ハンドメイドのもの



昨日は京都からの帰宅後、「幼子イエスのチャプレット」を製作しました。製作するにあたり、小珠をハートにしました。全てを赤い小珠にしても良かったんだけど、それだと「日本二十六聖人のコンタツ《ロザリオ》」の時みたいに味気ないロザリオになるから…




幼な子イエズスへの信心

 

幼なきイエズスへの信心は、キリスト教そのものと同じ位古くからの物です。それは我らの主の御降誕の偉大な神秘を常に生き生きと我らの前に保ちます。天主なる幼な子への特別な信心が17世紀の初めにボヘミヤのプラハ市のカルメル会修道士達から始まりました。ロブコヴィッツの王女ポリクセニアは結婚の贈り物として、彼女の母から前にスペインから持って来られた天主なる幼な子の立像を受け取っていました。彼女の夫の死後、王女は慈善の業に身を献げ、特にプラハのカルメル修道院が貧困に陥った時王女は彼女の貴重な立像をカルメル修道士達に与えて言われました。「私はあなた方に私がこの世で最も尊んでいる物を差し上げます。幼な子イエズスを崇拝し、尊敬しなさい。そうすればあなた方は決して欠乏には陥らないでしょう。」彼女の贈物は、カルメル会の小礼拝堂に置かれました。王女の言葉は予言的であった事が立証されました。というのは、カルメル会士達がプラハの天主なる幼な子への信心を続けている限り、彼らにとって一切が繁栄したからです。後に、カルメル会士達はその都市から逃れねばならなくなり、戦いの混乱の中で彼らは彼らの奇蹟の立像を携えて行く事が出来ませんでした。侵略者達は、それを掴んでがらくたの山の中に放り込みました。1635年にプラハに平和が帰り、カルメル会士達は帰還しました。彼らの内の一人で、前にプラハの幼な子への信心により大きな精神的助けを頂いていた尊者シリル神父は立像を探し、それをがらくたの中に見つけました。狂喜して彼はその立像を再び小礼拝堂に安置しました。彼がある日立像の前で祈りに没頭していた時、彼は一つの声が次の様に言うのを聞きました。「私を慈しみなさい。そうすれば私は貴方を慈しむであろう。私の両手を私に返しなさい、そうすれば私は貴方に平和を与えよう。貴方が私を崇拝すればする程、益々私は貴方を祝福するであろう。」これらの言葉に仰天して彼は立像を調べ、それを覆っていた外套を側方に開いて、立像の両手が折れてなくなっているのを発見しました。両手は天主なる幼な子の患者の一人の寛大さによって修復され、再び平和と繁栄がカルメル会士達に帰って来ました。天主なる幼な子への信心はカルメル会士達によって常に実行されていました。なぜなら、彼らの御母マリアによってこの天主なる幼な子はこの世に来られたからです。アビラの聖テレジアは天主なる幼な子に対し特別な信心を実行しました。小さき花の聖テレジアもまた、天主なる幼な子の最も熱烈な崇敬者でした。



<幼な子イエズスのチャプレット>


このチャプレットは17世紀に、イエズスがフランスのカルメル会の尊者、聖心のマルガリタ童貞に知らせた物です。主はこのロザリオを世の至る所に知らせる様に童貞に願われました。そしてこのロザリオを唱える間中、天主の幼な子の神秘を黙想し奉る人々は、特別の聖寵を受け取る事を約束されました。


チャプレットは次の方法で祈られます。このチャプレットは、3個の小珠と環状部分の12個の小珠より構成されています。


最初にメダイで次の祈りを唱えます。

「天主の幼な子イエズス、我御身の十字架を尊崇し奉る。かつ御身が我に送られんとする十字架を全て受け奉る。崇むべき三位、我を聖なる幼な子イエズスの聖心の全き賛美、天主の聖なる御名の栄光が為に捧げ奉る。」


