受難の夜のイエスのロザリオ


このロザリオは、第1連〜第6連は5つの小珠と1つの大珠、第7連は3つの小珠と1つの大珠、第8連は7つの小珠と1つの大珠デザイン構成されています。


おお慈悲深いイエスよ、私たちの救い主であり救い主よ、私たちは貴方の招きに応える為に貴方の御前にいます。貴方がゲッセマネで使徒たちに「ここにいて、私と一緒に見守っていて下さい」と使徒たちに呼びかけたのと同じ招きです。(マタ26、38後半)今夜、私たちのせいで、使徒たちに見捨てられた自分を見て貴方が感じた痛みを貴方が感じてしまう様な事は、私たちは本当に望んでいません。 「たった一時間でも、貴方は私と一緒に目を覚ます事ができなかったのですね。」という貴方の悲しい言葉を、私たちにも伝えてほしいと思いませんか。見よ、主よ、私たちは今、貴方と共に少なくとも一時間は警戒し、貴方を慰め、ゲツセマネだけでなく、神の子である貴方を裁く権利を主張する様々な法廷の前でも貴方に同行する事を申し出ます。貴方を犯罪者の様に拘束し続けます。ああ、イエスの神聖な御心よ、貴方は私たち1人1人をとても愛して下さったので、私たちは余りにも頻繁に貴方を無視し、時には貴方を軽蔑します。愛しい救い主よ、私たちの忘恩と罪、ゲツセマネでのその幻が貴方を苦悩の点まで抑圧した事をお許し下さい。おお、イエスよ、私たちはこの貧しい心を貴方に捧げます。それを謙虚に、忍耐強く、純粋に、全てにおいて貴方の欲望に従う様にして下さい。貴方が地上にもたらす為に来たその火に火を灯して下さい。不純な物、そして私たちが完全に貴方に属する事を妨げるもの全てを破壊して下さい。おお、悲しみの母マリアよ、その夜、貴女の魂を苦しめた極悪で激しい痛みの為に、イエスの愛を理解する為に心を開く恵みを私たちの為に与えて下さい。イエスの愛、その為に全てを捧げる事を躊躇わなかったその偉大な神の愛を理解する為に、私たちの心を開く恵みを与えて下さい。そして天の御母よ、私たちは貴女の心の中で、唯一三位一体の神への信仰告白を新たにし、一緒にこう言います。「私は神を信じています。」


第一連☆ゲッセマネの園で


それからイエスは弟子たちと共にゲッセマネという農場に行き、「私が祈りに行く間、ここに座っていなさい」と言われました。そして、ペテロとゼベダイの2人の弟子を連れて、彼は悲しみと苦しみを感じ始めました。彼は彼らに言った、「私の魂は死ぬほど悲しいです。ここにいて一緒に見守って下さい。」そして少し進んでから、地面に顔を伏せて祈り、こう言いました。「父よ、できる事なら、この杯を私から過ぎ去らせて下さい。但し、私の思い通りではなく、貴方が望む通りに」


それからイエスが弟子たちの所に戻ると、彼らは眠っていました。そしてペテロに、「では、たった一時間しか一緒に見られなかったのですか?」と言いました。誘惑に陥らない様に注意して祈って下さい。精神は準備ができていますが、肉体は弱いのです。」そしてまた立ち去りながら、彼はこう祈った、「父よ、私が飲まずにこの杯が私を通り過ぎる事ができないのなら、貴方の御心は成就します。」そして再び戻ってみると、家族は目が重くなっていたので眠っていました。そして、彼らを残して、彼は再び立ち去り、同じ言葉を繰り返しながら三度目に祈りました。(マタ26:36-44)その後、天使が天から彼を慰める為に現れました。苦しみの中で、彼は更に激しく祈りました。そして、彼の汗は地面に落ちる血の滴の様になりました。 (ルカ 22,43-44)


「主祷文」5回と射祷


「イエスよ、私たちに力と御守りを与えて下さい。」


第2連☆ユダの裏切り


それからイエスは弟子たちに近づき、こう言われました。見よ、人の子が罪人の手に引き渡される時が来た。起きて、行きましょう。見よ、私を裏切る者が近づいている」彼がまだ話している間に、十二使徒の1人であるユダが、祭司長や民の長老たちから遣わされた剣やこん棒を持った大勢の群衆と共に到着した。裏切り者はこう言って彼らにこの合図を与えた。彼を逮捕して下さい」そしてすぐにイエスに近づき、「こんにちは、先生」と言った。そして彼女は彼にキスをした。(マタ26:45-49)イエスはこう言われました。「ユダ、貴方は接吻で人の子を裏切るのですか?」 (ルカ 22,48)


