父親の食生活の乱れが子供の生活習慣病に影響 | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

父親の食生活の乱れが子供の生活習慣病に影響

遺伝子は働き方に違いがあり、エピジェネティクスと呼ばれる遺伝子発現に関した研究が進んでいます。

 

・今までの概念:継承される遺伝子が全てを決める

・新しい概念:遺伝子は発現状態で働きが変わる

 

遺伝は、遺伝子の影響は1/4、環境などによる遺伝子発現の影響が3/4と言われ、父親の食生活の乱れが子供の生活習慣病に強く影響するのは当然のことになります。

また、女性の場合は、胎児の時に卵子が出来ます。母方の祖母の食べたものがこの卵子の材料になっているわけで、男性よりも影響は長く続くことになります。

 

 

健康的な食生活を守るのは難しいようです。

様々な研究によると、何をいつ、どれだけ食べるかなどの決断は、人の意識や直接的なコントロール以外の微妙な力によって左右され、外部要因のせいで、私達は生物学的、心理学的、社会的、経済的弱点を突かれて過食してしまうようです。

私達日本人の解決策は世界最高の健康食・伝統的日本食を選ぶことです。

 

 

日本食は世界無形文化遺産にも登録され、健康的な食事スタイルとして世界的に注目され、日本でも生活習慣病や肥満を予防・改善するために日本食の再評価がはじまっているそうです。

日本食は、「一汁三菜」「主食・主菜・副菜・汁物」といった構成が伝統で、おかずは出汁を活用し、魚が多く使われ、豆腐や納豆などの豆類が多く、野菜が豊富で脂肪が少ないことが特徴です。

そして日本食で大切にされているのは、「季節感を大切にした演出と味わい」「さまざまな食材と調理法」「素材の味を引き出した絶妙な味わい」などがあげられます。

 

 

日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>もいるそうで、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201507180000/">健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額</a>です。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506260000/">日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位</a>で、驚くほど低率です。

 

・人生で今日が一番若い。

・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学)

・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)

・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)

・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長)

・健康な身体を維持する意志力がないということは、人生を左右する重要な状況において、積極的心構えを維持する力にも欠ける。(ナポレオン・ヒル)

 

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<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502010000/">世界23カ国の健康意識調査</a>で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4010/">健康オンチ国</A>で、野菜も食べていません。

<A href="http://www.asahi.com/articles/ASGB96HP6GB9UTNB01N.html" target="_blank">一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べない</A>そうで、主要国で日本だけが減っています。さらに<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502070000/">「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足</a>という残念な現実も浮き彫りになっています。

 

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日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは一汁三菜をベースとし、新鮮な魚や大豆食品などを食べる世界2大健康食・和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。

和食は昆布やカツオ節などのうまみ素材を活用していることも特徴ですが、昆布の消費量はこの30年で約3分の2に減少し、2014年の年間購入金額は、60代の世帯では1289円、20代の世帯では約5分の1の258円しかなく、日本家庭の基本的な食習慣が崩壊しています。

 

 

日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。

また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。

 

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和食が世界無形文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。

そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。

 

<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200509290000/">アメリカからパン食を餌付けされた</a>食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。

 

<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/40/0000096240/10/img15865daezikazj.jpeg" width="768" height="576" alt="日本人は米国に餌付けされた.jpg">

 

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。

 

食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。

 

新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。

 

 

・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)

・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)

 

<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/40/0000096240/71/img13e9ad00jgkz7w.jpeg" width="672" height="504" alt="栄養摂取量の推移">

 

<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/40/0000096240/96/imge69fc1efzik8zj.jpeg" width="626" height="500" alt="脂質エネルギー比率推移.jpg">

 

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<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/40/0000096240/37/img307cf722zikdzj.jpeg" width="436" height="344" alt="菓子と米消費額推移.jpg">

 

そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。

 

<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201212230000/">「家庭の味」遺産になる? 手作り減少</a>

 

