増え続けるアルコール依存症 消費量が減っているのに、なぜ?
2013年の厚生労働省の飲酒習慣調査によると、アルコール依存症の患者数は推計109万人で、10年前より29万人増加し、65歳以上の高齢者患者が急増しているそうです。女性患者は10年前より2倍近く増加して推計14万人にもなったそうです。
世界保健機関(WHO)によると、世界で330万人がアルコール乱用が原因で死亡し、20~39歳の若い世代でも全死亡のおよそ25%がアルコールが影響すると報告しています。
WHOは、アルコールは脂肪肝や肝硬変といった肝機能障害をはじめ、高血圧、食道がんなどのがん、不整脈・心不全などの心臓病などの原因になり、さらにアルコールは脳の神経細胞を破壊し、脳の萎縮や機能障害をまねくおそれがあると報告しています。
これらの疾患の多くは、運動によって改善が可能だそうです。
飲酒の適量は諸説ありますが、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201508290000/">飲酒は適量を守り、休肝日を設け、食生活に留意して、適度な運動をする。これが14万人を対象に、長期に渡って追跡を続けた結果から導かれた、「健康であり続けながら、長く、楽しく酒と付き合い続ける」ための秘訣</a>だそうです。
一般男女の飲酒率は7割程度ですが、医師は85%、薬剤師は75%、栄養士は59%で、2014年より増え、医師の27%、薬剤師の22%、栄養士の7%がほぼ毎日飲んでいるそうで、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200803180000/">日本の医師の4人に1人がアルコール依存</a>だという信じられない驚きの調査結果があります。
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201406130000/">医師の半数が「常用薬あり」の病人</a>(2014年日経メディカル調査)
・<A
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200711070000/">医師の8割が“不養生”を自覚 「自分の健康に注意する時間と心の余裕がない」</A>
・<A
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200712270000/">医師の乱れた食習慣の実態 やめられないジャンクフード、菓子と酒</A>
・<A
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200801120000/">医師の不養生 運動する時間があれば眠りたい 過労が運動不足を生む悪循環</A>
・<A
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200803180000/">医師の4人に1人がアルコール依存</A>
アルコールにも賛否があり、有益説に否定的な研究報告が相次いで発表されていますが、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201503080000/">リスク評価ではアルコール、タバコ、大麻の順</a>という研究報告があります。
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201601120000/">禁酒がもたらす健康効果:お酒をやめて30日間で起きる9つのこと</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201512230000/">アルコールで肝障害250万人、肝硬変4万8000人! 肝がんの死者は3万1000人!</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201503080000/">「酒やたばこを、違法ドラッグと同列に考えよ」 アルコールは高リスク</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502210000/">「1日缶ビール1缶程度なら有益」誤りか?</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201409150000/">アルコール摂取が及ぼす怖い影響 筋肉を破壊、遺伝子にも影響</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408130000/">増え続けるアルコール依存症 女性が急増</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201407170000/">適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201406160000/">飲酒はたばこに次ぐ発がんの要因 お酒は1合まで</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201404260000/">女性のアルコール依存が深刻化 断酒の支援、重要に</a>
適量も諸説ありますが、量ばかりでなく頻度にも配慮が必要で、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502170000/">週に3~5日の「休肝日」がアルコール性肝臓病を予防するために効果的</a>だそうです。
<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201411200000/">適量のアルコールで健康効果を得られる人は15%</a>説があり、アルコール有益説はドンドン追い詰められているようで、私も酒を飲む機会や量はさらに減しています。
世界的にアルコールの健康への影響が注目されていますが、「アルコール摂取はやめた方がいい」理由が6つあげられています。
・運動効果が台無しに
・遺伝子に悪影響
・肥満の原因
・女性の方がリスクが高い
・高血圧の原因
・疲れがとれない
米国では、アルコールが原因の死者が年間約9万人に上り、アルコール消費金額と同額の経済損失があるという調査結果が発表されています。
日本も2014年6月から<A href="http://www.ask.or.jp/basic_act.html"
target="_blank">「アルコール健康障害対策基本法」</A>が施行され、国も対策に乗り出しています。
・WHO「<A
href="http://alhonet.jp/pdf/who2010.pdf"
target="_blank">アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略</A>」
英国では以前からアルコールに厳しい報告が続いています。
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201407170000/">適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201011030000/">アルコールはコカインやヘロインより危険</a>
