令和6年度、政府は国債を182兆円発行するそうだ。
赤字国債35兆円
借換債147兆円

この借換債とは国債60年返済ルールに従い、10年満期国債を一度全て償還し、そしてまた、5/6を借りると言う手続きである。
例えば当初、600億円発行したら10年後には600億円償還し、500億円借換債発行する。その次の10年後には500億円償還し、400億円借換債発行する。その償還ルールを高橋洋一はやめろと言う。償還されない国債を誰が購入するだろうか?
アホか!

日銀当座預金には500兆円を超える資金がある。これは金融機関の預金である。
その資金で182兆円の国債を購入出来ないと言う。
だから日銀が購入する。
金融機関が購入すれば、国債市場は下落し長期金利は上昇してしまう、
それが出来ないことなってしまっている日本経済は、もう詰んでいると思う。

早く、投了すべきだ!

もしかしたら、今年の7月、新通貨発行はそれが目的なのか?

2024.02.02節巻健史氏の投稿から

「自転車操業の財政。財政ファイナンスに頼らざるを得ない」
1月30日の鈴木財務大臣の財政演説では、令和六年度の国債発行総額は約182兆円とのこと。令和6年度予算では赤字(新発国債の発行)が35兆円。このほかに満期の来た国債の償還資金確保のための約147兆円の国債を発行(借換債)するということになる。
このトータルが完売できなければ政府はデフォルト(満期が来た国債を返せない。金利を払えない)だ。私がかって国会で聞いた時は平成29年度で国は141.3兆円を発行し日銀は96.2兆円を購入しているとのことだった。FRB などは、せいぜい10%だったのだから日銀は次元の違う財政ファイナンス(政府の資金繰りを政府が国債発行をすることによって賄う)を行っていることがわかる。
民間には182兆円をも購入する余裕はないだろうから日銀が大部分を購入しなければならない。私が金融マンのときは日銀などごく少額しか国債を買っていなかった(それもほぼ三ヶ月未満の短期国債)。国債市場でモンスターになった日銀が保有国債を売却したり、ランオフしたり、ましてや保有国債っを市中売却すれば、長期先はとんでもなく高騰する。すなわちインフレ率がいくら高騰しても日銀はばらまいたお金を回収し、インフレをコントロースすることなど出来ないということ。私が「すでに日本の中央銀行は消滅した」という理由。