【題名】ステキな金縛り
【監督・脚本】三谷幸喜
【出演】宝生エミ〔弁護士。父は立派な弁護士。更科六兵衛が見える〕 -深津絵里
更科六兵衛〔証人の落ち武者の幽霊〕 - 西田敏行
速水悠〔弁護士。宝生エミのボス。更科六兵衛が見えない〕 - 阿部寛
小佐野徹〔検事。更科六兵衛の存在を信じない〕 - 中井貴一
菅仁〔裁判長。更科六兵衛が見えない〕 - 小林隆
矢部五郎〔被告人。鈴子の夫。更科六兵衛が見える〕 - KAN
矢部鈴子〔美術品バイヤー。更科六兵衛が見えない〕- 竹内結子
日野風子〔化粧品会社・社長〕 - 竹内結子（一人二役）
日野勉〔風子の夫、鈴子の愛人。更科六兵衛が見えない〕 - 山本耕史
木戸健一〔歴史学者。更科六兵衛の子孫。更科六兵衛が見えない〕 - 浅野忠信
阿倍つくつく〔陰陽師。阿部清明の友人の子孫。更科六兵衛が見えない〕 - 市村正親
宝生輝夫〔弁護士でエミの亡き父〕 - 草彅剛
工藤万亀夫〔エミの恋人。売れない俳優。更科六兵衛が見えない〕 - 木下隆行 （TKO）
段田譲治〔向こうの世界から来た男〕 - 小日向文世
日村たまる〔法廷画家。更科六兵衛が見える〕 - 山本亘
旅館「しかばね荘」の女将・猪瀬 - 戸田恵子
旅館「しかばね荘」の主人・猪瀬 - 浅野和之
占部薫〔タクシー運転手。更科六兵衛が見えない〕 - 生瀬勝久
伊勢谷〔トラック運転手。更科六兵衛が見える〕 - 梶原善
野島〔スモーク係。更科六兵衛が見えない〕 - 阿南健治
心霊研究家 - 近藤芳正
村田大樹〔まだ売れていない役者。更科六兵衛が見えない〕 - 佐藤浩市
前田くま〔ウェイトレス。更科六兵衛が見えない〕 - 深田恭子
悲鳴の女〔コールガール。更科六兵衛が見える〕 - 篠原涼子
ドクター - 唐沢寿明
ラブ - ナナ（声：山寺宏一）
漆原森太郎 - 相島一之
ナース - 西原亜希
弁護士〔勝訴を持つ男〕 - 大泉洋（※エンドロールのみ出演）
裁判官（左側）－中村靖日
【主題歌】「ONCE IN A BLUE MOON」
曲のタイトルは本作品のサブタイトルと同じ。
作詞を三谷監督が手がけたオリジナルソングで深津絵里と西田敏行のデュエット。
法廷シーンで登場する殺人事件の容疑者・矢部五郎役のKAN、
エミの前に立ちはだかる敏腕エリート検事・小佐野徹役の中井貴一、
エミの弁護士事務所のボス・速水悠役の阿部寛、
裁判官・菅仁役の小林隆が「法廷ボーイズ」としてコーラスを担当。
２０１１年 日本映画
【ストーリー】
エミ（深津絵里）は立派な弁護士だったが若くして亡くなった父の遺志を継いだ弁護士。
が、失敗続きで、依頼人からクビにされ、後がない三流弁護士。
彼女が新しく担当になったのは、とある殺人事件。
被告人は無実を主張。完璧なアリバイがあるという。
なんと事件当夜、旅館の一室で金縛りにあっていたというのだ。
無実を証明できるのは一晩中彼の上にのしかかっていた落ち武者の幽霊だけ。
エミはその幽霊、六兵衛（西田敏行）に会い、彼を証人として法廷に召喚する。
しかしこの六兵衛の姿は、すべての人に見えるわけではなかった。
しかも検察側は、一切の超常現象を信じない敏腕カタブツ検事、小佐野（中井貴一）が担当。
無実の人を罪人にはできないという思いで、人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に、敵に内通したという無実の罪で首をはねられて無念の死を遂げた落ち武者の間に生まれた奇妙な友情。