続いて「御言葉は、人となり給いたり。」

そして「主祷文」を3回、各小珠において唱えます。


次に、中心のメダイで「御言葉は人となり、我らの内に住まわれたり。」と唱えます。続いて環状の12個の各小珠において「天使祝詞」を唱えます。


最後に「栄唱」を1回唱えます。


3回の「主祷文」は聖家族(イエズス・マリア・ヨゼフ)に光栄を帰し奉る為の物で、12回の「天使祝詞」はイエズスの御幼少時を記念し、光栄を帰し奉る為の物です。またこのチャプレットの締め括りに、「聖なる幼な子イエズス、我らを祝し、守り給え。」と祈ります。



<プラハの天主の幼な子への祈願>

「ああプラハの天主の幼な子、なお偉大にして全能の天主よ。我御身の至聖なる御母のいとも力強き執成しに、及び御身の天主なる全能の限りなき御憐れみによりて、これの祈願においてひとえに熱く願い奉る意向を聴き容れ給わん御応えをば懇願し奉る。」


「ああプラハの天主なる幼な子よ、わが祈りを聴き容れ給い、わが請願を与え給え。」(3回)


「主祷文」「天使祝詞」を各一回唱えます。



<聖母が尊者シリル神父に啓示された祈り>

「ああ幼な子イエズス、私は貴方に頼り、貴方の聖なる御母の御執成しによって、私のこの必要にあたり、私を御助け下さいます様にお願い致します。私は貴方の神性が、私を助けて下さると確信します。これから私は完全な誠実さをもって、貴方の愛に奉仕する事を望みます。ああ神の御子、私は私自身と同じく、隣人を愛します。全能の御子主イエズス、再び私は貴方に嘆願します。この私の必要において、私を御助け下さい。マリアとヨゼフ、そして貴方の天の宮廷の聖なる天使達と共に、貴方を崇め、貴方が永遠に私の物となります様、恵みを御与え下さい。アーメン」


「私を慈しみなさい、そうすれば私は貴方を慈しむであろう。」幼な子イエズスのシリル神父への啓示


<良き健康の聖なる幼な子イエズスに光栄を帰し奉るチャプレット>

このチャプレットは一般のロザリオを用いて祈られます。


まず初めに十字架の部分において「痛悔の祈り」と次の祈りを唱えます。


「いとも甘美なる幼な子イエズスよ、御身の奇跡的な御姿によりて御身の聖なる御幼少時への信心を我らの霊魂の内にしみ入れん事を望まれ給えり。わが罪を悔い奉りて、御前に跪き奉る。我御身に背きしが為に痛悔し、決して再び罪を犯すまじと望み奉る。御身我への愛が故に朽ち果てし馬船の内に生まれ給い、御身再び、わが霊魂の内にて御身の聖寵によりて生まれ給わん事を。わが罪の真の痛悔を与え給いて、それによりて我御身の限りなき御憐れみによりて、罪の償いの裁きにおいてそれの赦しを受け取らん事を。天主の幼な子イエズスよ、わが真の告白によりて、御身の御足元にて聖寵を嘆願するに相応しき者とならしめ給え。とりわけ我が永遠の救いを得られん事を聴き容れ給え。アーメン。」


各大珠で次の祈りを唱えます。


「マリア、良き健康の聖なる幼な子イエズスの御母よ、御身がわが母なるを我に示し給え。」


各小珠で次の祈りを唱えます。


「良き健康の聖なる幼な子イエズスよ、我御身を愛し奉る。わが請願を聴き容れ給うによりて、我への御身の愛を示し給え。」


このチャプレットの締め括りに次の祈願を唱えます。


「良き健康の聖なる幼な子イエズスよ、我わが請願を全能の御手のうちに置き奉り、御身の祝され給う者はいかなる者なりしとも直ちにそは生ずるが故に、御身の祝福をこい願い奉る。アーメン。」


