フィンガー研究が示した総合的な認知症予防の有効性
認知症予防には、様々な研究、報告がありますが、認知症予防に効果があると言われているのは、禁煙、運動の習慣化、脳トレ、血圧・血糖管理、食事は適度な糖質制限、塩分制限、糖質を最後に食べるカーボラスト、品数豊富なバランスのよい魚・和食、カテキンやビタミンD、教育年数の延長、社会性ある認知刺激余暇活動、睡眠などのよい生活習慣を総合的に組み合わせることだそうです。中でも効果があると言われているのが息が弾む程度の中強度の有酸素運動と言われています。
脳に刺激を与えるには、運動強度60~80%のランニングを1日20~30分×週3回がよさそうです。
<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/1010f126.98288641.1010f127.84137448/?pc=http%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F14359829%2F&m=http%3A%2F%2Fm.rakuten.co.jp%2Fbook%2Fi%2F18113375%2F&scid=af_item_img&link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJwaWN0Iiwic2l6ZSI6IjMwMHgzMDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJkb3duIiwiY29tIjoxLCJjb21wIjoiZG93biIsInByaWNlIjowLCJib3IiOjEsImNvbCI6MH0%3D" target="_blank" style="word-wrap:break-word;" ><img src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1010f126.98288641.1010f127.84137448/?me_id=1213310&item_id=18113375&m=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F4961%2F9784844374961.jpg%3F_ex%3D80x80&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F4961%2F9784844374961.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict" border="0" style="margin:2px" alt="" title=""></a>
しかし、誰もが息が弾む程度の中強度の有酸素運動を習慣にできるわけではなく、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201604200000/">料理教室もおすすめ</a>で、特に料理が得意ではない男性におすすめしたいです。
健康・長寿は教養と教育が必要だ!
・今日、用があること
・今日、行くところがあること
日本でも認知症は増加し、厚生労働省の2012年調査では認知症患者は462万人、認知症予備軍の軽度認知障害(MCI)患者は推計400万人、合わせると65歳以上の高齢者の4人に1人でしたが、別の調査では認知症患者の高齢者推計は550万人と65歳以上の18%となり、20年で6倍に増えていました。
2025年には認知症高齢者が700万人(5人に1人)に急増し、軽度認知障害(MCI)患者と合わせると軽く1000万人を超えるわけです。
また64歳以下までの認知症を若年性認知症と呼び、まれに10代後半で発症することもあるそうで、若年性認知症の推定患者数は約3万8000人と言われています。
<img style="cursor: pointer; border: none;" alt="認知症将来推計2014.jpg" src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=e898e5cc82aafe38fb13f62939630fa49811be3a.10.2.2.2j1.jpg" />
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201606010000/">英国では20年前に比べ、1年間に認知症になる人の割合が20%減った</a>そうで、社会全体で健康増進を図れば、認知症の増加が抑えられるようです。
ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動を続けることで、脳の血液の流れが良くなり、脳の白質の衰えを抑えることができ、高齢になっての認知能力が衰えを最小限に抑えることができるそうで、インターバル速歩やスローランニング、階段昇降はおすすめです。
筋肉は鍛えることで何歳になっても増やせますので、筋力の衰えが進む40代後半、遅くても50代からインターバル速歩やスローランニングを習慣にすると健康・長寿にプラス効果が期待できますね。
天皇、皇后両陛下は、皇居御所の庭を約1キロ散策することを日課とされておられましたが、2年ほど前からスローランニングを取り入れられ、50段程度までは階段をお使いになっておられるそうです。
また歩きながら計算するとか、頭と体で2つのことを同時に行うデュアルタスク(2重の課題)がよいそうです。
