認知症予防に歩行時間が大きく寄与~日本人1万4千人のデータ
認知症予防に歩行時間が大きく寄与~日本人1万4千人のデータ
おはようございます。
いつもありがとうございます。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。
世界最大の医療研究機関、アメリカの国立衛生研究所(NIH)が提唱した認知症予防のための生活習慣は、
1.運動習慣をつける
2.高血圧を改善する
3.人的交流など社会認知活動を増やす
4.2型糖尿病の改善する
5.地中海食などバランスのいい食事を摂る
6.適正体重の維持(生活習慣病の改善)
7.禁煙する
8.うつ状態の改善
の8つをあげ、最大の予防策は運動習慣だと言っています。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、脳卒中の危険因子となることから、認知症の中ではこれまで血管性認知症との関連で注目されてきましたが、生活習慣病がアルツハイマー病の発症や進行にも大きく影響していることが最近の研究からわかってきたそうです。
生活習慣病である高血圧、糖尿病、脂質異常症は治療や予防もできる認知症の促進因子になっています。これらは全て食事に関係があり、インスリン抵抗性を改善させる食事を習慣にすることで認知症のリスクを減らすことにつながりそうです。
OECDは、2017年度の日本の認知症患者の有病率が、加盟35カ国中で最も高いと報告しています。
日本人の認知症有病率は2・33%であり、OECD平均の1・48%を大きく上回っています。
高齢化がさらに進む日本は有病率が上昇するとみられ、20年後には3・8%に達すると推定されています。
糖質過多の食事が認知症を早める危険因子になっているので、認知症は3型糖尿病とも揶揄されています。
インスリンは、血糖のコントロールをするだけではなく、神経細胞の働きをサポートするなど大切な役割も果たしています。
役目を果たしたインスリンは、インスリン分解酵素の働きにより分解され、認知症の原因とされるアミロイドβという物質も分解してくれますが、糖質を摂り過ぎてしまうと、インスリン分泌量が増え過ぎてインスリン分解酵素は、インスリンの分解を優先し、アミロイドβの分解をすることができなくなり、アミロイドβがたまり、神経細胞が死んでしまうそうです。
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/1010f126.98288641.1010f127.84137448/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15289586%2F&m=http%3A%2F%2Fm.rakuten.co.jp%2Fbook%2Fi%2F18937806%2F&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjMwMHgzMDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJkb3duIiwiY29tIjoxLCJjb21wIjoiZG93biIsInByaWNlIjoxLCJib3IiOjEsImNvbCI6MH0%3D" target="_blank" rel="nofollow" style="word-wrap:break-word;" ><img src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1010f126.98288641.1010f127.84137448/?me_id=1213310&item_id=18937806&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1404%2F9784802611404.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1404%2F9784802611404.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict" border="0" style="margin:2px" alt="" title=""></a>
長寿が当たり前になり、認知症も急増していますが、最も多いアルツハイマー病は確かな予防法も治療法も見つかっていない「未知の病」とされ、認知症は予防が重要です。
アルツハイマー病治療薬の臨床試験は99%失敗し、研究者と製薬会社は予防に目を向け始めたそうです。
<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/5c1bf5703f1f285d5f427f3572c6ea5462dfaa9d.10.2.9.2.jpeg" border=0 alt="" name="insertImg" /><br><br>
認知症にはそれぞれに原因疾患があり、大別して(1)根本的な治療が困難で、脳の神経細胞がゆっくりと壊れていく変性型認知症(2)発症・進行を予防できる認知症(3)根本的な治療ができる認知症があり、主なものでは、変性型認知症のアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症、そして脳卒中などで起こる脳血管性認知症があり、原因疾患は数十種類に上るそうです。
<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/71577d8a17ab2734eaa35ffb7670c098773dd136.10.2.9.2.jpeg" border=0 alt="" name="insertImg" /><br><br>
認知症予防には、様々な研究、報告がありますが、認知症予防に効果があると言われているのは、禁煙、運動の習慣化、脳トレ、血圧・血糖管理、食事は適度な糖質制限、塩分制限、糖質を最後に食べるカーボラスト、品数豊富なバランスのよい魚・和食、カテキンやビタミンD、教育年数の延長、社会性ある認知刺激余暇活動、睡眠などのよい生活習慣を総合的に組み合わせることだそうです。中でも効果があると言われているのが息が弾む程度の中強度の有酸素運動と言われています。
<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/ae50819fc7284ed2b77d80d33b1bb60ea0a9235b.10.2.9.2.jpeg" border=0 alt="" name="insertImg" /><br><br>
2017年の国際アルツハイマー病会議で、世界五大医学雑誌の一つランセットの委員会が「世界の認知症発症例の3分の1以上が特定の生活習慣の改善によって予防可能である」と発表しています。
信頼性の高い十分なエビデンスが確認されたと認められたのは9つの要因で、各要因は一部を除いてライフステージ別に発生するとされ、大きく4段階に分かれています。
認知症との関係が指摘される「食事」「飲酒量」「視覚障害」「大気汚染」「睡眠」についてはエビデンスが不足として、今回の発表には含まれていません。
(1)初期:15歳までの中等教育を修了していない
(2)中年期:肥満、難聴
(3)高齢期:早期治療に取り組んでいないうつ病、2型糖尿病、低い活動量、社会的孤立
(4)すべてに共通:高血圧、喫煙習慣
<img src="https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/9b13c21bbc43c9b38404623ce7af78fda06aecd6.10.2.9.2.jpeg" border=0 alt="" />
****************************<b>【以下転載】</b>****************************
歩行時間が認知症発症に与える影響について、東北大学の遠又 靖丈氏らが65歳以上の日本人コホートで検証した。その結果、全員が1日1時間以上歩けば認知症発症の18.1%の減少に寄与すると推定され、歩行時間が認知症発症予防に少なからぬ影響を与えることが示唆された。International Journal of Geriatric Psychiatry誌オンライン版2018年10月22日号に掲載。
本研究ではまず、65歳以上の1万3,990人のデータを分析しハザード比を推定した。1日歩行時間(0.5時間未満、0.5~1時間、1時間以上)は自己申告のアンケートから評価した。また、公的介護保険データベースを検索し、5.7年間の認知症データを取得し、Coxモデルを用いて認知症の多変量調整ハザード比(HR)を推定。さらに、国民健康・栄養調査における有病率を用いて、人口寄与割合(population attributable fraction:PAF)を算出した。
主な結果は以下のとおり。
・1日歩行時間は、認知症発症と逆相関を示した。
・多変量調整HR(95%信頼区間)は、0.5時間未満を1.00(基準)とすると、0.5~1時間で0.81(0.71~0.92)、1時間以上で0.72(0.62~0.84)であった。
・全員が1日1時間以上歩けば認知症発症の18.1%の減少に寄与し、現在の歩行時間を1つ上のレベルに増やせば(0.5時間未満から0.5~1時間、あるいは0.5~1時間から1時間以上)14.0%の減少に寄与すると推定された。
(出典:ケアネット)