<良き健康の聖なる幼な子への短い祈願>

聖ミカエル▲我らの道を照らし給え


聖アンナ▲我らの為に祈り給え


聖ヨゼフ▲我らを導き給え


王なるキリストの御母なるマリア▲御身の外套もて我らを覆い給い、しかして我らが御身の御足元を歩まん事を


良き健康の幼な子イエズス▲御身の道の全ての歩みにおいて、我らを導き給え



<プラハの幼な子への祈り>

「ああ慈悲深き幼な子イエズス、我は病める者への御身の奇蹟的御業を知れり。かつて与え給いし数知れぬ御恵みと治癒を思い給いて、御身の御幼年、殊にプラハの御像における御幼年への賛美によりて、我最大の信頼もて叫び奉る、ああ至愛なる幼きイエズス、御身もし望み給わば我を癒し給うを得べし。御身の聖なる御手を伸べ、御力によりてあらゆる苦痛と病を取り去り給え。」


<幼な子イエズスへの朝の捧げ>

「ああ親愛なる甘美な幼な子イエズスよ、我わが意思を御身に捧げ奉りて、御身これをば強め給い、わが精神を捧げ奉り、御身これを鼓舞され給わん事を。わが記憶をして、御身これをば満たされん事を。わが願い、わが望みをして、御身これを浄められん事を。我御身に犠牲をば捧げ奉り、わが意向をして御身これをば導き給いて、わが全ての内外の行いをばして、御身これを聖化され給わん事を。我が全て、及び全ての我が持ちたる物は御身の物なり。御身の我が為の愛はわが希望及び信頼なり。我が御身より決して離れざらん事を聞き、これを聴き容れ給え。アーメン。ああ幼な子イエズスよ、我御身の至聖なる御母マリアの御手の内にわが罪の赦しが与えられたる信頼をなし、これを置き奉る。我は我自身をば全く委ね奉りて、かつこの日地上の至る所で祝われる全ての聖祭、及び煉獄の貧しき霊魂らに代わりて、これを全て捧げ奉る」


<堕胎さるる子らが為の祈願>

「親愛なる幼な子イエズスよ、御身の聖なる御誕生に光栄を帰し奉る内に聖なる御母によりて、我、今日に、命を奪わるる幼な子らが天の御父の王座の御前に保護並びに永遠の栄光を見出さん事を祈り奉る。」


「使徒信経」を一回唱えます。


「今日生まるる全ての者が、イエズス・マリア・ヨゼフによりて永遠の生命に至らん事を。」


「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。



<奇蹟的なる幼な子イエズスへの祈願>

「ああ奇蹟的なる幼な子イエズスよ、我らの悩める心に向かい給いて、憐れみ深くみそなわし給わん事を。御身の優しき御心を哀れみに向け我らの祈願にありて優しくあられん事を。かつ我らが熱く懇願し奉る恵みを与え給わん事を。我らより我らを苦しめる苦悩、絶望、苦難、災いを取り去り給わん事を。御身の聖なる御幼年が為に我らの祈りを聴き容れ給い、慰め及び助けを送り給い、御父及び聖霊と共に世々に御身を賛美し奉らん事を。アーメン。」


<謙遜を求むる祈願>

「崇むべき幼な子イエズスよ、御身は御自らへりくだり給いて我らの人性を受け給いしのみならず、またいとも弱く、人間の内にていとも無防備なる幼な子となるを選び給いたれば、真の謙遜と、人間的力は御身の天主なる御助けによりて完徳を為し奉る事を学ばんが為、我らを教え給え。アーメン。」


<祝せられた童貞の御出産>

教会認可 聖ブリジッタ 啓示の書7:1


「黙想と恍惚の如き内に、天への熟視と挙げられ給いし御手と共に、彼女は御立ちになられておりました。彼女がかくの如くして祈りに没頭されておられし間、私は御子が御胎内で動き給うのを見ました。そして同じ瞬間に、真に瞬く間に彼女は御子を出産なさいました。その御者より太陽が比し得ない、名状し難い輝きが放たれました。そしてこの御出産も速やかで、瞬間的な物であり、私が方法を観察する事が出来なかったか、見分ける事が出来なかったか、もしくはどの様にかして童貞女の御肉身が開かれて御出産なさいました。しかし私はすぐにこの栄光に満てる幼な子が裸で地上を明るくパッと照らされているのを見ました。彼女は御自分が出産されたのを感じられた時、彼女は御頭と御手を垂れられ、礼儀正しく、そしてうやうやしく、幼な子に祈られました。『歓迎申し上げます。わが天主、わが主、わが御子よ!』」



