運動で発症リスク低減のガン13種類、米調査で特定 体脂肪も関連 | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

運動で発症リスク低減のガン13種類、米調査で特定 体脂肪も関連

米国医師会雑誌・JAMA電子版に掲載された論文によると、144万人、11年間の大規模な調査で、運動する機会が多い人は13種類のガン発症リスクが低く、運動量が多いほどガンを発症した人が少なかったそうです。

 

 

運動というとウォーキングなどの有酸素系運動と思われがちですが、代謝、ロコモ、メタボやサルコペニア対策に筋トレも重要ですが、あまりやられていないようです。

週に2回、筋力トレ―ニングを行っている人は、していない人より長生きするという研究結果がアメリカから出ています。

天皇、皇后両陛下は、皇居御所の庭を約1キロ散策することを日課とされておられましたが、2年ほど前からスロージョギングを取り入れられ、50段程度までは階段をお使いになっているそうです。

 

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ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動を続けることで、脳の血液の流れが良くなり、脳の白質の衰えを抑えることができ、高齢になっての認知能力が衰えを最小限に抑えることができるそうで、スロージョギングはおすすめです。

筋肉は鍛えることで何歳になっても増やせますので、筋力の衰えが進む40代後半、遅くても50代からスロージョギングを習慣にすると健康・長寿にプラス効果が期待できますね。

 

 

定期的な身体活動は、心血管疾患、脳卒中、高血圧、2型糖尿病、骨粗鬆症、肥満、ガン、不安や抑うつのリスクを明らかに軽減し、さらに転倒による負傷のリスクも低減します。

医師が参考にする診療ガイドラインでは、うつ病、不安障害、認知症、慢性的な痛み、うっ血性心不全、脳卒中、静脈血栓塞栓症、腰痛、便秘などの予防における運動の役割を明らかにしています。さらに身体活動が認知障害を阻止または遅らせ、睡眠を改善することが、複数の研究で証明されています。

 

 

自分に最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。

 

 

健康で長生きするための究極の秘訣は、定期的な運動だというエビデンスがあり、要約すると以下のようです。

 

・有酸素運動を中心に種類は問わない

・1日に30分以上

・週に3~5回実行する

・ロコモ対策のため筋肉トレーニングも取り入れる

 

 

普通には動いていても筋肉量は、30歳を過ぎると10年ごとに5%前後の割合で減少していき、60歳を越えると減少率は加速し、20歳の筋肉量・筋力と比べると70歳では50%に、80歳では30%まで落ち込む人もいるそうで、ロコモとなり、要介護・寝たきりになって寿命まで短くなるなるわけです。

 

 

アラフォーくらいになると体重は変わらないのにサイズが変わるのは、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201206110000/">「サテライト細胞」と呼ばれる筋肉細胞が脂肪細胞に変化してブヨブヨになる</a>からです。

 

このような運動不足は、大量の飲酒や肥満に並んで、平均寿命を縮める主な要因だそうで、健康のために運動を習慣として行うことが重要ですね。

高齢になってから運動を始めた人でも、運動がもたらす恩恵は大きいので、気づいた時から行動に移し、遅すぎることはありません。

いつやるか? 今でしょう!!(笑)

 

 

日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>もいるそうです。そんなことから<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506260000/">日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位</a>で、驚くほど低率です。

健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。

 

<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502010000/">世界23カ国の健康意識調査</a>で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4010/">健康オンチ国</A>です。

 

厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201507180000/">健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額</a>です。

 

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また、<A href="http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/1000research/201406/536904.html" target="_blank">医師の47%は病人</A>(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

 

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****************************<B>【以下転載】</B>****************************

 

ジョギングやウォーキングを続けるにはもっと他の動機付けが必要だと思っている人は、先ごろ発表された最新の調査結果を見てみるとよい。やる気を起こさせてくれるかもしれない。

 

米国医師会雑誌(JAMA)の電子版に掲載された論文によると、余暇に運動する機会が多い人は調査対象とした26種類のがんのうち、13種類で発症リスクが低くなっていたことが分かった。がんの発症リスクが運動によって低減されることはすでに報告されている。だが、100万人以上を対象とした大規模な調査であるというだけでなく、対象者が罹患したがんの種類にまで踏み込んで調べたという点で、今回の調査結果には説得力がある。

 

米国立がん研究所が募った144万人を対象に11年間にわたって実施したこの調査では、行っていた運動の種類(ウォーキング、ランニング、水泳など)について回答を得た。また、対象者の平均年齢は59歳で、体格指数(BMI)は平均26だった(つまり、多くは体重過多だった)。調査開始の時点で、それ以前にがんの診断を受けていた人は含まれていなかったが、終了時までに約18万7,000人ががんを発症した。

 

運動によって発症リスクが低減していたことが確認されたのは、次の13種類のがん。最も運動量が多かった(上位10%以内)人たちはそれぞれ以下の割合で、運動量が最も少なかった(下位10%以内)人たちよりも、発症した人が少なかった。

 

・食道がん(42%)

・肝がん(27%)

・肺がん(26%)

・腎臓がん(23%)

・胃噴門(ふんもん)部がん(22%)

・子宮内膜がん(21%)

・骨髄性白血病(20%)

・多発性骨髄腫(17%)

・結腸がん(16%)

・頭頸部がん(15%)

・直腸がん(13%)

・膀胱がん(13%)

・乳がん(10%)

 

BMI値の影響を考慮した場合でも、以下のがんについては変わらず運動との関連性が確認された──食道がん、肝がん、胃噴門部(食道との境目)がん、腎臓がん、子宮内膜がん。中でも、子宮内膜がんは特に関連性が高いことが分かった。

 

これらのがんは、すでに過去の研究によって体脂肪(特に卵胞ホルモンの一種であるエストラジオール)との関連性が指摘されており、今回の結果は驚くようなものとはいえない。しかし、BMI値の高さとの関連性がみられないがんにも運動量との関係があると新たに確認されたことは、私たちの体には体脂肪以外にも、がんの発生と関連する何らかの働きがあることを示している。例えば、運動が免疫機能や炎症・酸化に対するストレスなどに及ぼす影響だ。

 

なお、以下のがんには運動量との関連が認められなかった。

 

非ホジキンリンパ腫, 甲状腺がん、胃がん、軟部腫瘍、膵臓がん、リンパ性白血病、卵巣がん、脳腫瘍

 

 

<B>運動でリスクが増すガンも?</B>

 

前立腺がんと悪性黒色腫は、運動によって発症率がそれぞれ約5%、27%上昇していたことが分かった。後者は屋外で過ごす時間の増加と関連しているとみられるが、前立腺がんについては今のところ、運動で罹患率が高まる原因は不明だ。

 

論文をまとめた著者らは、「これを説明する生物学的な合理性は確認されていない」と指摘する一方で、「活動的な男性の方が頻繁にがん検診を受けており、発見の可能性が高くなっている可能性もある」と説明している。

 

運動ががん発症のリスクを低減させることは明らかだ。毎日をどのように過ごしているかが、私たちの健康の「運命」を左右しているのかもしれない。

 

(出典:フォーブス ジャパン)