「主祷文」5回と射祷


「ああ、イエスよ、私たちに力と守りを与えて下さい」


第3連☆イエスの逮捕


そこでイエスは、これから自分に起こる事を全て知っていて、前に出て彼らに言った、「誰を探しているのですか。」彼らは「ナザレのイエスです」と答えました。イエスは彼らに言った、「それは私だ」彼が「私です」と言うとすぐに、彼らは後ずさりして地面に倒れました。彼は再び彼らに尋ねました、「誰を探しているのですか?」彼らは「イエス、ナザレ人です」と答えました。イエスはこう答えました。「それは私だと言いました。だから、私を探しているなら、放して下さい。」 (ヨハネ 18,4-8)


そこで彼らは前に出てイエスに手をかけて逮捕した。すると見よ、イエスと一緒にいた者の1人が、剣に手をかけて抜き、大祭司の僕に打ちかかり、その耳を切り落とした。そこでイエスは彼に言われた、「剣を鞘に納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びるであろう。恐らく私が、すぐに十二軍団以上の天使を与えてくれるであろう父に祈る事ができないと思いますか。然しそれでは、聖書によれば必ずそうなるという聖書の言葉はどの様にして成就するのでしょうか?」(マタ 26,50-54)そして彼の耳に触れると彼を癒されました。それからイエスは、自分に敵対してきた者たち、祭司長たち、神殿の衛兵の長たち、そして長老たちに言われた。私は毎日神殿で貴方と一緒にいましたが、貴方は私に手を伸ばさなかったのです。然し、今は貴方の時です、それは闇の帝国です。」(ルカ 22,51-53)


「主祷文」5回と射祷


「ああ、イエスよ、私たちに力と守りを与えて下さい」


第4連☆イエスは司祭アンナスの前に連れて行かれる


それから、司令官とユダヤ人の護衛を伴う分遣隊がイエスを捕まえ、縛り、まずアンナスの所に連れて行きました。彼は実際、その年に大祭司だったカイアファの義父でした。カヤファはユダヤ人に「1人の人が民の為に死ぬ方が良い」と忠告した人です。それから大祭司はイエスに弟子たちとその教義について尋ねました。イエスは彼にこう答えました。私はユダヤ人全員が集まるシナゴーグや神殿で常に教えてきましたが、隠れて何かを言った事はありません。なぜ私に質問するのですか?私の言った事を聞いた人たちに質問して下さい。見よ、彼らは私が言った事を知っている。」イエスがそう言った所、その場にいた衛兵の1人がイエスの顔を平手打ちし、「大祭司にこう答えるのか?」と言いました。イエスは彼に答えてこう言われました。然し、私がうまく話したのなら、なぜ私を殴るのですか?」(ヨハネ18、12-14.19-23)


「主祷文」5回と射祷


「ああ、イエスよ、私たちに力と守りを与えて下さい」


第5連☆イエスの尋問


それからアンナスは彼を縛り上げて大祭司カヤパの下に送りました。(ヨハネ 18,24)大祭司たちとサンヘドリン全体は、イエスに死刑を宣告する為にイエスに対する偽りの証言を探していました。然し、多くの証人が名乗り出たにも拘らず、誰も見つける事ができなかった。最後に2人が現れて、「この男はこう言いました。神の神殿を破壊して、3日以内に再建できると言いました。」と言いました。大祭司は立ち上がって彼に言った、「何も答えないのか」これらは貴方に対して何を証言しますか?」然しイエスは沈黙されました。


そこで大祭司は彼に言った、「生ける神にかけて、貴方が神の子キリストであるかどうか、私たちに告げる様にお願いします。」「貴方は言った」とイエスは答えた、「確かに貴方に言いますが、今から貴方は人の子が神の右に座し、天の雲に乗って来るのを見るでしょう。」すると大祭司は彼の服を引き裂いてこう言いました。「なぜまだ証人が必要なのでしょうか?見よ、貴方がたは今その冒涜を聞いた。どう思いますか?」すると彼らは、「彼は死の罪を犯している」と答えました。(マタ26,59-66)