よい知識をつけて出来そうなことから無理なく生活習慣を改善していくことがポイントだと思います。
遅発性アルツハイマーの爆心地が青斑核と呼ばれる脳の小さな領域だと分かり、この部位は、高齢者における認知機能の維持に大いに関連しているそうです。
青斑核にある神経細胞は睡眠時間が少ないほど死滅することから、高齢者の脳年齢は睡眠時間が大きく関与しているそうです。
<img style="cursor: pointer; border: none;" alt="認知症予防2.jpg" src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=bc3fe2755244697ead862853cbf85497d3fd791d.10.2.2.2j1.jpg" />
<img style="cursor: pointer; border: none;" alt="認知症予防1.jpg" src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=7725c809668e3be9656c2df6a3a59cec29699310.10.2.2.2j1.jpg" />
筋力トレーニングは、使っている筋肉に意識を集中して動かすことで、筋肉と脳を結ぶ神経回路が刺激され、脳細胞を活性化でき、認知症予防に役立つそうです。
筋肉の脆弱化を防ぎ、介護予防にも役立ちますので、一石二鳥です。
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201409190000/">歩行速度は新しい認知症診断テストの鍵</a>とまで言われています。運動機能や筋力と認知症リスクに関する研究成果が数多く報告されていますが、適切な負荷、量の運動を習慣にすることは重要ですね。
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201511190000/">全国40~69歳の男女1200人を対象とした「認知症予防に関する意識調査」によると、認知症の予防に役立つ情報に関心がある人は6割近くにのぼり、認知症予防に有効だと思われる食事や運動習慣を改善するための情報を望んでいる</a>そうです。
2012年内閣府・高齢者の健康に関する意識調査によると、健康管理の行政への要望の1位が認知症でした。
また50~70代の脳に関する意識調査では、91%が脳の働きに老化を感じていますが、何か対策を講じている人は24%しかおらず、対策をしていない人の85%が対策を知らない・わからないと回答しているそうです。
<img style="cursor: pointer; border: none;" alt="アルツハイマー病につながるリスク.jpg" src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=b269ec02b7acb3fc7065ad46f6882c392b240dc7.10.2.2.2j1.jpg" />
認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理、予防が、認知症予防に有効だそうです。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切だと言われています。
最も罹りたくない認知症は何種類かあり、その一つの<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201107040000/">アルツハイマー病は世界経済危機をもたらすと警告</a>されたり、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201312060000/">国際アルツハイマー病協会から認知症増大予測で対策強化の政策提言</a>が出るほど増えていますが、よい治療法がないので高齢化国を悩ませています。最もよい対策は個人が取り組む的を射た認知症予防策の習慣化です。
そんなことから厚生労働省は2012年に「<a href="http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002j8dh-att/2r9852000002j8ey.pdf" target="_blank">認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)</a>」が発表されたり、2013年12月に「主要国(G8)認知症サミット」、2014年11月5日6日には「G8認知症サミットの後継国際会議」が日本で開催され、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201411230000/">認知症対策は重要な国家戦略</a>として2015年1月に「<a href="http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/01_1.pdf" target="_blank">新オレンジプラン</a>」が発表されています。
一番多いアルツハイマー病は、一言で言うと「脳内にゴミがたまる現象」で、そのゴミとして比較的知られているのが、βアミロイドと呼ばれるたんぱく質ですが、数年前くらいから注目を集めているのが、「タウ」と呼ばれるたんぱく質で、βアミロイド以上に悪さをすることが分かったそうです。