<天主の幼な子への祈祷>

天主の幼な子イエズス


わが苦難において▲我を助け給え


わが霊魂の敵共より▲我を救い給え


わが誤りにおいて▲我を教え給え


わが苦しみと疑念において▲我を慰め給え


わが孤独において▲我と共に在し給え


わが病において▲我を力づけ給え


他の者が我を見下す時▲我を勇ませ給え


誘惑において▲我を防ぎ給え


困難の時において▲我を強め給え


御身の母性的御心もて▲我を愛し給え


御身の限りなき御力もて▲我を守り給え


かつわが臨終の時、御身の御腕の内に▲我を受け取り給え


アーメン。



<力強きノベナ>

このノベナは九日間、差し迫りし状況においては一時間毎に、一日で九回捧げる事が出来ます。


「ああイエズスよ、御身は"願え、さらば与えられん。探せ、さらば見出さん。叩け、さらば開かれん。"との給いき。御身の至聖なる御母の取次によりて我が祈りの聴き容れられん事を、叩き、探し、願い奉らん。」



「主祈文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。


「ああイエズス、天主の御子よ、我らを憐れみ給え。」


「ああイエズスよ、御身は"わが名によりて御父に何願わんも、彼、それを汝らに与え給わん。"との給い。御身の至聖なる御母の取次によりて、われ慎みて、かつ差し迫られ、わが祈りの聴き容れられん事を御名によりて御父に願い奉る。」



「主祈文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。


「ああイエズス、天主の御子よ、我らを憐れみ給え。」



「ああイエズスよ、御身は"天地は過ぎん、されど我が言葉は過ぎざるべし」との給いき。御身の至聖なる御母の取次によりて、わが祈りの聴き容れられん事を確信し奉る。」



「主祈文」「天使祝詞」「栄唱」を各一回唱えます。


「ああイエズス、天主の御子よ、我らを憐れみ給え。」



<聖なる幼な子の連祷>

主憐れみ給え▲キリスト憐れみ給え

主憐れみ給え

キリスト我らの祈りを聴き給え▲キリスト我らの祈りを聴き容れ給え

天主なる御父▲我らを憐れみ給え

天主にして世の贖い主なる御子▲我らを憐れみ給え

天主なる聖霊▲我らを憐れみ給え

唯一の天主なる聖三位▲我らを憐れみ給え


イエズス・キリストなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

生ける天主の御子なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

童貞マリアの御子なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

弱きにおける強さなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

優しきにおける力強さなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

聖寵の宝なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

愛の奔流なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

天を新たに為し給える幼な子▲我らを憐れみ給え。

地上の悪の償いなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

諸天使の頭なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

諸教皇のひこばえなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

預言者らの言なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

異邦人の望みなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

羊飼いらの喜びなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

東方の三博士の光なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

幼な子らの救いなる幼な子▲我らを憐れみ給え。

正しき者の期待なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

賢者らの教師なる幼な子▲我らを憐れみ給え。

諸聖人の初穂なる幼な子▲我らを憐れみ給え。


ああ幼な子イエズス、憐れみ、我らを助け給え。


アダムの子のくびきより▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

邪淫の心より▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

世におけし敵意より▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

生におけし慢心より▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

過ぎたる知の願いより▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

精神の盲目より▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

悪しき意志より▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

我らの罪より▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身のいと浄き御宿りによりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身のいと慎ましき御誕生によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身の御涙によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身のいと痛ましき御割礼によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身のいと栄えある御公現によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身のいと敬虔なる捧げによりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身のいとも天主なる御生涯によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身の御清貧によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身の数多の御苦難によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。