「主祷文」5回と射祷


「ああ、イエスよ、私たちに力と守りを与えて下さい」


第6連☆イエスは侮辱され、殴られる


その間、イエスを守っていた男たちはイエスを嘲笑し、殴り、目隠しをして、「誰が貴方を殴ったのですか?」と言った。他にも彼に対して多くの侮辱が言われました。(ルカ 22,63-65)


「主祷文」5回と射祷


「ああ、イエスよ、私たちに力と守りを与えて下さい」


第7連☆イエス、ペテロに否定される


一方、シモン・ペテロは別の弟子と共にイエスに従いました。この弟子は大祭司の知り合いだったので、イエスと一緒に大祭司の中庭に入りました。ピエトロは代わりに外のドアの近くで立ち止まった。それから、大祭司の知っているもう1人の弟子が外に出て、門番に話しかけ、ペテロも中に入れました。すると、若い門番はペテロにこう言いました。「もしかしたら、貴方もこの人の弟子の1人ではないでしょうか?」彼は「そうではありません」と答えました。その間、使用人や衛兵たちは寒かったので火を起こして暖をとっていた。ペテロも彼らと一緒にいて体を温めました。彼らは彼に言った、「貴方も彼の弟子の1人ではないのですか?」彼はそれを否定し、「違います」と言いました。然し、大祭司の召使の1人、ペテロが耳を切り落とした者の親戚である者が、「貴方が彼と一緒に園にいるのを見ませんでしたか?」と言いました。ペテロが再び否定すると、すぐに鶏が鳴きました。(ヨハネ18、15-18、25-27)。それから主は振り向いてペテロを見つめ、ペテロは主が彼に言われた言葉を思い出した。「鶏が鳴く前に、今日、貴方は三度、私を否むだろう。」そして外に出ると彼は激しく泣きました。(ルカ 22、61-62)


「主祷文」3回と射祷


「ああ、イエスよ、私たちに力と守りを与えて下さい」


第8連☆イエス、裁かれる


日が暮れるとすぐに、民の長老会議が祭司長たちと律法学者たちと共に集まりました。彼らはイエスをサンヘドリンの前に連れて行き、「もし貴方がキリストであるなら、私たちに教えて下さい」と言った。 するとイエスはこう答えた。「私が尋ねても貴方は答えません。然しこれからは、人の子は神の力の右に座するでしょう。」すると彼らは皆、「それでは貴方は神の子ですか?」と叫びました。そして彼は彼らに言った、「貴方たちは自分で言います。私はそうです。」彼らはこう答えました。「これ以上証言が必要ですか?」私たち自身も彼の口からそれを聞きました。」(ルカ22:66-71)そして、彼らは彼を鎖に繋いで連れて行き、総督ピラトに引き渡しました。


