【東京パラリンピック】

妊娠後期、パラリンピック開催中でした。

産前休暇に入っていたので、テレビでたくさん観戦しました。

四肢欠損で水泳で世界のトップで競っている姿。

知的障害や自閉症スペクトラムがあり、

開催延期になって目標を見据えるのが難しいながら、乗り越えて競う姿。

もう、涙なしでは見られませんでした。連日泣きっぱなしです。





それはやはり、お腹の子に障害があることがわかっていることもありました。

もし元気に育ったら、一芸に秀でていなくていいから、

楽しい人生を歩んでほしいなと、強く思いました。

目標に向かって頑張る、なんてできるのかわからないけど、

幸せな人生を送ってほしい。




子どもがダウン症候群であっても、健常児の育児と変わらないよ、

というのは、方々から言われていたけれど、まだピンと来ていませんでした。

 

でも、子に対する究極の願い『幸せな人生を送ってほしい』というところは

同じなんだな、と思いました。

子育ての本質を実感し、見直すことができます。







【4歳のムスメの顔を見て涙…】


自分自身は、産まれ来るムスコがムスメの負担になることについては、

兄弟なんだから、障害が無くても頼ること頼られることはあるだろうし、

ムスメの生活の負担にならないようにしてやることが親のやるべきこと、

と思っていました。

でも、周囲の何人かに『○○ちゃん(姉)のことを思うとねぇ…』と言われました。

これが、なんだかゲンナリするのです。

私自身は↑のような考え方だから、それでいいのに。

ムスメの寝顔を見て涙が出たことが、1度ありました。


今思えば、具体的にそれに対して何かをしてくれるわけでもない周囲がいう事など、

気に止めなければよかったのですが。

私に寄り添ってくれたことばなのかもしれませんが、これはいりませんでした。




【決めたことなんだから頑張ってね】

近所に、親しくしてくれているお肉屋さんがあります。

お腹の子に対しても、すごく寄り添ってくれて、

ダウン症候群のニュースや記事を見るたびに泣いてしまうの、と言ってくれていました。

お子さんは養護学校の先生なんだそうです。

お腹の子とお孫さんが数日違いで産まれることもあって、

切なくなってしまうと言ってくれました。

4歳のムスメにもおやつをくれたり、本当によくしてくれます。でも


『○○ちゃん(ムスメ)のことを考えるとねぇ。でも

 (産むと)決めたことなんだから頑張ってねっ!!!』


これじゃなかった、私の欲しい言葉は。

贅沢なんですよ。よーくわかっています。でも私からしてみたら

じゃぁ産まなきゃよかったのかい?みたいに取れるし、

育てる覚悟ができたから産むんだよね?みたいに聞こえました。

〈育てる覚悟〉という言葉については、また後日書きたいと思っていますが、

そんなもん、覚悟がしっかり決まるわけないんです。

子ども、ましてや障害児をきちんと育てられる自信なんて、あるわけがない。


言葉って難しいなと、しみじみ思いました。




【2週間登園自粛】


ムスメの保育園でコロナ陽性者が複数出たため、

産休中の人は、できるだけ登園を自粛するように言われました。

でも、ムスメにとっては保育園に行くことが楽しみで幸せ。

とぼけて登園させていました。

それでも、さらにプレッシャーをかけられたので、2週間登園を自粛しました。

確かに仕事に行っていないけれど、いつ出産になるかもしれないのに、

ムスメを退屈させないようにしきゃ…と思いながら過ごすのは大変でした。





【宗教】

 

妊娠中期に考えていたことを書き忘れていました。

 

(後でどっかの記事に移すかもしれません。)

私は無宗教です。

 

身内にも宗教を持っている人はいません。

 

妊娠継続をするかどうか考え保健師に相談していた時、

 

ふと『カトリックの教えが、妊娠継続しなければいけないようにさせているのかも』

 

と言ったことがありました。

 

幼い時、住んでいた家の目の前がカトリック教会の幼稚園で、

 

近いという理由で、そこに通っていました。

 

卒園以来、キリスト教に触れる機会はありませんでした。

 

日本人あるあるなのか、中学高校は仏教校でした(笑)

30年以上ご無沙汰だったカトリックの臭いを感じたのです。

 

幼稚園だし、堕胎がどうとか教えを受けた覚えもないのですが、

 

ネットで調べると、カトリックの教えでは基本堕胎NGのようですね。

 

保健師さんには、カトリックの教えどうこうよりも自分の考えだから

 

気にしなくても大丈夫と言われましたが、

 

今思うと、宗教上の理由、民族などの背景がある方が出生前診断をうけることも

 

あるのではないかと思います。

 

改めて、出生前診断は本当に難しい問題だと思います。

 

三つ子の魂百まで、とはこのことか、とも思いました。




【血圧を1日3回測る】

血圧を1日3回測るように医師に言われていました。

結構忘れてしまうんです。

ついに「高齢出産をなめちゃいけない!測りなさいっ!」と怒られました。

最後まで血圧は高くなりませんでしたけどねw



【出産5日前に洗濯機が壊れる】

出産の5日前に、わが家の洗濯乾燥機が壊れました。

ドラムを回すベルトが切れて、全く動きません。

しかたないので、大きいお腹でコインランドリーまで徒歩で往復します。

そうこうしているうちに、保育園のお迎えの時間。

出産直前は、あっという間に時が過ぎました。



【ご当選!2回!】

夫が10年間地味に貯めては応募していた

 

ブルガリアヨーグルトのプレゼント企画。

ストウブの鍋が当たりましたっ!

買ったら2万円とかするんですよね?やりましたー



KCMCのタリーズでお茶していた時に、時間つぶしに応募したトートバックと手ぬぐいが当たりました!


妊娠中宝くじは一つも当たらなかったけれど、欲を出してはいかんのですね。

沈みがちな気持ちが、かなりアップしました!(簡単だなぁ。)







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前回の#25の記事がアメトピとやらに掲載されたようで、

多くの皆様に読んでいただくことができました。

ありがとうございました。

アクセス数が2桁多くなりました。(一時的でしょうけれど)

また、100人余りの方が新たにフォローしてくださり、

多くの方が心寄せていただいたのだと感謝しています。



NIPT、出生前診断、ダウン症候群をはじめとする

 

染色体異常や先天性疾患を持つ人のことを考えることは

当事者であってもなかなか難しい問題だと思います。

考え方もそれぞれあって当然です。

答えが出る問題ではないからこそ、多くの方で考えていくことの大切さがあると思います。

そうしたことに心寄せていただけることに、感謝しています。ありがとうございます。


現状に追いつくまで、もういくつか記事にしていきたいと思っています。

お付き合いいただければ幸いです。



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