父の体調のこともあり、昨年12月に帰省しました。

折しも寒波が新潟地方を襲って雪景色で、

その朝雪かきをする母になぜか付き合ったという父。

私が自宅に着いた時は、発熱していました…泣

 

母からのLINEで病状などは聞いていたので想定はしていましたが、

久しぶりに会う父は一回りほど小さくなっていました。

 

典型的な昭和のオヤジで、

せっかちで常に動き回り、気に入らないことがあると声を荒げる。

幼い頃は、飲み歩いて夜中に帰ってきた父に叩き起こされて、

兄と二人お土産のお寿司を無理やり食べさせられたこともありました。

行きつけのスナックに連れてゆかれて、

父のカラオケをBGMにスナックのママが作った煮麺を夕食にしたことも。

 

かと思えば、

突然「出かけよう!」と軽トラックに乗せられて、

街燈のない真っ暗な細い道を(怖くて泣き叫ぶ私を横目に)突き進んで、

着いた河原でいちめんに光る蛍を見せてくれたりする。

 

当時母は、電電公社で番号案内として働いていて夜勤があったので、

母がいない夜は、私たちを連れ出していたように思います。

良かれと思ってやってたのでしょうが、

幼い子供としては、甚だ迷惑な父でした笑

 

今では動きも話し方も緩慢で、性格も人が変わったように穏やか。

喧嘩ばかりだった母と二人、

朝からBSの旅行番組を静かに見続けている父の横顔を見て、

少しだけ寂しさを感じました。

 

今回の帰省の目的は父の体調の確認でしたが、

実は両親のお金事情についても聞いてみたいと思っていたのです。

 

父は家業を継いで自営業だったので国民年金ですが、

高校卒業後から定年退職まで同じ会社で働き続けていた母の年金と合わせれば、

二人で暮らすには問題ないはず!と(勝手に)思い込んでいて、

今まで触れずにきました。

というより、触れてはいけないような気がしていたのですが…

 

私自身が50代半ばにさしかかって老後の生活の準備をし始め、

蓄えについて真剣に考えるようになると、

「あれ?両親、実はお金足りてないのかも?」と、心配になってきました。

 

元気な頃は聞けなかったかもしれないけど今なら!と思って、

恐る恐る父に「お金足りてるの?大丈夫?」と聞いてみると、

「まあ、なんとかなってる」という返事。

 

うーむ、どこまで突っ込んでいいのやら分からず、

「お金入れようか?」と軽く言うと、

「いやいや大丈夫だから」という返事。

 

母に聞くと、

「お金のことはお父さんに任せているので分からない」

という返事魂

 

 

少し前に読んだ書籍「DIE WITH ZERO」に、

年を取ってからも資産を取り崩さずに貯蓄し続けると、

死ぬまでに使い切れないお金が必ず発生する!

と、書いてあったのを思い出し、

 

父と話した時「今後のために少しでも節約しておかないと」と漏らしていて、

ひょっとして残そうとしてる???

 

そこで、

・今必要なお金はいつでも言って欲しい

・お金を残そうと思わないで欲しい(使っちゃってね!)

と伝えました。

 

それにしても、親とお金の話をするのってなかなか難しい…ですよねあせる

両親のプライドもありますし…

 

もうちょっとしたらまた聞いてみようと思った次第です。

皆さん、どうされてるのでしょうか???