「栄唱」7回と射祷


「ああ、イエスよ、私たちに力と守りを与えて下さい」


このロザリオの締め括りに、次の祈りを唱えます。


主よ、私たちは貴方が私たちの罪の為に十字架で死に至るまで苦しんだ事を認識しており、この理由から私たちは一緒に繰り返します。私たちを憐れんで下さい。


おおイエスよ、生ける神の子よ…


おおイエスよ、祭司であり救い主よ…


おお、イエスよ、悲しみの人よ…


おおイエス様、30デナリで売られました…


おおイエス様、死ぬほど悲しいです…


おお、血の汗にまみれたイエスよ…


おお、イエスよ、キスでユダに裏切られた…


おおイエスよ、犯罪者の様に捕らえられ、縛られてしまった…


おお、イエスよ、貴方の弟子たちに見捨てられました…


おお、偽りの証人によって告発されたイエスよ…


おお、イエスよ、ペテロに三度も否定されました…


おお、イエスよ、死刑を宣告されました…


おお、イエスよ、激怒し、唾を吐きかけられた…


おおイエスよ、拳で打たれた…


おおイエスよ、ピラトによって鎖に繋がれた者よ…


おお、ヘロデに嘲笑されたイエスよ…


おお、鞭打ちによる傷だらけのイエスよ…


おお、茨の冠を被ったイエスよ…


おおイエスよ、死刑を宣告された…


おお、十字架の重みを背負ったイエスよ…


おおイエスよ、子羊の様に処刑に導かれました…


おおイエスよ、衣服を脱がされて…


おお、十字架に釘付けにされたイエスよ…


おお、イエスよ、両脇に犯罪者が…


おお、十字架上で嘲笑され、冒涜されたイエスよ…


おおイエスよ、十字架の死に至るまで従順であった…


おお、槍で貫かれたイエスよ…


おお、十字架から降ろされたイエスよ…


おお、母親の胎内に与えられたイエスよ…


おお、イエスよ、墓に運ばれました…


世の罪を取り除く神の子羊、


主よ、私たちをお許し下さい。


世の罪を取り除く神の子羊、


主よ、聞いて下さい。


世の罪を取り除く神の子羊、


私たちを憐れんで下さい。


教皇よ、今夜、貴方が御子イエスを通して明らかにして下さった愛の神秘を私たちにもう少し浸透させて下さった事に感謝します。


父よ、私たちは貴方に、一生を通して聖さの内に歩む事ができる様、共通の祈りを捧げます。どうか、私たちがこれほど多くの愛を受けるに値しない者となる様、貴方の聖なる祝福を与えて下さい。私たちは一緒に私たちの父を歌いながら、この恵みを貴方に祈ります。


最後の晩餐におけるイエスのロザリオ


このロザリオは、上記の物と同じ物を使用します。


主イエスよ、私たちはここに貴方の神聖な臨在の中にいて、貴方の愛に渇き、飢えています。私たちは、渇きを養い潤して下さる貴方の御言葉に心を開く事を熱望しています。特に今日私たちは、貴方の最後の晩餐の瞬間を祈りの中で追体験し、ゲッセマネの苦しみの夜の前に弟子たちと過ごした最後の瞬間に貴方が語られた言葉にもう一度耳を傾けたいと思います。私たちの天の母マリアよ、貴女の弱い子供である私たちは、聖霊の花嫁である貴女に頼り、貴女の御子であり私たちの主であるイエスの最後の晩餐の基本的な瞬間を祈りの中で追体験できる様に貴女が助けて下さいます。最後の晩餐の際に非常に特別な方法で明らかになった彼の神聖な愛の神秘を探求する恵みを私たちに与えて下さい。天の御父が私たちの全ての罪を赦し、私たちの祈りを妨げ、イエスとの個人的な出会いを妨げる可能性のある全ての心配や考えを私たちの心から取り除いて下さる様、天の御父に執成して私たちの魂を整える事ができる様に助けて下さい。愛よ、一緒にこう言って信仰告白を新たにしましょう。「私は神を信じています」


第1連☆イエス、弟子たちの足を洗う


「復活祭の前に、イエスは、この世から父の下へ自分の時が来た事を知り、世にいる自分の者たちを愛した後、彼らを最後まで愛しました。彼らが夕食をとっている間、悪魔が既にシモンの息子イスカリオテのユダの心に裏切る様に仕向けていた時、イエスは父が全てを自分の手に委ね、自分が神の下から来て戻って来ようとしている事を知っていました。神に向かって、テーブルから立ち上がって服を下ろし、タオルを取って腰に巻きました。それからイエスはたらいに水を注ぎ、弟子たちの足を洗い、履いていたタオルで拭き始めました。それでイエスは彼らの足を洗い、服を着た後、再び座って彼らに言った、「私が貴方たちに何をしたか知っていますか?」貴方は私を「マスター」「主」と呼んでいますが、貴方は正しいのです、なぜなら私がそうであるからです。従って、主であり主人である私があなた方の足を洗ったのであれば、あなた方もお互いの足を洗い合わなければなりません。実際、私が例を挙げたのは、貴方も私と同じ様にできる様にする為です。本当に、本当に、貴方がたに言いますが、下僕は主人より偉い訳ではありませんし、使徒も自分を遣わした者より偉い訳ではありません。これらの事を知っていて、それを実践すれば祝福されるでしょう」(ヨハネ 13,1-5.12-17)


「主祷文」5回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」


第2連☆聖体と司祭職の制定


彼らが食事をしている間、イエスはパンを取り、祝福を宣言してからそれを裂き、彼らに与えて言われた、「取りなさい、これは私の体です。」それから彼は杯を取り、感謝の意を表し、それを彼らに渡し、彼らは皆それを飲みました。そして彼は言いました、「これは私の血であり、多くの人の為に流された契約の血です。真実に言いますが、神の国で新しく飲むその日まで、私はもう葡萄酒を飲みません。」(マルコ 14,22-25)


