おはようございます。昨日は「幼子イエスのチャプレット」専用ロザリオを、製作しました。前回、製作した「幼子イエスのチャプレット」は、小珠の数が合計15個の専用ロザリオだったけど、今回は小珠の数が合計33個の専用ロザリオを製作しました。



アトカの聖なる幼な子

 


アトカの聖なる幼な子への信心は、スペインから始まりました。中世の時代に、ムーア人は広大なる領域を占拠し、キリスト信者とムーア人の間の戦いはごく普通でありました。ある時ムーア人はアトカの町を襲い、幾度かの戦いの後に勝利を得たムーア人は非常に数多くのキリスト教徒を囚人にし、村人が囚人にされた者に食物や水を彼らに与える事のみならず、訪問する事さえも許しませんでした。囚人とされた人々の命を気遣い、恐れを抱いた彼らの家族は熱く彼らの救いを求めて祈りを捧げました。ある日、捕囚の身となった彼らの下に1人の子供が現れました。子供は鍔付きの帽子を被り、青い巡礼者の衣服を着ていました。そして、1籠の食物と水の入った瓢箪を彼らに運びました。ムーア人はその子供が毎日食物と水を持ってくるのを許しました。囚人達がどれほど飲食をしても、バスケットと瓢箪は満杯のままでした。その子供はキリスト信者も、またムーア人も知らぬ子供であり、人々は巡礼者に扮し給うた幼な子キリストが彼らの救いに来たり給うたと結論しました。この聖なる幼な子に対しては癒しを求めて祈られる事が多く、その聖地への巡礼者は子供用の靴を捧げます。この聖なる幼な子が夜間、密かに病める子らを訪れて癒し給うという伝承の故です。



<祈願>

「イエズスよ、アトカの聖なる幼な子の称号の下に捕らわれ人をパンにて養い給えば、御聖体における御現存の御力によりて、我らを絶えず支え給え。"わが与えしパンは世に生命を与うる為のわが肉なり"。」



<祈願Ⅱ>

「アトカの聖なる幼な子よ、全人類の公たる保護者、傷つきし者の強さ、全ての病める者の天医なる力強き幼な子よ、我は御身に御礼を為し奉り、三つの主祷文と、天使祝詞と栄唱とを御身に捧げ奉る。この日の御身への記念の内に、わが請願を聴き容れ給わん事を、御身に願い奉る。アトカのいと聖なる幼な子よ、心を挙げて願い祈り奉れば、わが望みの砕かるる事のなからざらしめ給え。平安を見出し、我がベトレヘムの御国の内に、御身に一致し奉らん時は、御身が我と共に在しますを確信せんことを。アーメン。」


「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各三回唱えます。


 

<幼な子イエズスのチャプレットⅡ>

1960年トレントン大司教認可


このチャプレットは、当ブログでは再掲載となります。


このチャプレットは、幼な子イエズスのメダイと三つの小珠、環状部分は三十の小珠から構成され、計三十三個の小珠は主の現世における三十三年の御生涯を記念するものです。


始めに(メダイで)「痛悔の祈り」を唱えます。


「ああ天主、我主の限りなく嫌い給う罪をもって限りなく愛すべき御父に背きしを深く悔やみ奉る。御子イエズス・キリストの流し給える御血の功徳によりてわが罪を赦し給え。聖寵の助けをもって今より心を改め、再び罪を犯して御心に背くことあるまじと決心し奉る。」


続いて環状部分に移り、三十の各小珠で次の祈りを唱えます。


「わが小さきイエズスよ、我御身を愛し奉る。」


続いて三個の各小珠で次の祈りを唱えます。


「絶えざる御助けの聖母よ、我らを救い給え。」


このチャプレットの締め括りに次の祈りを唱えます。



祈願


「わが小さきイエズスよ、これが御身の聖なる御旨となりせば、わが貧しき請願をみそなわし給い、我が御身にいと真にこい願い奉る恩寵を与え給わん事を。その報いとして、天主の赤子よ、我絶えず御身を愛し奉り、わが全力をあげて御身が知られ、愛されんよう努め奉らん。アーメン。」


出典元・信心の園


 


 


 

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