「腸内フローラ」って何? 様々な病気との関係も指摘される“微生物群”の実態とは
人間の腸内にいる数百種、千兆個と言われる多種・多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすそうです。この細菌の塊は腸内細菌叢または腸内フローラと呼ばれ、最近の研究で肥満やアレルギー、皮膚疾患、脳、神経系疾患にも影響を与えることが分かってきたそうです。
最近の研究では、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506120000/">運動が腸内細菌によい影響を与えている</a>ことが分かったそうです。
また、<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201505020000/">日本人の腸の老化は深刻な状態</a>だそうです。
腸細菌の研究で知られる酪農学園大学の辨野教授が実施した「腸年齢と健康に関する調査」によると、実年齢20代の平均腸年齢は45.7歳、実年齢30代の平均腸年齢は51.3歳、40代の平均腸年齢は54.2歳。日本人の腸の老化は予想以上に深刻で、整腸力が落ちていることが明らかだそうです。
この調査では、腸年齢の若い人ほど脳機能の衰えが少なく、老化もゆっくりと進むことが判明。腸年齢の若い人は、肌の悩みが少なく、健康状態や体力、気持ちの持ち方、外見も若い。腸を若々しく保てば保つほど、何歳になっても病気に罹りにくい健康体を維持できる。腸年齢の若さを保つことは、健康長寿に欠かせないそうです。
・<A
href="http://www.toilet.or.jp/iiunchi-labo/unchirsch200809.html"
target="_blank">あなたの「腸」は何歳?</A>
私は23問中チェックは2つでした。
チェックが4個以下の人:腸年齢=実年齢,腸年齢は若くてバッチリ合格!
人間の腸内にいる多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすと言われています。いろいろな食材を少しずつ食べる和食のスタイルが、腸細菌のバランス維持に寄与しているそうで、専門家は「和食を多く取り入れると、肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善に効果が期待できる」と話しています。
日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506260000/">日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位</a>です。
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alt="健康意識調査2015.jpg"
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href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502010000/">世界23カ国の健康意識調査</a>で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4010/">健康オンチ国</A>で、野菜も食べていません。
<A
href="http://www.asahi.com/articles/ASGB96HP6GB9UTNB01N.html"
target="_blank">一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べない</A>そうで、主要国で日本だけが減っています。さらに<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502070000/">「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足</a>という残念な現実も浮き彫りになっています。
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alt="主要国野菜供給量.jpg"
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日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。
また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。
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alt="75年の食事一番ヘルシー河北130314.jpg"
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和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。
そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。
<a
href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200509290000/">アメリカからパン食を餌付けされた</a>食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。
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width="768" height="576" alt="日本人は米国に餌付けされた.jpg">
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。
食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。
新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。
・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)
・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)
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width="672" height="504" alt="栄養摂取量の推移">
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width="626" height="500" alt="脂質エネルギー比率推移.jpg">
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width="691" height="518" alt="野菜摂取量2.jpg">
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width="436" height="344" alt="菓子と米消費額推移.jpg">
そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。
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href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201212230000/">「家庭の味」遺産になる? 手作り減少</a>
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alt="食外部化率推移産経130103.jpg"
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調理力と健康は強く相関していますので、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201308250000/">国民の健康状態が悪化の一途</a>の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。
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width="679" height="648" alt="調理力と健康.jpg">
食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。
・食育の重要性は1985年頃に気づいた。
・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。
・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。
・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る
・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。
****************************<B>【以下転載】</B>****************************
2015年2月、NHKスペシャルで「腸内フローラ」が特集され、大きな反響を呼んだ。名前は聞いたことがあるが、いったい何のことなのか?
何がすごいのか? 疑問に思っている人も多いだろう。ここで解説しよう。
人間の腸管には、「腸内フローラ」または「腸内細菌叢(そう)」と呼ばれる微生物群が住みついている。大部分は細菌で、数百種で100兆個以上、重さにすると約1.0~1.5kgにもなる。
「フローラ」は生物学では“植物相”を意味する。以前は微生物が植物の中に分類されていたこと、多様な微生物群の共生がイメージとしてお花畑にぴったりということで、腸内フローラと呼ばれるようになった。ただ、現在、研究者の間では、植物に限らず動物や土壌細菌まで含む生物群系を表す「マイクロバイオータ(microbiota)」という語が一般的だ。
<B>全身の健康に影響を与え、自閉症、うつなど様々な病気との関係も指摘</B>
腸内フローラの存在や、それが様々な病気に関わりがあることは、古くから知られていた。しかし、体外での腸内細菌の単独培養が難しいことなどがあり、その実態はよく分かっていなかった。近年、遺伝子配列の解析技術が進歩し、大便の中の細菌の遺伝子を解析することで、どんな細菌がどのくらい存在するかが分かるようになり、急速に研究が進んできている。
その結果、腸内フローラは免疫機能や代謝機能をコントロールし、全身の健康に影響を及ぼすことが分かってきている。例えば、腸管の免疫細胞を刺激して外敵を排除する態勢を整えたり、逆に過剰な免疫を抑えてアレルギー反応を抑制したりする。腸内フローラの作り出す物質が、肥満、動脈硬化、糖尿病、発がんなどに関わることも分かってきた。自閉症、うつ、統合失調症のような精神疾患との関係も指摘されている。
<B>腸内フローラにとって良い食べ物は?</B>
腸内の細菌は、大きく「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類に分かれる。細菌の働きは多様で、常に「善玉菌」が良く「悪玉菌」が悪い働きをするわけではないが、健康のためには「善玉菌」が多めで「悪玉菌」が少なめのバランスが大切だ。善玉菌を増やし腸内フローラを良い状態に整えるには食生活が重要で、ヨーグルト、乳酸菌飲料、食物繊維、難消化性オリゴ糖などの摂取が推奨されている。また、また、不必要に抗生物質を飲むと腸内フローラが乱れるので、かぜなどで安易に飲まない方がいい。また、潰瘍性大腸炎では、家族など健康な人の大便から採取した腸内フローラを患者の腸管内に直接入れる糞便移植が一部で試みられ、治療成果を上げている。ただ、糞便移植については、大便には有害物質も含まれるとして、安全面を疑問視する専門家もいる。
腸内フローラの状態を知るために、便を送ると遺伝子解析法で細菌構成を調べてくれるサービスも開始された。原稿執筆時点では企業向けのサービスだが、近い将来、個人でも利用できるようになりそうだ。
(出典:日経グッデイ)