たまには真面目な話を(笑)。
新聞は、事実を書くのではなく、書きたいことを書くのだ。
という名言があるかどうかは知りませんが(笑)今日6/29付け日経新聞企業面を見て頭をかしげました。
●安売りは善か悪か 「最後の手段」安易に頼るな
というコラムが載っています。セブンイレブンがお弁当やサンドイッチなどデイリー商品に対する加盟店の独自値引きを制限していたのは、独禁法違反に当たる、として公取が排除命令を出した一件です。タイトルからして、視点がハッキリしていますね(笑)。
セブンイレブン=ヨーカドーグループは、日本最大の流通業。批判するより持ち上げたい気持ちはわかりますが、事実を曲げて(あるいは意図的な勘違いで?)書いてはいけませんよね。
<業界の優等生で、お手本とされる同社がなぜ、消費者が喜び、環境にも優しいはずの値引き販売を制限しようとしていたのか。それは同社に組み込まれた利益最大志向にある。経営指導料として本部が店から売上高の一定率を徴収するとしよう。店は売り上げ至上主義を余儀なくされ、利益を削る値引きに傾く恐れがある。本部は栄えるが、それは一時的。利益がとれない店は疲弊し、脱退も出て本部の取り分も減る。
指導料を利益から受け取るとどうなるか。利益を山分けするから最大化への意識が両者に芽生え、結果として共存共栄関係を築ける。>
しかし、公取の認定は、「加盟店で廃棄された商品の原価相当額の全額が加盟者の負担となる仕組み」であり「当該ロイヤルティの額が加盟店で廃棄された商品の原価相当額の多寡に左右されない」と説明しています。セブンイレブンも「廃棄に係るデイリー商品の原価相当額は、加盟店様が負担する」と明言しています。
つまり、「売れようが廃棄処分しようが、仕入れ価格+ロイヤリティは全額いただきます」という以上、店からすれば、値引きして売り切るのは利益を削るのではなく、赤字を削るということです。逆にいえばセブンイレブンからすると、店が仕入れるほど儲かるということ。日経記者(田中 陽)氏が正しいとすると、セブンイレブンは売上至上主義そのものになってしまうんですが…。だとしたら氏の言うとおり「店は疲弊」するはず。ところが、コラムは180度逆転した方向に引っ張ります。
「値引きは善か悪か……」(※注 もちろん、その後悪だと示唆します)
ちょっと頭の体操をしてみましょう。
A)2万円分の弁当を仕入れ、半分が売れ、半分を破棄したとすると、加盟店の売上げは1万円。原価を70%とすると、1万4000円で仕入れたことになりますから、4000円の赤字になります。
B)もし残りの1万円分を半額で全部売ったとすると、5000円ですから、1000円の黒字が確保されたことになります。このとき、加盟店が本部に支払うロイヤリティは、AもBも同じだとしたら、どっちを選ぶべきでしょうか?
ちなみにコンビニは、売上総利益(この中には、売れ残り処分したものも売れたものとして計算される)のかなりの金額を本部が取る、といわれています。45%という場合もあるので、上の例で言えば(人件費など原価を仮に10%とすると)(6000円-2万×10%)×45%=1800円を取られるということ。Aだったら赤字は5800円に拡大し、Bだったら800円で済むということですね。
ただし、小売店が自己責任で仕入れるのは当然のこと(セブンイレブンの言うとおり、だからこそ、仕入れに全神経を注ぎ、売れ残りを減らそうとする)。問題は自己責任で買ったなら、自己責任で処分していいだろ、という加盟店の主張と、それではブランドが維持できないとか、他の加盟店に迷惑が及ぶから困る、ということです。
スーパーで買えば118円で買えるペットボトルを、どうして147円払ってコンビニで買うのでしょうか?それは家から近いとか24時間買えるとか、時間という価値を買っているからに他なりません。定価で売る代わりにいつでも買えます、というビジネスモデルがすごかったからこそ、コンビニは急成長したのでしょう。どんなビジネスでも成長すると成長の要因が、新たな障壁になることがあります。コンビニという形態は正しいのだとすれば、時代に合わせて、変化させていけばいいのと、セブンイレブンは考えているはずです。実際同社はすぐさま対応策を発表しました。
それが効果的な対応策かどうかという指摘は、重要でしょう。<薄利多売のモデルは通用しない>などというステレオタイプな結論の前に、新聞が指摘するべきことがあるんじゃないのかな?
1000円高速道路を満喫中、福井県南条SAに立ち寄ったら、スタバがあるじゃないですか!(福井県2か所目のスタバだとか?)
こうみえてもかつて スタバの本を編集したことのある身。当然よってきました-。
私が企画編集したのは、『スターバックス マニアックス』。作者の小石原はるかさんのスーパー努力によって、素晴らしい内容に仕上がったこともあり、一社のカフェを案内する文庫本としては異例の大ヒットをしました。
企画を当時の小学館文庫の責任者(現在は、小説家として活躍されている山本音也さん)に持ち込んだところ、「タバコを吸えない珈琲屋さんの本が売れるのか?オレは入れないからな(笑)」と一言笑ってOKしてくれたことが懐かしく思い出されます。
スターバックスコーヒージャパンの社長(当時)・角田雄二さんに直談判して、取材OKをいただき、角田社長から、バリスタから、ハワードシュルツ会長までありとあらゆる人をインタビューしましたねー。でも、じつはこの本のいちばんのウリは、小石原はるかさんとデザイナーが作り上げた、美しい、カスタムオーダーマニュアルと、レシピ表なんですね。まだ若干なら書店にあると思いますから、ぜひご覧ください。
ちなみにシュルツ会長のインタビューは、指定によって、赤坂にあるスタバ店内で行いました!
調べてみたら、スタバは、いまや高速道路に25か所もあるんですね! 第1号は2007年の足柄SAのようです。南条のスタバは、店内がメチャクチャにうるさくて(氷を砕く音で……千客万来なんでしょうが耐えられませんでした)、外で飲むしかありませんでした(笑)
こうみえてもかつて スタバの本を編集したことのある身。当然よってきました-。
私が企画編集したのは、『スターバックス マニアックス』。作者の小石原はるかさんのスーパー努力によって、素晴らしい内容に仕上がったこともあり、一社のカフェを案内する文庫本としては異例の大ヒットをしました。
企画を当時の小学館文庫の責任者(現在は、小説家として活躍されている山本音也さん)に持ち込んだところ、「タバコを吸えない珈琲屋さんの本が売れるのか?オレは入れないからな(笑)」と一言笑ってOKしてくれたことが懐かしく思い出されます。
スターバックスコーヒージャパンの社長(当時)・角田雄二さんに直談判して、取材OKをいただき、角田社長から、バリスタから、ハワードシュルツ会長までありとあらゆる人をインタビューしましたねー。でも、じつはこの本のいちばんのウリは、小石原はるかさんとデザイナーが作り上げた、美しい、カスタムオーダーマニュアルと、レシピ表なんですね。まだ若干なら書店にあると思いますから、ぜひご覧ください。
ちなみにシュルツ会長のインタビューは、指定によって、赤坂にあるスタバ店内で行いました!
調べてみたら、スタバは、いまや高速道路に25か所もあるんですね! 第1号は2007年の足柄SAのようです。南条のスタバは、店内がメチャクチャにうるさくて(氷を砕く音で……千客万来なんでしょうが耐えられませんでした)、外で飲むしかありませんでした(笑)


