病気リスク低減の活動量、WHO推奨より数倍多く 健康によいのは週に3000~4000メッツ | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

病気リスク低減の活動量、WHO推奨より数倍多く 健康によいのは週に3000~4000メッツ

運動不足は健康寿命を縮める要因の第4位ですが、運動不足傾向の改善は見られません。

最新の国民健康・栄養調査では以下の表です。

 

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世界保健機関(WHO)の推奨身体活動量は、成人では、

1.週あたり150 分の中強度有酸素性身体活動、または週あたり75 分の高強度有酸素性身体活動、または同等の中~高強度身体活動を組み合わせた身体活動を行うこと

2.有酸素性活動は1 回につき、少なくとも10 分間以上続けること

3.中強度有酸素性身体活動を週300分に増やすこと、または週150 分の身体活動を高強度の有酸素性活動にすること、または同等の中~高強度身体活動を組み合わせて行うことで、さらなる健康効果が期待できる

4.週2 日またはそれ以上、大筋群を使う筋力トレーニングをすること

となっています。

 

しかし、分析の結果、WHO推奨にある週600メッツ分の活動(速歩なら約2時間半、ランニングは約75分の運動量に相当)では病気発症リスクは大きく変わらず、健康上の利益が最も大きいと考えられたのは、週に3000~4000メッツ分の活動量だったそうですが、今後議論を呼びそうです。

 

 

ウォーキングは、最も取り組まれている運動で、ウォーキングさえしていれば運動的に問題ないと思われがちですが、適度な運動負荷になる心拍数を維持することが重要で、インターバル速歩やインターバルジョギング、スローランニングなどがおすすめです。

しかし、頻繁にジョギングをしても、加齢による速筋筋肉量の減少は食い止められないので、加齢による身体の衰えをカバーしきれず、代謝、ロコモ、メタボやサルコペニア対策には筋トレも重要ですが、あまりやられていないようです。

天皇、皇后両陛下は、皇居御所の庭を約1キロ散策することを日課とされておられましたが、2年ほど前からスローランニングを取り入れられ、50段程度までは階段をお使いになっておられるそうです。

 

<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201609180000/">ジョギングでは「加齢による筋肉量の減少」は食い止められない</a>

<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201606180000/">続けやすい筋トレ法 歩くだけでは不十分</a> 

 

 

日本は平均寿命こそ世界トップレベルですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>もいるそうです。そんなことから<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506260000/">日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位</a>で、驚くほど低率です。

 

厚生労働省の平成25年国民健康・栄養調査結果によると、30代で運動習慣のある人は12.9%、40代は16.6%、50代は20.7%で、減少傾向にあるそうで、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201507180000/">健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額</a>です。

 

積極的に体を動かすことで病気の回復も早まり、人間の体と頭脳は、たえず動かし続けることで初めて健康が保たれるようにできています。

しかし、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502010000/">世界23カ国の健康意識調査</a>で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という主要国一の<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4010/">健康オンチ国</A>です。

 

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ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動を続けることで、脳の血液の流れが良くなり、脳の白質の衰えを抑えることができ、高齢になっての認知能力が衰えを最小限に抑えることができるそうで、スローランニングを加えたインターバルウォーキングはおすすめです。

筋肉は鍛えることで何歳になっても増やせますので、筋力の衰えが進む40代後半、遅くても50代からスローランニングなどを習慣にすると健康・長寿にプラス効果が期待できますね。

 

 

定期的な身体活動は、心血管疾患、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、骨粗鬆症、肥満、ガン、不安や抑うつのリスクを明らかに軽減し、さらに転倒による負傷のリスクも低減します。

医師が参考にする診療ガイドラインでは、うつ病、不安障害、認知症、慢性的な痛み、うっ血性心不全、脳卒中、静脈血栓塞栓症、腰痛、便秘などの予防における運動の役割を明らかにしています。さらに身体活動が認知障害を阻止または遅らせ、睡眠を改善することが、複数の研究で証明されています。

 

 

自分に最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。

 

 

健康で長生きするための究極の秘訣は、定期的な運動だというエビデンスがあり、要約すると以下のようです。

 

・有酸素運動を中心に種類は問わない

・1日に30分以上

・週に3~5回実行する

・ロコモ対策のため筋肉トレーニングも取り入れる

 

 

普通には動いていても筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。

 

 

アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201206110000/">「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになる</a>からです。

 

このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。

高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。

いつやるか? 今でしょう!!(笑)

 

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また、<A href="http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/1000research/201406/536904.html" target="_blank">医師の47%は病人</A>(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

 

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****************************<B>【以下転載】</B>****************************

 

がんや糖尿病など特定の病気のリスクを下げるには、スポーツに限らず日常の身体活動量はどのくらいが望ましいのか。米ワシントン大などのチームはこの疑問に答えようと世界の論文174編を分析し、世界保健機関(WHO)の推奨より大幅に活動を増やすのがよさそうだと結論をまとめた。

 

チームは乳がん、大腸がん、糖尿病、虚血性心疾患、脳梗塞のリスクと身体活動の関係に着目し、1980年から今年2月までに発表された追跡研究を調査した。

 

身体活動量の比較には、運動の強さを示す単位、メッツに持続時間(分)を掛けた「メッツ分」を使った。WHOは2010年刊行の「健康のための身体活動に関する国際勧告」で成人に1週間当たり少なくとも600メッツ分の活動を推奨した。これは速歩なら約2時間半、ランニングは約75分の運動量に相当する。

 

分析の結果、WHO推奨にある週600メッツ分の活動ではリスクは大きく変わらず、例えば糖尿病ではほとんど活動しない人に比べ2%の低下にとどまった。これが週3600メッツ分になると、リスクはさらに19%低下した。これらの結果から、健康上の利益が最も大きいと考えられたのは、週に3000~4000メッツ分の活動量だった。

 

(出典:産経新聞)