聖家族

キリスト教の教えでは「聖家族」という用語は、イエス、聖母マリア、聖ヨセフからなる家族を指します。

マタイの福音書には、三人の王の礼拝の後、ユダヤ人の王ヘロデ一世が幼子イエスを殺そうとしている為、天使がヨセフにエジプトに逃げるよう警告したと記されています。従って、聖家族はユダヤ王が死ぬまでエジプトに留まり、南東の賢者たちが御子の居場所を明らかにする為に王の下に戻らなかった時、王は復讐としてベツレヘムの幼児全員を殺害するよう命じた。イエスから遠ざけようとする無駄で恐ろしい試みである事が判明しました。ローマ・カトリック教会は、この様にして殺された無実の人々を「小さな聖徒」と呼び、その祝日は12月28日である。ヘロデの死後、聖家族はナザレに戻りました。ルカの福音書には、モーセの律法に従って幼子の割礼のエピソードが記録されています。12歳のイエスの行方不明とエルサレム神殿での3日間の捜索の末の発見。その後、聖家族はナザレに戻り、そこでイエスは両親に従順な子供として育ちました。

人間の家族の例

キリスト教の教えでは、聖家族は常に人類家族の基本モデルと考えられています。愛、愛、人類家族の継続的な再生を理解する為に必要な絆は、聖家族の中で特に表現され、生き続けています。

聖家族の祝日

聖家族、つまりイエス、マリア、ヨセフの祝日は、ラテン語の儀式に従ってクリスマスの時期に当たります。ローマ儀式によると、暦では通常クリスマスと元旦の間の日曜日に祝われ、それ以外の場合は12月30日に祝われます。トリエント公会議によると、この日は公現祭後の第8日曜日に祝われます。アンブロジアンの儀式は公現祭後の第3日曜日に祝われます。

芸術において

聖家族の表現は、芸術、特に絵画においても重要な位置を占めています。多くの中世やルネッサンスの画家、そして他の時代の芸術家も、聖家族からインスピレーションを受けて傑作を生み出しました。この主題に関する確かに不完全な傑作のリストは次の通りです。

サクラ・ファミリアwithジョヴァンニ・バッティスタ(カラヴァッジョ)

サグラダ・ファミリア・デル・パハリート(ムリーリョ)プラド、マドリッド

カニジャーニのサクラ・ファミリア(ラファエロ)

サクラ・ファミリア(ミケランジェロブオナローティ)

サクラ・ファミリア(ラファエロ)、エルミタージュ、サンクトペテルブルク

サクラ・ファミリア・コン・パルマ (ラファエロ)

聖家族(レンブラント)

ハイリゲ家族とエンゲレン(レンブラント)との出会い(エルミタージュ美術館)

聖家族と洗礼者ヨハネ(アンドレア・マンテーニャ)

聖家族(カテナヌオワ)

聖家族(ジュゼッペ・ラピサルディ)

聖家族(ミケランジェロ・アンセルミ)

聖家族(ポンポニオ・アマルテオ)

天使と聖家族(1499 マスター)

サグラダ・ファミリア(アントニ・ガウディ)

聖家族会衆

多くの教会は聖家族に捧げられています。世界中の民間、男性、女性の修道会、伝道所、孤児院、学校。

テレビの中で

『聖家族』テレビ・ミニ・シリーズ (2つのエピソードからなる)、ラファエレメルテス監督、メディアセット

聖家族へのチャプレット

このチャプレットは、3つの小珠と1つの大珠の、7連で構成されています。

聖家族のメダイで、次の祈りを唱えます。

おお神よ、来て私を助けて下さい。主よ、すぐに助けに来て下さい。イエス、ヨセフ、マリアの最も聖なる御名が常に讃美されます様に。

第1連

私たちは貴方たちに謙虚に挨拶します。ああ、最も親切な聖家族、イエス、マリア、ヨセフ、あなた方がベツレヘムの恐ろしい洞窟で受けた非常に深刻な困難と苦しみの為に、私たちの家族は常に貴方たちと団結して、次の精神で生きましょう。謙虚さ、忍耐と諦め。

「栄唱」3回