機能性食品 買う前に効果を「PICO」で確認 | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

機能性食品 買う前に効果を「PICO」で確認

おはようございます。
ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


機能性表示食品制度は、今年の4月から始まったばかりで様々な指摘や懸案事項がある制度ですが、国民の健康維持・増進、健康寿命の延伸にとって役立つ制度にしていくことが強く望まれます。
今月から消費者委員会が特定保健用食品を含む健康食品の表示適正化や、特定保健用食品制度の見直しに向けた議論を始めたのは歓迎されます。

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=0e200d9677f497b79babc0c3148262ef17bf5001.10.2.2.2j1.jpg" alt="健康食品1.jpg" />

日経メディカルによる医師の調査によれば、食品の専門家ではない医師の知識はあまりないことがわかります。

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=e96d5bd10f652f95735c0b0b8816aa46efb0d4e7.10.2.2.2j1.jpg" alt="機能性食品の医師の知識.jpg" />

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=43437ae5a954305259c434d466be35f0bce680f8.10.2.2.2a1.jpg" alt="機能性食品の医師の推薦度.jpg" />

サプリメント先進国アメリカで一番支持されて売れているのはマルチビタミン・ミネラルですが、本質を見極めずに流行りものが大好きな日本ではあまり人気はないようです。
以前ご紹介した<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201102060000/ ">「革命アンチエイジング」</a>という米国アンチエイジング医学会公認の完全ガイドブックには、

<B><FONT color=blue size=+1>マルチビタミンとミネラルの補完が、おそらく経済的見返りが最大で最も有効である唯一の予防的健康対策であるという強力なエビデンスがある</FONT></B>

とまで書かれてありますし、米国アンチエイジング医学会を構築してきた著名な18名の博士の実践内容も書かれています。

・運動:しっかりやっている
・毎日のサプリメント:18名全員
 総合ビタミン・ミネラル剤+各種抗酸化サプリメント常用
・食習慣:それぞれに的を射ている
・飲酒:ゼロ~少量

日本とは大きく違って博士自身が実践されているわけです。

また世界の美女達も当然のように愛用されています。

<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/1010f126.98288641.1010f127.84137448/?pc=http%3a%2f%2fbooks.rakuten.co.jp%2frb%2f11610658%2f%3fscid%3daf_link_img&amp;m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f15806482%2f" target="_blank"><img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=78053f8e9929a51f53de04be5bf8174e7568e701.10.2.2.2j1.jpg" alt="美女をつくるサプリ.jpg" /></a>

最近では日本の医師でも隠して愛用しているようです。

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=3f849fb839fd66e659f46886510ad8a49783041a.10.2.2.2j1.jpg" alt="医師は隠れたサプリ愛用者.jpg" />

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=b8c94d5cd2f0aebe11f156241be72c0639e83191.10.2.2.2j1.jpg" alt="名医もこっそり飲んでいる本当に効くサプリ.jpg" />

<img style="cursor:pointer;border:none;" src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=4238129a42927f7a3cc74aff91558ba93517332b.10.2.2.2j1.jpg " alt="米国の医師、看護師のサプリメント利用状況.jpg" />

米国の医師・薬剤師・栄養士のサプリメントへの理解は高く2011年の調査では、

・米国医師の60%~75%がサプリメントを自身で利用
・患者にも診療科に応じてサプリメント利用を提案
 循環器科:72%、皮膚科:66%、整形外科:91%
・薬剤師の86%がサプリメントを自身で利用
・薬剤師の93%が患者にサプリメントの利用を提案
・登録栄養士(RD)の96%がサプリメントを自身で利用
・栄養士の97%が栄養指導でサプリメントの活用を提案

と提案どころか今でもサプリメントを否定する傾向が強い日本とは著しい差があり、私達の高いヘルス・リテラシーが必要になります。


日本は遅れていたサプリメントの法整備が2015年4月に出来ましたが、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7011/">低質な既存規格</a>を活かしたので質のよいサプリメントの普及は期待していません。
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7019">サプリメントの法整備が遅れた</a>最大の理由は質のよいサプリメントが普及して国民の健康状態がよくなると困る業界の政治力の影響で、今でもサプリメントのマイナス情報は好んで報道されています。

そんな日本でも<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201301160000/ ">サプリメント学会ができたり</a>、<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201301240000/ ">医療用サプリメントも普及</a>してきたようですが、<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7011 ">一般市販品は低質</A>ですし、オーダーメイドサプリメントは品質の割りに高価なのが難点なので、価格的に常用できて著効がある本当によい本物のサプリメントを見つけるのはむずかしく、超健康マニアの私が真剣に探して10年かかりましたので、一生かかっても見つけられない人は多そうです。


1961年に国民皆保険制度達成、1964年から健康増進政策を開始しても国民の健康状態は悪くなる一方という非常に残念な現実があり、2013年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか6.8%という悲惨な状態、あれだけ大々的にやらされた<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201308160000/">メタボ検診・指導の5年間の成果は無い</a>し、特にサプリメントの活用状況には欧米とは大差があります。