「主祷文」5回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」


第3連☆イエス、ペテロの否認を預言


シモン・ペテロはイエスに、「主よ、どこへ行かれるのですか」と尋ねました。イエスは彼に答えてこう言われました。後で私に従って下さい。」ペテロは言いました、「主よ、なぜ私は今、貴方について行けないのですか?」貴方の為に命を捧げます」イエスはこう答えました。「私の為に命を捨てて頂けませんか。(ヨハネ13,36-38)本当に貴方たちに言います。今夜、私のせいであなた方全員がスキャンダルになるでしょう。確かに、「私は羊飼いを打つ、そうすれば群れの羊は散り散りになるだろう。然し、私の復活の後、私は貴方がたに先立ってガリラヤに行くだろう。」と書いてある。ペテロは彼に言った。「例え皆が貴方に腹を立てたとしても、私は決して腹を立てません。」イエスは彼に言われた、「はっきり言っておくが、今夜、鶏が鳴く前に貴方は三度、私を否認するだろう。」(マタイ26:31-34)


「主祷文」5回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」



第4連☆イエス、弟子たちを慰める


イエスは弟子たちにこう言われました。「神を信じて下さい。そして私も信じて下さい。父の家には沢山の場所があります。そうでなければ、私は貴方に言っただろう。私は貴方の為に場所を用意します。私が行って、貴方の為に場所を用意したら、戻ってきて貴方を連れて行きます。そうすれば、貴方も私のいる場所にいる事ができます。そして、私が行く場所については、貴方は道を知っています。私は貴方たちを孤児にはしない、必ず貴方の所へ帰ります。もう少しすれば、世界はもう私を見なくなるだろう。然し、貴方は私を見るでしょう、なぜなら私は生きており、貴方も生きるからです。その日、貴方は、私が父の内におり、貴方が私の内におり、私が貴方の中にいる事を知るでしょう。私がこれらの事を貴方に話したのは、貴方が私の内に平安を得られる様にする為です。貴方には世で艱難が訪れるだろうが、信仰を持ちなさい、私は世に勝ったのだ」(ヨハネ14、1-4.18-20; 16,33)


「主祷文」5回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」



第5連☆イエス、聖霊を約束する


「もし貴方が私を愛しているなら、私の戒めを守ってくれるでしょう。私は御父に祈ります。そうすれば、御父は貴方に永遠に留まる別の慰め者を与えて下さいます。それは、世が受け取る事のできない真理の御霊です。なぜなら、世は彼を見ず、知らないからです。貴方は彼を知っています、なぜなら彼は貴方と共に住み、貴方の中にいるからです。これらの事は、私がまだ貴方たちの中にいた時に貴方たちに話した者です。然し、父が私の名において遣わして下さる慰め者、聖霊は、貴方に全てを教え、私が貴方に話した全ての事を思い出させて下さるでしょう。さて、私は真実を言います。私が去っていくのは貴方にとって良い事です。なぜなら、私が去らなければ、慰め主は貴方の所に来ないからです。でも、私がいなくなったら、彼を貴方の所に送ります。」(ヨハネ14、15-17.25-26。 16.7)


「主祷文」5回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」



第6連☆イエス、平安を残して下さる


「もし誰かが私を愛するなら、その人は私の約束を守ります、そして私の父は彼を愛します、そして私たちは彼の所に行き、彼と一緒に家を作ります。私を愛さない人は私の言葉を守りません。貴方が聞いている言葉は私の言葉ではなく、私を遣わした父の言葉です。私は貴方に平和を残します、私は貴方に私の平和を与えます。世間が与える物ではなく、私が貴方に与えます。心を騒がせたり、恐れたりしないで下さい。私が貴方に「行って、貴方の所に戻ります」と言った事を貴方は聞いているでしょう。もし貴方が私を愛していれば、私が父の下に行く事を喜ぶでしょう、なぜなら父は私よりも偉大だからです」(ヨハネ14,23-24.27-28)


「主祷文」5回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」



第7連☆イエス、新しい戒めを与える


「これが私の戒めです。私が貴方がたを愛した様に、貴方がたも互いに愛し合いなさい。友人の為に自分の命を捨てる事以上に大きな愛を持っている人はいません。私の命令に従えば、貴方たちは私の友達です。私はもう貴方たちを召使とは呼びません。召使いは主人が何をしているのか知りません。然し、私が貴方たちを友と呼んだのは、私が父から聞いた事を全て貴方たちに知らせたからです。


