「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」

お父さんのささやかな幸せと抵抗-ハリー・ポッターと死の秘宝

ハリー・ポッターシリーズ最終編。

いままでの作品をすべて鑑賞し、原作も読み切った私としては、

この映画はmust観なければならない使命感

みたいなものがありました。

内容は原作に実に忠実。原作のイメージをよくここまで映像化できたと感心。
(これはシリーズ全作品に言えます)

ストーリーが分かっているにもかかわらず、上映中はスクリーンにみいってしまいました。

ですが

全体が暗いシーンばかり。
魔法界の善と悪の戦いがほとんどであり、シリーズ当初のような、魔法学校でのユーモアあふれる授業や魔法界の
摩訶不思議な世界をおもしろく映像で見せるシーンは皆無
と言ってもいいくらいなくなってしまった。

ハリー達が成長し、魔法を使いこなせるようになってしまったこともあるが・・・

3Dで観たが、3Dでなくともよいのでは?との疑問を持った。
メガネもじゃまだが、料金と3Dの必然性がいまいちマッチしないんだなぁ。


エンドロールのあとに何かお楽しみがあるかとおもったら、結局何もなかったむっ

とはいえ、
大ベテランのマギー・スミスは存在感
があります。さすがです。

スネイプの秘密もシリーズのストーリーを振り返るのに重要な要素です。
善人でもないが悪人でもない。

ハリーへの思いで葛藤を演じるスネイプ役のアラン・リックマンも忘れちゃならないです。


シリーズのスタートのころはまだ可愛い子どもだった主人公達は、10年もたてばすっかり大人です。

お父さんのささやかな幸せと抵抗-ハリー/ダニエル・ラドクリフ

お父さんのささやかな幸せと抵抗-ハリー・ポッター


お父さんのささやかな幸せと抵抗-ロン&ハーマイオニー

ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンに至っては、すっかりおじさんになり、自慢の金髪が薄くなってしまった。

お父さんのささやかな幸せと抵抗-ドラコ/トム

ハーマイオニー役のエマ・ワトソンはかわいい子役から大人の女性に成長。

子役、必ずしも名優にならず、は彼女の場合はあてはまらないようだ。
中退したとはいえ、米国ブラウン大学に入学した学業成績はトップクラスの証。
バーバリー他のモデルにもなったり、今後の活躍を期待しちゃいます。

そう、
エマ・ワトソンは私のお気に入り女優
のひとりです。

お父さんのささやかな幸せと抵抗-エマ・ワトソン
お父さんのささやかな幸せと抵抗-ダニエル、エマ&ルパート

ダニエルの背がエマより低いのはご愛嬌としか言いようがないですね。

最後にヴォルデモードのそばにいるベラトリックス・レストレンジを演じている
ヘレナ・ボナム=カーター
は「英国王のスピーチ」で国王ジョージ6世の夫人を演じています。

キャラクターのあまりの落差におどろきますが、それだけ芸域の広い女優さんということです。
上手いと思います。

お父さんのささやかな幸せと抵抗-ヘレナ・ボナク=カーター
お父さんのささやかな幸せと抵抗-不思議の国のアリス
お父さんのささやかな幸せと抵抗-英国王のスピーチ



19年後の最後のキングス・クロス駅のシーン。
すべて丸くおさまって、めでたし、めでたしニコニコ

採点:★★★☆☆