幽霊が証言台に立ってどのように無実を証明するのか、そのおもしろおかしいやりとりの結果、真犯人も見つけることができ、最後はHappy Endでめでたし、めでたし。
【感想】
期待通りの三谷コメディで大いに笑えた。
制作のバックにフジテレビがついているので、宣伝過剰な気がしないでもないが、おもしろい。
そもそも落ち武者の幽霊を裁判の証人にという設定が、荒唐無稽な設定だが、その現実の疑問を忘れさせてくれるストーリー展開、それを支える役者さんの確かな演技。
三谷ワールドに引き込まれてしまいました。
私は深津絵里のファンではありませんが、ダメだけど必死にがんばる弁護士を実に可愛く伸び伸びと演じている。こんな演技のできる女優さんなんだと認識を新たにしました。
西田敏行、中井貴一はいうまでもなく、すばらしい。
裁判長の小林隆はいい味を出してます。
三谷作品の常連とも言うべき俳優陣が、主要キャスト以外にも小さな役や以前と同じキャラクターで登場している。
設定、ストーリーからして笑える要素が満載であり、かつ、それぞれの俳優が小さな役でもしっかりと笑いを取るところがいい。
たとえばタクシー運転手の生瀬勝久、売れない俳優の佐藤浩市（マジックアワーと同じ！）
さすがに舞台の脚本書きで笑いのツボを押さえているから、映画のよさを上手に活用できている。
さらに俳優の個性やキャラクターがわかっているから、無理ない演技で俳優も笑いが取れる。
大いに笑えて、気持ちがスッキリする作品でした。
エンディングに流れる主題歌は深津絵里と西田敏行のデュエット。
西田敏行の歌唱力は昔から知れているところ。
深津絵里がこんなにも歌が上手だとは初めて知った。
評価：★★★★☆（非常におもしろいが、若干アクが強いので、万人受けは？）
【監督・脚本】三谷幸喜
【出演】宝生エミ〔弁護士。父は立派な弁護士。更科六兵衛が見える〕 -深津絵里
更科六兵衛〔証人の落ち武者の幽霊〕 - 西田敏行
速水悠〔弁護士。宝生エミのボス。更科六兵衛が見えない〕 - 阿部寛
小佐野徹〔検事。更科六兵衛の存在を信じない〕 - 中井貴一
菅仁〔裁判長。更科六兵衛が見えない〕 - 小林隆
矢部五郎〔被告人。鈴子の夫。更科六兵衛が見える〕 - KAN
矢部鈴子〔美術品バイヤー。更科六兵衛が見えない〕- 竹内結子
日野風子〔化粧品会社・社長〕 - 竹内結子（一人二役）
日野勉〔風子の夫、鈴子の愛人。更科六兵衛が見えない〕 - 山本耕史
木戸健一〔歴史学者。更科六兵衛の子孫。更科六兵衛が見えない〕 - 浅野忠信
阿倍つくつく〔陰陽師。阿部清明の友人の子孫。更科六兵衛が見えない〕 - 市村正親
宝生輝夫〔弁護士でエミの亡き父〕 - 草彅剛
工藤万亀夫〔エミの恋人。売れない俳優。更科六兵衛が見えない〕 - 木下隆行 （TKO）
段田譲治〔向こうの世界から来た男〕 - 小日向文世
日村たまる〔法廷画家。更科六兵衛が見える〕 - 山本亘
旅館「しかばね荘」の女将・猪瀬 - 戸田恵子
旅館「しかばね荘」の主人・猪瀬 - 浅野和之
占部薫〔タクシー運転手。更科六兵衛が見えない〕 - 生瀬勝久
伊勢谷〔トラック運転手。更科六兵衛が見える〕 - 梶原善
野島〔スモーク係。更科六兵衛が見えない〕 - 阿南健治
心霊研究家 - 近藤芳正
村田大樹〔まだ売れていない役者。更科六兵衛が見えない〕 - 佐藤浩市
前田くま〔ウェイトレス。更科六兵衛が見えない〕 - 深田恭子
悲鳴の女〔コールガール。更科六兵衛が見える〕 - 篠原涼子