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=a641c7599b01b025fc8186166c5b22e1589e95a8.10.2.2.2j1.jpg" alt="食外部化率推移産経130103.jpg" />

 

調理力と健康は強く相関していますので、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201308250000/">国民の健康状態が悪化の一途</a>の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。

 

<img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/40/0000096240/70/img6b6d28aczikezj.jpeg" width="679" height="648" alt="調理力と健康.jpg">

 

 

****************************<B>【以下転載】</B>****************************

 

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と関係の深い生活習慣病は、遺伝的な因子もさることながら、主に食べ過ぎ・運動不足といった本人の後天的な環境因子(生活習慣)が引き金になる。だが、父親が乱れた食生活をしていると、生まれた子供にも食生活などの“細胞の記憶”が伝わり、生活習慣病を発症しやすくなるとする論文が最近、海外で相次ぎ発表されている。専門家は「父親の食生活が将来の子供の健康に影響を与える可能性がある」と話している。

 

 

<B>動物実験で報告</B>

 

論文に注目するのは、国立国際医療研究センター総長の春日雅人氏。糖尿病の研究者でインスリンの作用メカニズムを世界に先駆けて解明、欧州糖尿病学会のクロード・ベルナール賞を日本人でただ一人受賞した経歴を持つ。

 

目を留めた研究の一つが2014年に米科学アカデミー紀要に掲載された中国人らの研究グループによる論文「父親による世代を超えた糖尿病の誘発」だという。

 

それによると、離乳後のマウスの雄を、通常の食事の群と、メタボと同じような状態になる高脂肪の食事の群に分け飼育。さらに高脂肪食群には軽度の糖尿病状態になる薬を途中で追加投与し、それぞれの群を生後16週間まで育てた。

 

その上で、それぞれの群の雄を正常な雌と交配。生まれた子供を同期間育ててから血糖値を測定したところ、高脂肪食群の雄から生まれた方の数値が有意に高かったという。

 

両群の子供のマウスには高脂肪食を与えていなかった。春日総長はこの点をとらえ、「父親の代の高脂肪食の影響がすぐ次の代に遺伝情報として伝わったことを示すものだ」と分析する。研究によると、父親の精子を通じて子供に伝わった可能性が高いという。

 

 

<B>新たな環境因子</B>

 

胎児期に胎盤を通じて母親とつながっていることから、母親の影響に関する論文はすでに膨大な数が発表されている。例えば、過度のダイエットを行った女性から生まれた低体重の子は、メタボや生活習慣病になりやすいことは比較的よく知られている。

 

こうした中、最近は父親の影響を示す論文が欧米でも増えつつある。いずれもマウスでの実験で、父親に高脂肪食を与え続けると、生まれた雌の子のインスリン分泌が悪くなる▽父親に低タンパク食を与え続けると、生まれた子が脂肪肝になりやすくなる-といった研究だ。

 

春日総長は1月に東京都内で開かれた日本成人病(生活習慣病)学会で特別講演し、父親の食生活が子供の生活習慣病に影響するという、こうした研究の潮流を報告した。これまで2型糖尿病などは先天的な遺伝と生活習慣によって発症することが判明していたが、これに新たな原因が加わることになる。

 

春日総長は「父親の食生活の内容も重視すべき時代がもうすぐ来るかもしれない」と、今後の研究の進展を注視している。

 

 

<B>■「第3の因子」解明へ</B>

 

父親の食生活が子供の生活習慣病の発症リスクになり得るという研究は、エピジェネティクス(後成遺伝学)という新たな研究領域で説明される。従来は、「先天的な遺伝と後天的な環境という要因が単独ないし、重なることによって生活習慣病が発症する」とされてきた。遺伝子に変異があれば子供に伝わる一方、親の環境の影響は本人一代限りと思われていた。それがエピジェネティクスの研究によって、第3の「遺伝子と環境との間」のメカニズムが解明されつつある。

 

(出典:産経新聞)