運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。
日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要35カ国中34位(2016年OECD調査)と韓国と同率最下位で、驚くほど低率です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。
****************************<b>【以下転載】</b>****************************
認知症予防で画期的といわれるフィンランドのフィンガー研究。運動や食事、脳エクササイズ、血圧管理などの総合的な介入で認知症発症リスクを顕著に下げました。日本でも同様のさらに詳細な研究が計画されているようです。
<B>フィンガー研究とは</B>
認知症予防に関する研究で有名なものの1つに、NHKスペシャル「シリーズ認知症革命」でも取り上げられたフィンランドのフィンガー研究があります。
フィンランドのカロリンスカ研究所は、2009年9月7日から2011年11月24日までに、60~77才のフィンランド人1,260名をランダムに介入群と対照群の2群に分け、対照群には一般的な健康アドバイスを、介入群には、2年間以上続けて血圧の管理などにあわせて健康的な食事、筋トレ・有酸素運動、脳エクササイズなどの総合的な介入を行いました。
具体的には 食事に関しては野菜や果物、全粒穀物製品や低脂肪乳、肉、最低週に2日は魚を消費することなどが推奨されました。またアルコールや糖、カロリーの摂取を制限しました。
運動は、週1~3回の筋力トレーニング、週2~5回の有酸素運動などを行いました。
脳エクササイズは、ワーキングメモリー、エピソード記憶、メンタルスピードを鍛えるトレーニングを週3回 1回15分程度行いました。
また、医師や看護師によって診察や身体計測を行い、生活習慣の改善指導などを行いました。
結果、参加者の認知機能を標準検査(NTB)で調べた結果、全体的なスコアは、介入群が対照群に比べて平均25%高く、各機能のスコアでは、より大きな差異がみられたものもあり、実行機能スコアは83%、処理速度スコアは150%、記憶スコアでもポストホック分析で差がみられたとのことです。
また、ポストホック分析によると、予防的介入を行わなかった対照群は、介入群と比べて認知症になるリスクが1.3倍増加することが示されました。
この大規模で長期的なランダム化比較試験の結果は、総合的な介入が、一般人の高リスク高齢者の認知機能を改善または維持することができることを示唆している、としています。
<B>認知症は多因子疾患であり、その改善のためには多因子介入が必要</B>
主任研究者のキビペルト教授は
“多くの先行研究で高齢者の認知機能の低下と食事、心臓の健康、運動などの因子に関連がみられることが報告されている。我々の研究は初の大規模ランダム化比較試験によって、認知機能の低下を予防できると思われる複数のリスク因子に焦点をあてた介入によって高齢者の認知症発症リスクが低下することを示している。
”
“「認知症は多因子疾患であり、その改善のためには多因子介入が必要である」という仮説は証明され、今後、フィンガー研究が認知症予防の新しい、現実的なモデルになる
”
としています。
運動だけ、脳トレだけなど単一のものではなく、運動や食事、認知機能トレーニングなどを総合的に組み合わせた認知症予防の取り組みがこれからさらに増えていくでしょう。
<B>長寿研が取り組む日本版フィンガー研究</B>
国立長寿医療研究センターは、フィンガー研究のような大規模な認知症予防研究に取り組む予定です。
国立長寿医療研究センターの鳥羽理事長は
“「フィンガー研究は認知症の前段階といわれる軽度認知障害(MCI)の一歩手前の人を対象に行われました。また、遺伝的背景がどう関与していたかや、効果が見られた人にどんな特徴があったかといった細かいことまではここでは調べられていません。そこで、すでにMCIになった人を対象に細かいことまで調べ、こういう危険因子を持った人はこういう対策をとるべきといった、個々人の特性に合わせた認知症の予防&治療プランの確立につなげていこうというのが私たちの試みです」
”
と述べています。
フィンガー研究よりさらに詳細に、遺伝子や個人の特徴などのデータをとった大規模な研究になるようで、遺伝子などによって予防や治療方法をパーソナライズすることができるようになると画期的です。
また、40歳以上の健常者を対象とした認知症予防に関する数万人規模の調査を、国立精神・神経医療研究センター、国立長寿医療研究センター、日本医療研究開発機構が開始し、2016年7月5日から登録受付を開始しています。
<B>あたまの健康応援プロジェクトIROOP(アイループ)</B>
IROOPは40歳以上の健常者を対象に5年で4万人規模を目指すとしています。登録すると、基本情報を入力したのち、病歴や睡眠、食生活など約160項目のアンケート(所要時間約20分)にオンラインで回答し、認知機能検査である「IROOPあたまの健康チェック」(所要時間約15分)を電話で受けます。そして登録から6ヵ月ごとに定期アンケート(所要時間約20分)に回答し、認知機能検査を受けることができるとのことです。
これら大規模な調査により有効な認知症予防法が明らかになっていくことが期待されます。
(出典: nounow)