・<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201206150000/">英国の適量研究結果では1日5g説</a>
が発表され、1日5gだと以下のいずれかの量になります。
・ビール:100ml
・ワイン:35ml
・日本酒:33ml
・焼酎:20ml
・ウイスキー:10ml
日本人は英国人よりアルコールに弱いので適量はさらに少ないかも知れません。
最近ではランチの時にワインや生ビールを何杯も飲んでいる女性をかなり見かけますが、女性は男性に比べてアルコール依存症になりやすく、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201111120000/">脳へのダメージは男性より3倍早い</a>そうですし、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201406200000/">女性のアルコール依存症患者が急増</a>しているので心配してしまいます。
飲酒はタバコに次ぐ発ガンの要因で、日本酒を毎日4合飲む日本人男性は、大腸ガンになるリスクが3倍になるそうです。
お酒が「百薬の長」になるのは、少量なので飲酒は大きな健康リスクであり、飲んで顔が赤くなるのは発ガン物質が体内にたまっている目印だそうです。
WHO(世界保健機関)が作成した評価法<A
href="http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-021.html"
target="_blank">「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)</A>
<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201005150000/">WHOはアルコール規制強化を表明</a>しています。
卒酒したい人にはおすすめの本です。
<a
href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/1010f126.98288641.1010f127.84137448/?pc=http%3a%2f%2fbooks.rakuten.co.jp%2frb%2f1466280%2f%3fscid%3daf_ich_link_img&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11079938%2f"
target="_blank"><img src ="http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f8454%2f84540706.jpg%3f_ex%3d400x400&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f8454%2f84540706.jpg%3f_ex%3d80x80"
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WHO(世界保健機関)が作成した評価法
<A
href="http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-021.html"
target="_blank">「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)</A>
<A href="http://www.arukenkyo.or.jp/tekisei_insyu.html"
target="_blank">「適正飲酒の10か条」</A>
****************************<B>【以下転載】</B>****************************
厚生労働省の研究班が2013年に行った、全国4000人余りを対象にした飲酒習慣などの調査によると、アルコール依存症の患者数は推計で109万人となり、10年前と比べ29万人も増加していることが分かった。推計でも100万人を超えたのは初めてという。特筆すべきは女性患者の増加で、推計で14万人。同じく10年前のデータと比較すると、およそ2倍近くに増えているという。一方、国内の年間アルコール消費量は、この10年間でおよそ8%減少しており、現在も減少傾向が続いている。
アルコール依存症の症状は、非常に強く、厄介だと言われている。本来、飲酒してはならないような状況でも強い飲酒欲求を感じたり、長時間に渡って多量に飲んでしまったりすることが頻繁だと要注意だ。典型的なコントロール障害に陥っている可能性が高い。断酒すると、手のふるえや発汗、酷くなると幻聴や幻覚、けいれん発作などの禁断症状を起こすようになってしまう。また、アルコールを日常的に摂取することで、肝機能障害をはじめとする様々な身体障害や、うつ病、不眠症などの精神障害を合併してしまう。しかし、多くのケースでは患者自身にアルコール依存の自覚が乏しいため、たとえ医療機関を訪れても、専門の医療機関でない限り、合併症状の治療だけになることが多い。そうなると、アルコール依存症状を抱えたまま、身体だけが再び飲める状態になってしまうので、深みにはまってしまうことにもなりかねない。
アルコール依存症を予防するためには、まずは普段からの自己管理が大切だ。その一つの方法として、休肝日がある。飲酒後、たとえ酔いの自覚はなくとも、肝臓は黙々とアルコールを分解し続けている。個人差はあるものの、例えばビール中瓶二本分のアルコールを分解するのには6~7時間を要するといわれている。つまり、酒を飲んだ後は、就寝中も肝臓は働き続けているのだ。これを毎日繰り返していたら、何らかの障害が現れてもおかしくない。また、休肝日を作ることは自分自身でアルコールの摂取をコントロールしているという自覚が生まれるので、依存症になりにくいといわれている。週に2日は休肝日をつくりたいものだ。
また、沈黙の臓器といわれる肝臓は、一旦障害が現れると重症になることが多いため、普段からいたわってやることも大切だ。
例えば、しじみに含まれているオルニチンの摂取は肝機能の改善の効果があるといわれている。オルニチン研究会が行った試験によると、オルニチンを摂取して3週間後に採血したところ、ほとんどの被験者において肝臓の数値が下がったという結果が報告されている。また、アルコール性脂肪肝炎についても、動物実験の段階ながら進行の抑制効果が確認されているという。
ところが、オルニチンが最も多く含まれているといわれる、しじみですら100g中に約15mg程度しか含まれていない。1日の摂取目安が約400mg~1000mgといわれているので、食事だけで純粋に賄うのは無理がある。そこで近年、重宝されているのがサプリメントだ。サプリメントならば毎日1粒~2粒ほど飲むだけで必要な量のオルニチンを手軽に摂取する事ができる。しかし、純粋なオルニチンのサプリメントは少なく、含有量も1日の必要量に足らなかったり、中には含有量が明記されていなかったりするものも多い。
サプリメントはあくまで「栄養補助食品」。日々の食生活で不足がちな栄養分を、補助する性質のものだ。サプリメントを上手く活用し、また、休肝日や日ごろからの自覚とケアを心掛けたいものだ。
(出典:エコノミックニュース)