増えている、子どものメタボ
メタボリック・シンドロームは、中高年の病気と思いがちですが、子どもの間にも広がり、大人のメタボよりずっと危険といわれています。
厚生労働省作成の「こどものメタボ診断基準」を適用して調査を行ったところ、メタボとメタボ予備軍で42%だったそうです。
メタボの子どもの親は、メタボがほとんどのようで、親の背中を見て育っているのでしょう。
2008年4月から大々的に始まった<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201308160000/">特定健康診査・特定保健指導の5年間の改善成果は、たった0.2%</a>だったのにそのまま何の改善策もせずに継続しているとは驚きで、メタボ利権が最大の理由だろうと推察します。
長期戦略の苦手な日本は1961年からの国民皆保険制度で発展して50年以上経過した日本の西洋医学は国民の健康増進には貢献できず、50年間で医療費は国民所得比で3.54倍にもなっています。
1964年から健康増進政策を開始して50年経過しても国民の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201508109080000/">2014年に人間ドックを受けた人は、「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」を合わせてわずか6.6%</a>という非常事態で、過去の日本の健康増進政策を整理すると、
◆1964年 東京オリンピック
体力つくり国民運動
◆1970年
保健栄養学級の開催
◆1978年
第一次国民健康づくり政策
成人病予防のための1次予防の推進
健康診査の充実
◆1988年
第二次国民健康づくり政策
アクティブ80ヘルスプラン
運動習慣の普及に重点を置いた健康増進事業の推進
◆2000年
第三次国民健康づくり政策
21世紀における国民健康づくり運動 <A href="http://www.kenkounippon21.gr.jp/"
target="_blank">健康日本21</A>
一次予防の重視と健康寿命の延伸、生活の質の向上
・2003年5月
<A
href="http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO103.html"
target="_blank">健康増進法</A>施行
・2006年4月
介護保険制度を予防重視へ
・2008年4月
特定健康診査・特定保健指導
<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201308160000/">5年間の改善成果はわずか0.2%</a>
・2011年4月
<A
href="http://www.smartlife.go.jp/" target="_blank">スマートライフプロジェクト</A>
健康寿命をのばそう
◆ 2013年
第四次国民健康づくり政策
<A
href="http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkounippon21.html"
target="_blank">第2次 健康日本21</A>
健康寿命延伸・健康格差の縮小
この40年で、
・心筋梗塞
米国は35%減少
日本は1.6倍
・ガン
米国は1994年から減少
日本は3倍
病気予防には三種類あります。
・第一次予防:健康増進、疾病予防
生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育による健康増進を図り、疾病の発生予防、事故防止による傷害の発生を予防すること
・第二次予防:早期発見、早期対処
疾病や障害を検診などにより早期に発見し、早期に治療や保健指導などの対策を行ない、疾病や傷害の重症化を予防すること
・第三次予防:リハビリテーション
治療の過程において保健指導やリハビリテーション等による機能回復を図るなど、社会復帰を支援し、再発を予防すること
日本は健診などの第二次予防ばかりが重視され、病気にならないための一次予防にはあまり関心もなく経費もかけません。
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201507180000/">「健康への出費は月3000円まで」をどう乗り越えるか</a>
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そして、盛んに行われている健診の有効性にも疑問があるようで、健診に公費を投入しても無駄かも知れず、さらなる検証が望まれます。
米国の医学会は自浄作用があって<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201406240000/">無駄な医療撲滅運動が拡大</a>していますが、日本の医学会は既得権益を守ることには大変熱心ですが、自浄作用には疑問を感じます。
