ハンドメイドのもの


聖ディスマス


悔い改めない盗賊とは、新約聖書のイエスの磔刑の記述に出てくる男の事である。福音書の物語では、2人の盗賊がイエスの横で磔刑にされている。最初の2つの福音書(マタイとマルコ)では、2人とも群衆に加わってイエスを嘲笑している。然し、ルカによる福音書のバージョンでは、1人が自分と彼らを救わなかったとイエスを嘲り、もう1人(悔い改めた盗賊として知られる)は慈悲を乞うている。ハンス・フォン・テュービンゲンによる磔刑では、キリストの右側(絵の左側)に善き盗賊聖ディスマス、キリストの左側に悪魔と共に悔い改めない盗賊ゲスタスが描かれている。イエスの磔刑の描写では、イエスが善き盗賊を受け入れた事を示す為に、頭を右に傾けている事が多い。 


外典では、悔い改めない泥棒はゲスタスという名前で呼ばれており、これはニコデモの福音書に初めて登場します。一方、彼の仲間はディスマスと呼ばれています。キリスト教の伝統では、ゲスタスはイエスの左側の十字架に、ディスマスはイエスの右側の十字架にいたとされています。ヤコブス・デ・ヴォラギネの黄金伝説では、悔い改めない泥棒の名前はゲスマスとされています。悔い改めない泥棒は、善良な泥棒とは対照的に「悪い泥棒」と呼ばれる事もあります。外典のアラビア語の幼年福音書では、ゲスタスとディスマスはそれぞれドゥマコスとティトゥスと呼ばれています。伝承によると、例えばヘンリー・ワズワース・ロングフェローの『黄金伝説』に見られる様に、ドゥマコスはエジプトに逃げる途中の聖ヨセフと聖家族を襲った盗賊団の一人だった。 


 新約聖書の物語 


この物語の最も古いバージョンは、通常西暦70年頃とされるマルコによる福音書にある物と考えられている。著者は、イエスの両側に1人ずつ、2人の盗賊が十字架にかけられたと述べている。通行人や祭司長たちは、イエスが救世主であると主張しながら自分自身を救う事ができないとして嘲笑し、イエスと共に十字架にかけられた2人もそれに加わった。一部のテキストには、これを預言の成就として引用するイザヤ書への言及が含まれている(イザヤ書 53:12:「そして彼は…罪人たちの中に数えられた」)。西暦85年頃に書かれたマタイによる福音書では、同じ詳細が繰り返されている。然し、ルカによる福音書版では、80~90年頃の詳細が異なっている。盗賊の1人がイエスを嘲笑したもう1人を叱責し、「貴方が貴方の王国に来られる時」に彼を思い出す様にイエスに求める。イエスは、その日の内に楽園で彼と一緒にいると約束して答える。伝統では、この盗賊は悔い改めた盗賊、もう1人は悔い改めない盗賊と呼ばれている。ヨハネによる福音書は西暦90年から95年頃に書かれたと考えられており、イエスが他の2人と共に十字架にかけられたとも書かれていますが、この記述では彼らについての詳細は説明されておらず、彼らの言葉も記録されていません。




<聖ディスマスのチャプレット>


このチャプレットは聖人のメダイと、一連が一つの大珠と三つの小珠よりなる六連によって構成されています。 



第一連 


「ああ聖ディスマス、我らは天主の御導き故に御身にはせ寄り奉り、今我らはキリスト・イエズスにおける御身の兄弟姉妹なり。御身の天の御くらいより、我らの為に祈り給え。我らが天主の聖寵を信じ、受け取りて、十字架より御身を呼び給いし天主への聖なる怖れを真に持つを得ん事を。」 


各小珠で「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。



第二連 


「わが為に祈り給え。我がまた、我に続く天主を畏れざる兄弟姉妹を叱る心中からの勇みを持ち、一方己の罪と助けなき状態とを認めん事を。」 


各小珠で「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。 



第三連 


「祈り給え。我が痛悔と義の回復が為の我が必要を喜びて認めん事を。御身が丁度イエズス・キリストの潔白の信をのたまいし如く、信徳・望徳・愛徳と、イエズスと公教会の内にありし真へのわが必要とす宣言を助け給わん事を。」


各小珠で「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。



第四連 


「祈り給え。我がわが主なるイエズスの公教会に証人を与え、わが過去・現在・未来を超えて天主の御国の勝利においてわが信仰を宣べるを学ばん事を。」


各小珠で「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。



第五連 


「祈り給え。我が我らの主イエズスの御慈悲と御赦しとを受け、わが罪と、苦しみに満てし行い対する心中からの悲しみと、決して再びこれらを為さざる事を明らかに体験せん事を。」 


各小珠で「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。



第六連 


「奮い立たされし聖ディスマスよ、我ら御身に祈り奉らん。御身の聖なる勇みの内に我らが真の兄弟姉妹とす、己の宣言に常に誇りを持つを祈り給え。然してまた、我らの最終の時に我らの主が語り給う御言葉を聞くを得しめ給え。"アーメン、我汝に言う。今日汝は我と共に楽園にあらん。"」


各小珠で「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。


「アーメン。」



出典元・信心の園、Wikipedia(英語版・Google翻訳)


おはようございます。昨日は「聖ディスマスのチャプレット」専用ロザリオを製作しましたが、どうにもイメージが湧かないので、聖ディスマスについて調べてみたんだけど、これと言った資料が殆ど無い!!日本語版のWikipediaでも、聖ディスマスについての詳細が僅かしか記載されてなかったので、今回は英語版のWikipediaから引用しました。






にほんブログ村 哲学・思想ブログ カトリックへ
にほんブログ村


にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村





 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する