出産を控えたダウン症候群の子は第2子。

 

約4年前に第1子を出産しています。

 

この第1子の出産が、大変な難産でした。

 

出産にかかった時間は42時間。

 

最初から最後まで5分間隔の陣痛。

 

前半戦から強烈な痛みでした。

 

お尻の骨が猛烈に痛くて、夫の力を借りて力いっぱい押し続けました。

 

でも夫は夜は病院から帰宅します。

 

 

陣痛室で5分ごとに絶叫し続け、用意した産褥パッドのLサイズ2パック、

 

Mサイズ2パックは、出産前に使い切りました。

 

陣痛室にあるトイレのまぁまぁのサイズのゴミ箱には

 

入りきらず、山のようになりました。

 

掃除が入ったけど、2回山を作りました。

 

 

 

18時間経過して、子宮口がまだ3センチと言われた時には、

 

このまま産まれないんじゃないかと思いました。

 

 

 

促進剤の点滴をして、だんだん濃度を上げていったけど、だめ。

 

助産師さんが、子宮口を手でぐりぐり広げる時も、痛みで絶叫。

 

 

 

40時間経過し、ようやく8センチとかで、分娩台へ上がったけれど、

 

酸素を付けられ、朦朧とし、

 

私はどうなってもいいから、子供だけはお願いします、

 

と言ったところで、ようやく医者登場。

 

お腹の上にふとっちょのお医者さんが乗っかり、人工呼吸のように力づくでグイグイ押します。

 

それでも出ません。

 

赤ちゃんが苦しそうだけど、緊急帝王切開も間に合わないので、鉗子で引っ張り出します、

 

と言われ、鉗子分娩。

 

ずるずるずる、と引っ張り出されました。

 

 

 

 

2時間カンガルーケア。その間血圧は200。

 

カンガルーケア中、だれもスタッフは見に来なかったので、

 

壊れてたのか、私の血圧そのものだったのかは、今でも謎。

 

 

2時間経って、赤ちゃんを入れたコットを引き、徒歩で部屋に移動しました。

 

個室(その病院は全員個室)のトイレに入ったまま血の気が引き、

 

ナースコールを押すも、誰も来ない。

 

その後の記憶はありません。

 

 

 

 

次の日、母子同室。

 

出産時の骨盤の痛みが続いたまま。

 

ろくに歩けません。

 

仲良くなったママと一緒に歩こうとするけど、

 

激痛で、頑張っても追いつかない。

 

 

 

2日目、小児科の診察に行ったムスメが帰ってきません。

 

先生から説明があります、とのこと。

 

聞けば、吐血しているとのこと。

 

 

 

出産時のストレスで吐血していました。

 

赤ちゃんもストレスがかかると胃にくるそうだ。

 

吐血は3日間続きました。

 

その間、保育器の中で常に点滴。

 

中身の主成分はガスター10!オッサンかっ。

 

 

 

 

保育器(密閉型だった)の中にいれば、最善の治療が受けられて安心💛

 

と頭の中ではわかっているのに、面会に行くと号泣。

 

自分の体がコントロールできません。

 

産後のホルモンバランスの乱れからきていたのでしょうね。

 

看護師さんにしがみついて、何回も泣きました。

 

オイオイ…って思っている自分が斜め上から見ています。。

 

 

 

 

140項目にわたる血液検査の結果、ナンタラの値が1000分の1とか、

 

いろいろありましたが、なんとか産後5日目で、私と一緒に退院することができました。

 

 

 

 

私の体はダメージが大きく、産後8か月までは、青信号で渡りきることはできませんでした。

 

出血も多く、産後1か月までは産褥パッドから生理用品に切り替えられませんでした。

 

家事もほとんどできなかったので、


6ヶ月間、週に1度ヘルパーさんに、買い物や掃除など、家事をお願いしました。

 

週に1度腰にブロック注射を2本打ち続ける生活が6か月続きました。

 

2日もすれば痛みは元通りなんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1回目の出産がこんなだったので、

 

2回目が同じような出産だったら、私は死ぬんだろうなと思っていました。

 

恐怖心半端ない。

 

 

病院が遠いこともあり帝王切開してもらいたかったけど、かなわず。

 

しかも今回の子は多分ダウン症候群。

 

リスク高いぞ。

 

ということで、恐怖しかありませんでした。

 

私が死んだら、オット、よろしく、と密かに思っていました(イヒ

 

 

経産婦ってやつだから、きっと大丈夫よ、と病院のスタッフに言われるけど、

 

にわかに信じられなかった…。

 

 

 

第一子の顔を初めて見た時、生きて会えたぁ~、と息も絶え絶え思ったけど、

 

第二子の初対面の時は、別の意味で『生きて会えたね!』と思ったのでした。