ビタミン・ミネラル、若年層中心に欠乏顕著 40・50代Ca摂取、20年で100㎎以上減
食事をしっかり食べているのに、栄養素が足りない低栄養の状態に陥ることを新型栄養失調と呼び、10年以上前から警告されていましたが、ビタミン・ミネラル不足の栄養素失調死者数は先進29ヶ国中ワースト4位だという情報があり、残念な現実です。
厚生労働省の調べでは、70歳以上の5人に1人が新型栄養失調に該当するそうで、40代や50代の働き盛りや若年層にも増えているようで、平成27年国民健康・栄養調査からもわかります。
健康的な食生活を守るのは難しいようです。
様々な研究によると、何をいつ、どれだけ食べるかなどの決断は、人の意識や直接的なコントロール以外の微妙な力によって左右され、外部要因のせいで、私達は生物学的、心理学的、社会的、経済的弱点を突かれて過食してしまうようです。
私達日本人の解決策は世界最高の健康食・伝統的日本食をベースに最新の知見を加えることです。
日本食は世界無形文化遺産にも登録され、健康的な食事スタイルとして世界的に注目され、日本でも生活習慣病や肥満を予防・改善するために日本食の再評価がはじまっているそうです。
日本食は、「一汁三菜」「主食・主菜・副菜・汁物」といった構成が伝統で、おかずは出汁を活用し、魚が多く使われ、豆腐や納豆などの豆類が多く、野菜が豊富で脂肪が少ないことが特徴です。
そして日本食で大切にされているのは、「季節感を大切にした演出と味わい」「さまざまな食材と調理法」「素材の味を引き出した絶妙な味わい」などがあげられます。
日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>もいるそうで、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201507180000/">健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額</a>です。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506260000/">日本人の主観的健康度は主要35カ国中34位(2016年OECD調査)と韓国と同率最下位</a>で、驚くほど低率です。
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11月、厚労省は「平成27年国民健康・栄養調査」の概要を発表した。「日本人の食事摂取基準」で示された栄養素の推奨量などと照らし合わせると、カルシウム、亜鉛、カリウム、ビタミンA、Cなど、ビタミン・ミネラル類の欠乏状態が続いていることがわかった。カルシウムの充足率は各世代で推奨量の6~8割程度で慢性的な摂取不足に。40・50代はこの20年で摂取量は100㎎以上減っていた。
また今回、重点項目として栄養バランスのとれた食事、適正な休養の確保などについても調査。主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の頻度は、若い世代ほど低い傾向にあり、朝食の欠食率も20~40代男性、20代女性で2割以上に及んだ。若い世代の栄養バランスの偏りが進んでおり、食生活改善の見直しが迫られる。
<B>不足続くビタミンA・C、女性は亜鉛の欠乏目立つ</B>
調査は昨年11月に5,327世帯を対象に実施、有効回答を得た3,507世帯をまとめたも の 。 栄 養 素 等 摂 取 状 況 に つ い て は 、7,456人(男性3,502人、女性3,954人)のデータを解析した。
摂取量の平均値をみると、ビタミンCで成人の推奨量100㎎を下回ったのは男性では20代(71mg)、30代(70mg)、40代(75mg)、50代(88mg)。女性は20代(74mg)、30代(69mg)、40代(78mg)だった。
ビタミンAの推奨量をみると男女とも各世代で不足しており、20代の男性は6割、女性は7割程度の充足率だった。
女性で15歳以上の推奨量が650㎎のカルシウムは、前回調査に比べ、各世代で上回ったものの、引き続き、各世代で推奨量を下回る結果となった。
昨年から栄養機能食品として「血圧」に関する表示が認められたカリウムも男女共に20・30代で不足に。女性では亜鉛は各世代7mg台で、70代を除く世代で推奨量を下回るなど慢性的な摂取不足となっている。
(出典:健康産業新聞)