無駄な健診や医療を撲滅できなくても40兆円の国民医療費を激減させるのは簡単ですが、国民皆保険に甘えて健康管理を怠り、世界一医療に依存している国民側も大きな障害になっています。
日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>もいるそうです。そんなことから<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506260000/">日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位</a>です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。
<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502010000/">世界23カ国の健康意識調査</a>で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の<A
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4010/">健康オンチ国</A>です。
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****************************<B>【以下転載】</B>****************************
メタボリック・シンドローム(以下メタボ)といえば中高年の病気と思いがちですが、じつは子どもの間にも広がっています。大人のメタボより危険といわれる子どものメタボの実態について、小児の生活習慣病外来で数多くの子どもの治療や生活指導に力を注いでこられた、東京都立広尾病院の原光彦先生に伺いました。
<B>子どものメタボはなぜ怖い?</B>
メタボリック・シンドロームは、お腹の周りに脂肪がたまる「内臓型肥満」に加えて、脂質異常、血圧が高め、血糖値が高めといった、動脈硬化の危険因子が二つ以上ある状態をいいます。
これらの危険因子が重なると、心臓病や脳卒中など、命に係わる病気の危険性が急激に高まり、脂肪肝や糖尿病といった合併症を患う確率も上がってしまいます。
たとえば心臓病の場合、危険因子がない人の危険度を1とすると、危険因子を1つ持っている場合は5.1倍、2つ持っている場合は5.8倍、3~4個持っている場合では35.8倍にもなります。
学校保健統計調査によれば、肥満の子どもは、1977(昭和52)年から2000(平成12)年までの間に2~3倍となり、ここ数年はやや減少傾向にあります。しかし、これは体重と身長から割り出した数値上での肥満であり、メタボやメタボ予備軍の子どもの数は、依然減っていないのが現状です。2006(平成18)年、一般の小・中学生217名を対象に、厚生労働省作成の『こどものメタボ診断基準』(2007年発表)をもとに調査を行ったところ、メタボと診断された子どもは全体の1.4%、メタボ予備軍と考えられる子どもの数は40.6%に上りました。近年は都市部を中心に、生活習慣病検診を行う学校も増えてきています。
子ども時代からメタボになった場合、早くから動脈硬化が進むため、30、40歳代の若さで心臓病や脳卒中などを起こす危険性が高まります。横浜栄共済病院循環器内科の野末剛先生によれば、1997(平成9)年から2006(同18)年の間に50歳以下で心筋梗塞を起こした患者さんの、心筋梗塞(こうそく)を起こした年齢とメタボの関係を調査したところ、若い世代ほどメタボと疾患の関係は深く、30歳代で心筋梗塞になった人の100%がメタボであったことがわかりました。
子どものメタボは、将来病気になる可能性を早くから育ててしまうという意味で、大人よりずっと危険です。
<B>メタボになりやすい生活習慣とは?</B>
以下のような生活習慣は、メタボを招きやすいので注意が必要です。
●食生活
・水やお茶のかわりに清涼飲料水を飲む
・ファストフードやスナック菓子をよく食べる
・夜食、間食が多い
●生活リズム
・夜遅くまで起きている
・朝起きられない/朝食を抜くことがある
●身体活動
・運動をしない(外遊びやスポーツ、お手伝いなど、体を使う時間が1日1時間以下)
・テレビやゲームの時間が1日2時間以上
メタボ対策といえば「食べる量を減らせばよい」と考えがちですが、小学4年生272人を対象にアンケート調査を行ったところ、身体活動や生活リズムが、食生活以上に大切であることがわかりました。「休み時間には外で遊ぶ」「親子で体を使ってよく遊ぶ」「早寝早起きができている」等の項目にNOと答えた子ほど、肥満している率が高かったのです。
現代の便利な生活は、ただでさえ運動不足や食べ過ぎ、夜更かしといったよくない習慣を招きがち。子どもの健康を守るためには、まずメタボにならない環境を整えてあげることが大切です。
子どもがメタボになりやすいのは、生活が乱れがちな小学生時代です。学童期のメタボは、思春期のメタボにつながり、長く続くと重症化しやすくなります。メタボの兆候があらわれたら、一刻も早く生活習慣を見直すことが重要です。
(出典:ベネッセ教育情報サイト)