御身の御労働と御旅によりて▲幼な子イエズス、我らを救い給え。


世の罪を除く神の子羊▲主我らを赦し給え

世の罪を除く神の子羊▲主我らの祈りを聴きいれ給え

世の罪を除く神の子羊▲主我らを憐れみ給え


幼な子イエズス▲我らの祈りを聴き給え。

幼な子イエズス▲我らの祈りを聴き容れ給え。


祈願


「ああ主イエズス・キリスト、御身は御身の天主の御受肉といと聖なる御人性を喜び給い、その時生まれ、小さき子となり給いたれば、幼き子の静けさにありし尽きざる英知と、恥辱におけし威厳を知らしめ給え。御身の地上におけし万代の恥辱を崇め奉り、御身の天におけし栄光を我ら黙想し奉る。御父と聖霊と共に世々に生き、かつしろしめし給う主なるかな。アーメン。」



<幼な子イエズスのチャプレットⅡ>


このチャプレットは、幼な子イエズスのメダイと三つの小珠、環状部分は三十の小珠から構成され、計三十三個の小珠は主の現世における三十三年の御生涯を記念する物です。


始めに(メダイで)「痛悔の祈り」を唱えます。


「ああ天主、我主の限りなく嫌い給う罪をもって限りなく愛すべき御父に背きしを深く悔やみ奉る。御子イエズス・キリストの流し給える御血の功徳によりてわが罪を赦し給え。聖寵の助けをもって今より心を改め、再び罪を犯して御心に背く事あるまじと決心し奉る。」



続いて環状部分に移り、三十の各小珠で次の祈りを唱えます。


「わが小さきイエズスよ、我御身を愛し奉る。」



続いて三個の各小珠で次の祈りを唱えます。


「絶えざる御助けの聖母よ、我らを救い給え。」



このチャプレットの締め括りに次の祈りを唱えます。


祈願


「わが小さきイエズスよ、これが御身の聖なる御旨となりせば、わが貧しき請願をみそなわし給い、我が御身にいと真にこい願い奉る恩寵を与え給わん事を。その報いとして、天主の赤子よ、我絶えず御身を愛し奉り、わが全力をあげて御身が知られ、愛されんよう努め奉らん。アーメン。」


<幼な子イエズスへの祈り>

「イエズス、我を祝し、絶え間なくわが為に祈り給え。今日そして常に我より罪を遠ざけ給え。もし我、躓かば我に御手を差し伸べ給え。もし我が百度、躓かば我を百度起こし給え。もし我が御身を忘れなば、我を忘れ給わざれ。幼な子イエズス、御身が去り給わば、我は何とならん。世におけし諸難に対し、我を助け給え。我は御身の御保護の下に生き、そして死ぬるを望まん。我はわが生に御身が微笑み給うを望まん。慈悲もて我をみそなわし給え。甘美なるイエズス、我より離れ給わざれ。最期においては来たり給いて我を迎え、我を受け取り給わん事を。今も、また永久に至るまで我を祝し給え。アーメン。」



<聖なる幼な子のチャプレット>


このチャプレットは、一つの大珠と、八つの小珠で構成されています。


各小珠の裏面には、それぞれの幼な子イエズスの神秘の黙想の絵があり、その黙想に従って祈り、「天使祝詞」と呼祷を唱えます。


始めに(大珠で)、「十字架の印」を行い、次のように唱えます。


「ああ天主、わが助けに来たり給え。」「ああ主よ、わが助けに急ぎ給え。」


「栄唱」を一度唱えます。


(第一の小珠)


「ああイエズス、御父の御心より来たり、我らの救霊のために天つ御国より降り給いて、

聖霊によりて宿り、童貞マリアの御胎内に入り給い、御言葉の御宅身となりし、いと柔らかき幼な子よ、我らに謙遜なる心を与え、御身の贖いの実りを喜ばしめ給え。」


「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」



(第二の小珠)