貴方が私を選んだのではありませんが、私が貴方を選んで任命したのは、貴方が行って実を結び、その実が残る様にする為です。それは、貴方が私の名において父に求める物は何でも、父が貴方に叶えて下さる為です。私が貴方に命じるのは、互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ15、12-17)


「主祷文」3回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」



第8連☆イエス、キリスト教徒の一致を祈る。


「私は彼らの為だけでなく、彼らの言葉によって私を信じるであろう人々の為にも祈ります。誰もが1つの者だから。父よ、貴方が私の中におられ、私が貴方の中におられる様に、彼らもまた私たちの中に1つとなり、貴方が私を遣わされた事を世界が信じる事ができます様に。そして、貴方が私に与えて下さった栄光を、私も彼らに与えました。それは、彼らが私たちと同じ者になる様にする為です。私は彼らの中にあり、貴方は私の中にいます。それは、彼らが完全に一致し、貴方が私を送って、貴方が私を愛した様に彼らを愛した事を世界が知る事ができる様にする為です。父よ、貴方が私に与えて下さった人々が、私がいる場所で私と一緒にいて、貴方が私に与えて下さった私の栄光を熟考する事ができる様に願っています。貴方は世界が創造される前から私を愛していましたから。義なる父よ、世界は貴方を知りませんでしたが、私は貴方を知っていました。彼らは貴方が私を遣わし、私が貴方の名前を彼らに知らせた事を知っています。そして私はそれを知らせます、そうすれば貴方が私を愛した愛が彼らの中にあり、私も彼らの中にあるでしょう。」 (ヨハネ 17,20-26)


「栄唱」7回と射祷


「イエスよ、私たちに力と保護を与えて下さい」

このロザリオの締め括りに、次の祈りを唱えます。


私たちの救い主イエスよ、私たちは、貴方が最後の晩餐で私たちに与えて下さった全ての物は、貴方の慈悲深い御心の無限の愛の果実である事を知っています。この為、私たちは深い感謝の気持ちを込めて、皆さんに繰り返し言います。「ありがとうございます!」


イエスの最も聖なる御心…


マリアの胎内で聖霊によって形成された心臓…


心は神の言葉と実質的に一致しています…


無限の威厳…


聖なる神の神殿…


至高の幕屋…


神の家と天国の扉…


慈善の燃える炉…


正義と愛の聖域…


善良さと愛に満ちた心…


あらゆる美徳の海…


全ての賞賛に値する心…


王様であり、みんなの心の中心…


知恵と科学に満ちた心…


完全に神聖な心…


父が喜んだ心…


全ての人々の願い…


忍耐強く慈悲深い心…


求めて下さる方への寛大な心…


生命の源と神聖さ…


私たちの罪に対する宥め…


心の中は怒りでいっぱい…


滲む愛の心…


死ぬまで従順な心…


槍で貫かれた心臓…


全ての慰めの源…


私たちの命と復活…


私たちの平和と和解…


罪人の犠牲者…


貴方に希望を抱く人々の救いを…


貴方の中で亡くなった人たちの希望…


全ての聖徒の喜び…


世の罪を取り除く神の子羊よ、

主よ、私たちをお赦し下さい。

世の罪を取り除く神の子羊よ、

主よ、聞いて下さい。

世の罪を取り除く神の子羊よ、

我らを憐れんで下さい。


教皇よ、私たちがあらゆる環境に聖体の香りを広げる事ができる様に、貴方の聖なる祝福を私たちに与えて下さい。貴方の祝福が貴方の御霊と貴方の命そのもので私たちの心を満たして下さいます様に。それが私たち自身の奥深くまで浸透し、私たちの存在全体を完全に引き継いで、私たちの人生全体が貴方の光の照射でしかありえない様にして下さい。そして、私たちが出会う全ての兄弟が、私たちの魂の中で貴方の存在を感じ、私たちの目に貴方の目が映るのを見る事ができます様に。この特別な祝福を、善き父よ、私たちは一緒に私たちの父を歌いながら、熱烈な信仰をもって貴方に祈ります。


出典元・piccolifiglidellaluce(イタリア語・Google翻訳)






おはようございます。昨日は「受難の夜のイエスのロザリオ」専用ロザリオを製作しました。初めて、キャンディー・ビーズを使ってみたんだけど、そしたら和菓子みたいな専用ロザリオになりました。


にほんブログ村 哲学・思想ブログ カトリックへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村