ドクター - 唐沢寿明
ラブ - ナナ（声：山寺宏一）
漆原森太郎 - 相島一之
ナース - 西原亜希
弁護士〔勝訴を持つ男〕 - 大泉洋（※エンドロールのみ出演）
裁判官（左側）－中村靖日
【主題歌】「ONCE IN A BLUE MOON」
曲のタイトルは本作品のサブタイトルと同じ。
作詞を三谷監督が手がけたオリジナルソングで深津絵里と西田敏行のデュエット。
法廷シーンで登場する殺人事件の容疑者・矢部五郎役のKAN、
エミの前に立ちはだかる敏腕エリート検事・小佐野徹役の中井貴一、
エミの弁護士事務所のボス・速水悠役の阿部寛、
裁判官・菅仁役の小林隆が「法廷ボーイズ」としてコーラスを担当。
２０１１年 日本映画
【ストーリー】
エミ（深津絵里）は立派な弁護士だったが若くして亡くなった父の遺志を継いだ弁護士。
が、失敗続きで、依頼人からクビにされ、後がない三流弁護士。
彼女が新しく担当になったのは、とある殺人事件。
被告人は無実を主張。完璧なアリバイがあるという。
なんと事件当夜、旅館の一室で金縛りにあっていたというのだ。
無実を証明できるのは一晩中彼の上にのしかかっていた落ち武者の幽霊だけ。
エミはその幽霊、六兵衛（西田敏行）に会い、彼を証人として法廷に召喚する。
しかしこの六兵衛の姿は、すべての人に見えるわけではなかった。
しかも検察側は、一切の超常現象を信じない敏腕カタブツ検事、小佐野（中井貴一）が担当。
無実の人を罪人にはできないという思いで、人生のどん詰まりに立たされたダメダメ弁護士と、421年前に、敵に内通したという無実の罪で首をはねられて無念の死を遂げた落ち武者の間に生まれた奇妙な友情。
幽霊が証言台に立ってどのように無実を証明するのか、そのおもしろおかしいやりとりの結果、真犯人も見つけることができ、最後はHappy Endでめでたし、めでたし。
【感想】
期待通りの三谷コメディで大いに笑えた。
制作のバックにフジテレビがついているので、宣伝過剰な気がしないでもないが、おもしろい。
そもそも落ち武者の幽霊を裁判の証人にという設定が、荒唐無稽な設定だが、その現実の疑問を忘れさせてくれるストーリー展開、それを支える役者さんの確かな演技。
三谷ワールドに引き込まれてしまいました。
私は深津絵里のファンではありませんが、ダメだけど必死にがんばる弁護士を実に可愛く伸び伸びと演じている。こんな演技のできる女優さんなんだと認識を新たにしました。
西田敏行、中井貴一はいうまでもなく、すばらしい。
裁判長の小林隆はいい味を出してます。
三谷作品の常連とも言うべき俳優陣が、主要キャスト以外にも小さな役や以前と同じキャラクターで登場している。
設定、ストーリーからして笑える要素が満載であり、かつ、それぞれの俳優が小さな役でもしっかりと笑いを取るところがいい。
たとえばタクシー運転手の生瀬勝久、売れない俳優の佐藤浩市（マジックアワーと同じ！）
さすがに舞台の脚本書きで笑いのツボを押さえているから、映画のよさを上手に活用できている。
さらに俳優の個性やキャラクターがわかっているから、無理ない演技で俳優も笑いが取れる。
大いに笑えて、気持ちがスッキリする作品でした。
エンディングに流れる主題歌は深津絵里と西田敏行のデュエット。
西田敏行の歌唱力は昔から知れているところ。
深津絵里がこんなにも歌が上手だとは初めて知った。
評価：★★★★☆（非常におもしろいが、若干アクが強いので、万人受けは？）