「ああイエズス、童貞マリアによりて、聖エリザベトと、御身の聖化されし先駆者なる洗礼者ヨハネの、母の胎内に在りし時に訪れ給いしいと柔らかき幼な子よ、御身の聖なる御恵みのいと尊き宝によりて、我らの霊魂を聖化し給え。」


「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」


(第三の小珠)


「ああイエズス、ベトレヘムにおいて、童貞マリアより生まれ給いし、いと柔らかき幼な子よ、慎ましきあら布にて覆われ、馬船のうちに寝かせられ、天使と牧者によりて、誉れを与えられし、いと柔らかき幼な子よ、我らの心をして、幼な子の如き御身を迎えるに相応しからしめ、御身を我らの救い主として崇めさせ給え。」


「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」



(第四の小珠)


「ああイエズス、博士達を星によりて示し給い、彼らより、黄金、乳香、没薬の礼物を受け給いし、いと柔らかき幼な子よ、御身へと導かれんが為、我らをも謙遜なる仕えの道に導き給え。」


「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」


(第五の小珠)


「ああイエズス、御身の御誕生より八日の後に割礼を受け、イエズスの栄えある御名にて呼ばれ、御名と御血とによりて、世の救い主なるを預言されし、いと柔らかき幼な子よ、あらゆる汚れし望みと、あらゆる悪徳より、我らの心を解き放ち給え。」


「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」


(第六の小珠)


「ああイエズス、死に渡さんとすヘロデの捜索の、聖ヨゼフによりて、御母と共にエジプトへと去らしめられし、いと柔らかき幼な子よ、御身の戦いと、聖なる幼な子殉教者の誉れとによりて救われ給えば、我らの敵の長、

即ち世俗と肉と悪魔の罠より、我らを救い給え。」


「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」


(第七の小珠)


「ああイエズス、エルサレムにおいて十二の御年を経られ、マリアとヨゼフより離れ、御悲しみと共に捜し、三日の後に大いなる喜びと共に聖殿の博士らの間に見出されたる、いと柔らかき幼な子よ、我らを真の知恵にて満たし給い、しかして我らの公教会の御母より、決して離れざらしめ給え。」


「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」


(第八の小珠)


「ああイエズス、ナザレの御住まいの内に、聖性に生き給いし、いと柔らかき幼な子よ、服従、清貧と労働、成長と御恵みとに御生活を導かれたれば、主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。御身の天主の知恵を我らに示し、我らして、御身とヨゼフ、御身のいと聖なるマリアの御記念に、常に生くるを得しめ給え。」



「天使祝詞」一回。「主イエズス、来たり給いて、世を救い給え。」



<聖なる幼な子への祈り>


「ああ奇しき幼な子イエズスよ。信、望、愛の徳によりて動かされ、我は御身の聖なる御姿の御前に進み奉りて、わが悩める心を慈悲深く顧み給わん事をこい願い奉る。御自らの柔らかき御愛をして常に慈悲を増し給いて、わが苦難を宥め、わが苦しみを減じ給え。もしこれ、御旨なれば、耐え難き一切の苦を我より取り去り、決して絶望に我を委ね給わざれ。親愛なる幼な子イエズスよ、今日(こんにち)まったき謙遜と愛ある信頼とによりて、御身より願い奉る聖寵を与え給い、御身の聖なる御幼年によりて、常にわが祈りを聴き容れ給え。御身の御助けと御慰めによりて、寛大にあり給え。御身と御父と聖霊を称え奉らん。アーメン。」


<幼な子イエズスのチャプレットⅢ>


このチャプレットは、一般のロザリオを用いて祈ります。


十字架の御像で「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」を祈ります。


各大珠で、次の祈りを唱えます。


「ああ いと愛する幼な子イエズス、御身はこの荒れし世における我らの希望なり。」


各小珠で、次の祈りを唱えます。


「幼な子イエズスのいと聖なる聖心によりて 我らの家庭に平安をもたらし、我らの子らを守り、我らの一切の急の為に祈り給え。」


出典元・信心の園




にほんブログ村 哲学・思想ブログ カトリックへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する