どの国も一緒ですよ」

 とアメリカ人とフランス人が言った。

「おばあちゃんがもてる国があったら教えてくれ」

 とロシア人男性が言う。

私が幼い頃、六十歳を越えた女性は、

「棺おけに片足をつっこんだおばあちゃん」

 という感じだった。

しかし今は違う。

「仕事をばりばりとして、恋に恋する」

 のである。

だが、現実は厳しい。

「滅多やたらに孤独な六十歳以上の女性が多い」

 これが動かし難い現実なのである。

「黛じゅんさんの生き様」

 が今から六十歳を向かえようとする女性たちの

「生きた教科書」

 であってもらいたい。