人類VS耐性菌 終わらぬ闘い 抗生物質服用→ライバル死滅→強力に  | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

人類VS耐性菌 終わらぬ闘い 抗生物質服用→ライバル死滅→強力に 

2014年4月に、WHO(世界保健機関)は、抗生物質が効かない耐性菌が世界中に広がり、非常に深刻な状況であると警告していますが、深刻さは進んでいます。

 

世界一医療に依存して世界一薬好きの日本は、おそらく抗生物質を世界で最も大量に消費しているものと推察します。

11年前に<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200312010000/">家畜用抗生物質使用規制強化</a>を決めたそうですが、その後の動向はわかりません。

 

人が飲んだ抗生物質も家畜が飲まされた抗生物質も生活河川を汚染して水道水、地下水に入り込み、また人、家畜が飲まされ、さらに耐性菌が増えていくわけです。

 

 

ますます健康で生きていくのがむずかしくなるようですね。

 

 

私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。

私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。

 

 

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****************************<B>【以下転載】</B>****************************

 

<B>政府が投与3割抑制へ、伊勢志摩サミットでも議題</B>

 

抗生物質が効かない薬剤耐性菌が、世界中で問題になっている。強力な耐性菌が増える一方で新薬の開発が追いついていないためだ。5月に開催された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、耐性菌研究の推進を首脳宣言に盛り込んだ。日本政府は4月、抗生物質の使用を3割減らすとの方針を掲げた。耐性菌はなぜ発生し、強力化していくのか。その仕組みを探った。

 

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<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=825aca3b4a3261b63a03634dc44a3d0cd6ce20b0.10.2.2.2j1.jpg" alt="耐性菌2.jpg" />

 

1世紀近く前、英国の細菌学者フレミングがペニシリンを発見した。人類が手にした最初の抗生物質だ。第2次世界大戦中に発売され、傷の化膿(かのう)で命を落としていた多くの兵士たちを救った。

 

だが抗生物質が使われ始めると、それが効かない耐性菌も生じる。1962年に米国で発売された抗生物質のメチシリンは食中毒などを起こす黄色ブドウ球菌に効果があるが、2年後には耐性の黄色ブドウ球菌(MRSA)が出現。72年にMRSAに効くバンコマイシンが開発されたが、96年にはこれに耐性を持つ黄色ブドウ球菌が現れた。

 

 

<B>「悪夢の細菌」出現</B>

 

耐性菌は、抗生物質という「敵」に対抗し、細菌が生き延びようと進化する中で生まれる。細菌は分裂する際、自分の遺伝子をコピーして引き継ぐが、1億回に1回くらいの確率でコピーミスが起き、遺伝子の一部が変異する。変異の場所によっては、薬が効かない菌が偶然生まれることもある。

 

人の体内には普段から、そうした耐性菌がごく少数いる。だが抗生物質を飲むと状況が一変する。ほとんどの菌は薬で死滅し、耐性菌だけが生き残るからだ。栄養分などを争うライバルがいないため耐性菌は一気に増え、他の人にも広がっていく。

 

細菌が別の細菌から、耐性の原因となる遺伝子をもらうこともある。細菌同士は種類が違っても互いにつながり、DNAの一部をやりとりする。ある抗生物質に対する耐性菌が別の抗生物質の耐性菌から遺伝子をもらえば、両方に耐性を持つ。

 

遺伝子の受け渡しは「グラム陰性菌」という細菌で起きやすい。大腸菌やアシネトバクターなど、問題となっている多剤耐性菌の多くがグラム陰性菌だ。

 

ここ十年ほどで急増し「悪夢の細菌」と呼ばれるカルバペネム耐性菌もその一つ。最後の切り札とされる強力な抗生物質、カルバペネムが効かない。コリスチンだけは効くが、副作用が強くて使いにくい。米では年間推定9000人が感染し、600人が死亡。日本では2014年9月から1年間に感染者1321人、死者52人に上った。

 

5月下旬、米で初めてコリスチンすら効かないカルバペネム耐性菌に感染した人が見つかった。渡航歴のない女性の尿から、今の薬がどれも効かない「スーパー耐性菌」が検出されたのだ。中国や欧州でも見つかっており、拡大が懸念されている。

 

 

<B>院内感染防止カギ</B>

 

耐性菌を広げないためには「やみくもに抗生物質を使わないこと。耐性菌の出現を絶えず監視し、院内感染の広がりを抑えるのも重要だ」と国立感染症研究所部長の柴山恵吾さんは話す。風邪には細菌のほかウイルスによるものもあるが、ウイルスなら抗生物質は効かない。

 

病院のほか養豚や養鶏業界でも、家畜の病気予防や成長促進のために抗生物質は使われている。名古屋大学教授の荒川宜親さんは「医療現場と畜水産の両方で、必要性を見極め、無用な薬は控えるべきだ」と話す。

 

政府は4月、2020年までに抗生物質の使用を3割減らすとの方針を掲げた。また中国、インド、オーストラリアなどアジア・太平洋地域11カ国を招き、耐性菌問題の対策を話し合う閣僚級会合を東京で開いた。

 

耐性菌と抗生物質のいたちごっこは永遠の課題だが「近年は細菌優位に傾きつつある」と荒川さんは懸念する。投与期間が短い抗生物質は収益が見込みにくく、製薬企業は生活習慣病の薬などに軸足を移してきた。

 

新たな武器がなくては、ますます強くなる耐性菌とは闘えない。欧米は国策として抗生物質の開発を進めているが、新たに承認される抗生物質は年々減っており、状況は厳しさを増している。

 

(出典:日本経済新聞)