ものすごい久しぶりでほぼ放置していたブログですが、現在6帖用エアコン1台での全館冷房(除湿)が

概ね上手くいっていますので、情報共有として公開します。

 

尚、この情報はあくまでも我が家での実績であり、一条工務店や私が結果を保証するものでは在りませんのでご了承ください。


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我が家の吹き抜けへのエアコン後付け工事自体は1年前の2018年7月頃には完了しておりました。

お盆休みで時間が取れたため、記録を兼ねてブログにします。

 

<当初の追加工事希望案>

(1)追加エアコン用の外壁スリーブ工事および内壁の穴あけ加工およびコンセント追加

(2)室内エアパス用ファンの敷設工事

 

当初はエアパスファンも合わせて設置しようとしましたが、i-smartでのエアコン後付けだけでも難易度が高い為、まずはエアコン工事のみで全館空調(除湿)出来るか試す事としました。

 

 

<工事費用見積と詳細>

エアコン 日立エアコンVシリーズ(Wシリーズの業者向け)RAS-V22H  93,900円

配管材料費  22,000円

足場設置  25,000円

取付工事費  29,000円

コア抜き(壁の穴開け)  12,000円

エアコン用コンセント増設工事  23,000円

雑工事・雑材料・養生費  8,000円

 

最終総額:240,213円(税込)

 

 

<課題と対策>

エアコン後付け工事における最大の課題は「専用電源の引き込み」です。

 

一条工務店は、通常の分岐電源ラインからのエアコン電源供給は認めていません。

しかしi-smartの様な枠組工法の場合、新規の専用電源ラインの導入は困難です。

電源供給出来ない場合は、壁の穴開け工事も請け負ってくれません。

 

我が家の場合は、二階洋室に先行してエアコン専用コンセントを取り付けており、二階への電源引き込みルートの関係で、運よく洋室の専用電源ラインを利用することで対応出来ました。

 

また、いざ設置となっても配置に課題があります。

エアコンはメンテナンス性を考えて出来るだけ二階階段ホール側に設置したいと考えました。

 

そこで採用したエアコンが、日立の白くまくんWシリーズです。

[くらしカメラ]・[カラッと除湿]搭載、充実機能のスリムエアコン

 

最大の特徴がその本体薄さで、狭い空間にも設置可能です。

下にカーテンレール等がある場合

もちろん日立のエアコンですので再熱除湿機能も付いております。

 

このエアコンを採用することで、一条の室内扉の上にもエアコンを配置することが可能となりました。

 

しかし、配管が階段部分に出てしまったため、足場設置が必要となり別途費用は発生しています。

 

 

配管は主寝室に設置したクローゼット内部を通って、左端の穴から室外へと繋がっています。

当初は右端にあるブックシェルフから配管を通せないか交渉したのですが、ここに穴を開けてもエアコン配管の取り回しが出来ないとのことで、吹き抜け側で配管を一部伸ばしてからクローゼット側に通しています。

 

 

コア抜き(壁の穴開け)は職人さんが必要最低限でタイルカットして頂きました!

 

 

<結果と考察>

エアコンが吹き抜け二階かつ家の中央に配置されている為、一台で概ね全館空調(除湿)が出来ております(温度25~28℃、相対湿度40~60%、絶対湿度9~12g/cm3)。

 

ただ、エアパスファンが無い為、室内の扉は基本常時開けている状態になっています。

扉を完全に閉めてしまうと、室内の温度が1~2℃、相対湿度5~10RH%程度上昇してしまいます。

エアコンはロスガードの排気口(RA)付近に設置されている為、扉を閉めたとしてもロスガードの全熱交換器経由で換気と温調機能は有しているはずですが、やはり人の発熱、発汗による影響が出てしまうと考えられます。

 

また、我が家は浴室を常時乾燥させる為、風呂上り後に湿度の高い空気を室内に拡散しているのですが、浴室に隣接する和室の温湿度が一時的に上昇して再び下がるまで2~3時間程度は掛かります(浴室の湿度が下がるまで影響を受ける)。

やはり一台の場合は、離れた空間の空調(除湿)能力にタイムラグが生じてしまう為、入り組んだ間取りや大きな家の場合は、エアコン配置にかなり工夫が必要かと思います。

 

ランニングコスト(電気代)としては、以前(2016年、2017年)の各階1台運転と比較すると、夏場で月1000円程度の電気代削減ですが、今後は必要なエアコンが1台で済むことによるイニシャルコスト削減効果が大きいと考えられます。

また、冬場も熱源として吹き抜けのエアコンを併用しています(ロスガード経由での全館温調)。

床暖房は床面の補助熱源として使用しており、設定温度を下げることで冬場の電気代削減にも寄与していると思われます。

 

 

<結論>

i-smart(枠組工法)でのエアコン後付け工事は難易度が高い為、自ら条件を揃えることが出来る方のみ実施することをお薦めします。

各階1台運転でも全館冷房(除湿)は可能ですし、複雑な間取りや大きなお宅では各階1台の方が好ましいでしょう。

また、1台での全館冷房(除湿)では、エアパスファンやサーキュレータ等の換気設備も重要となります。

最近ではエアパスファンもオプション取扱があるとのことで、フエッピーさんの想いも少しづつ形になっているのではないでしょうか。

 

更なる一条住宅の発展を祈願して閉めたいと思います。

 

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