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ウェンディの別段必要のない雑談

日記のようなものです。好きなもの、映画や食べ物、お酒の感想など。


今日締切のESがあるのになぜかブログ更新、乱心のウェンディです。

わたしは今期美術史日本という授業をとっていて、飛鳥~鎌倉時代の仏像について勉強しています。

元々仏像は好きでしたし、かなり基本的なところから説明してもらえるのでわかりやすく面白い授業です。今日は法隆寺の釈迦三尊像の講義だったんですが、そもそもの仏教遺跡や仏像の起こりについてもお話があって、知らなかったというか驚いたことがあったので覚書。

わたしは広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像が仏像では一番好きです。ミーハーです。
半跏思惟像をはじめ仏像は少し微笑んだようにも見える表情からアルカイックスマイルという表現をされることがよくありますよね。わたしもなんの違和感もなくそう書かれた文献やウェブサイトを見てきました。

でも!日本の、ひいてはインドやネパール、中国などすべての仏教美術とアルカイックは全く関係がないんです。

そもそもアルカイックというのは古代ギリシアの紀元前6世紀?頃の彫刻の時代区分であるアルカイック期のことを示していて、確かに微笑んだ表情が特徴の時代です。
でも、仏教美術にギリシアの影響がもたらされたのはアレキサンダー大王の遠征がきっかけですからもっと先、紀元前4世紀くらいのことです(確か、、あんまり年代に自信がない)。

かなりの時が経っていますし、何よりその頃にはもうアルカイック期の様式は完全に廃れています。
ギリシア彫刻は大きくアルカイック期、クラシック期、ヘレニズム期の3つに分けられます。
あまり写実的ではなく左右対称・微笑みなど形式的な美しさを持つアルカイック期に反してクラシック期、ヘレニズム期には自然主義のあるがままの姿を表現するようになり、彫刻に微笑みを表現することは無くなります。ほとんどの作品が笑っていません。ヘレニズム期にはミロのヴィーナスやラオコーンなど有名な彫刻が作られましたが、どれも笑ってないですよね。

完全に廃れたアルカイック期の表現が後の仏教美術に伝わっていたとは考えにくいです。
確かに仏像は微笑んでいるけれど、それをアルカイックスマイルと表現するのはかなりおかしいということですね。

多くのウェブサイトや書籍で仏像のアルカイックスマイルについて書かれており、今更わたしが間違いだと言い張っても仕方のないことですが、知ってしまった以上これからは使えない表現だな、と。

勉強になったな~
落ち着いたら寺社仏閣巡りたいなあ。
では~