過去の日本の健康増進政策を整理すると、

◆1964年 東京オリンピック
  体力つくり国民運動
◆1970年
  保健栄養学級の開催
◆1978年
  第一次国民健康づくり政策
  成人病予防のための1次予防の推進
  健康診査の充実
◆1988年
  第二次国民健康づくり政策
  アクティブ80ヘルスプラン
  運動習慣の普及に重点を置いた健康増進事業の推進
◆2000年 
  第三次国民健康づくり政策
  21世紀における国民健康づくり運動 <A href="http://www.kenkounippon21.gr.jp/" target="_blank">健康日本21</A> 
  一次予防の重視と健康寿命の延伸、生活の質の向上
 ・2003年5月
  <A href="http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO103.html" target="_blank">健康増進法</A>施行
 ・2006年4月
  介護保険制度を予防重視へ
 ・2008年4月
  特定健康診査・特定保健指導
  <a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201308160000/">5年間の改善成果はわずか0.2%</a>
 ・2011年4月
  <A href="http://www.smartlife.go.jp/" target="_blank">スマートライフプロジェクト</A>
  健康寿命をのばそう
◆ 2013年
  第四次国民健康づくり政策
  <A href="http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkounippon21.html" target="_blank">第2次 健康日本21</A>
  健康寿命延伸・健康格差の縮小

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=9463fbd9ae1db59763bebd335e085a573d68e920.10.2.2.2j1.jpg" alt="機能・気力・体力・活力の変化1410.jpg" />

<img style="cursor:pointer;border:none;" src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=c58e7ca9cf898f49a37f4c50f5c17ad7a27f5f54.10.2.2.2j1.jpg " alt="長期的不調.jpg" />

<img style="cursor:pointer;border:none;" src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=9c6a41575908127a48aec2008bb60a854a47a22a.10.2.2.2j1.jpg " alt="慢性疾患.jpg" />

日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201408110000/">健康管理は「何もしない」派が46%</a>だそうです。また<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201407180000/">日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円</a>だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201506260000/">日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位</a>で、しかも驚くほど低率です。

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=7ed6f805d232afabaae4b33cd74ddbcdfb3555b5.10.2.2.2j1.jpg" alt="健康意識調査2015.jpg" />

<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502010000/">世界23カ国の健康意識調査</a>で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4010/">健康オンチ国</A>で、野菜も食べていません。
<A href="http://www.asahi.com/articles/ASGB96HP6GB9UTNB01N.html" target="_blank">一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べない</A>そうで、主要国で日本だけが減っています。さらに<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201502070000/">「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足</a>という残念な現実も浮き彫りになっています。

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=fb23a13c03a6d794a08323aadb13b3875ab7d77f.10.2.2.2a1.jpg" alt="主要国野菜供給量.jpg" />

日本の健康状態悪化の最大の原因は<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4003/">食・栄養</a>で、食材の栄養価が激減していますので総合ビタミン・ミネラル剤も必須サプリメントです。


ハーバード大学の研究によれば予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する6倍返しになるそうで、私の28年間の超健康マニアとしての経験からも同感です。

微量栄養素が足りない新型栄養失調は10年以上前から警告されていましたが、ビタミン・ミネラル不足の栄養素失調死者数は先進29ヶ国中ワースト4位だそうで、残念な現実です。

・<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201405080000/">サプリメント最前線 病への対処は「治療」から「予防」へ</a>
・<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201311020000/">不足すると心の不調も ビタミンCの最新知識 上手な補給法</a>
・<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201307300000/">ビタミン・ミネラルサプリ、摂取者率9%</a>
・<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201306270000/">飽食時代の新型栄養失調 3食きちんと食べても 体だるく、転びやすい</a>
・<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/201208300000/">増えている現代型栄養失調とはどんな状況なのか?</a>


◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。
 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。
 ランセット2011年9月日本特集号
 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)


◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。
 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。
 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授


◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。
 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。
 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。
 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=a0097b90948c392af26435c2d98fa1290bb47013.10.2.2.2j1.jpg" alt="日本の健康寿命の危機.jpg" />

1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われている<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4000">アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)</a>によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。


食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。
ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。

おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。

ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に
ご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に
わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に
や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に
さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に
し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に
い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に
さ:サプリメントとして総合ビタミン・ミネラル剤をプラスする


食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


食 関連フリーページ
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4003">食生活の改善 (私がめざしている食生活)</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4013">食の提言</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4029">食育のすすめ -大切なものを失った日本人-</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4027">粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4016">戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4026">健康的な油脂類の摂り方</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4028">「1本で1日分の野菜」ジュース、35品全製品が落第</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/11015">マクドナルドを30日間食べ続けたらどうなるか?</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/011016">あぶないコンビニ食</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/011007">マーガリン・精製油の恐怖</A>

<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/3012">『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4015">賢い子供の授かり方</A>

サプリメント 関連フリーページ
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7000">栄養補助食品(サプリメント)の選び方</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7016">栄養補助食品(サプリメント)の簡易的な選び方</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7007">サプリメントを摂取する優先順位</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/007014">『健康食品の虚偽誇大広告にだまされない方法』</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7011">効果がないことが保証されている栄養機能食品の規格基準</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/7018">最新の食事・栄養・サプリメント情報 2008</A>

<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4024">サプリメントベビーは賢いという一例</A>
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/3016">奇跡の脳をつくる食事とサプリメント</A>

****************************<B>【以下転載】</B>****************************

「ピント調節機能を助ける」「脂肪の吸収を抑える」などと書かれた「機能性表示食品」。消費者庁サイトには、新制度に基づき事業者が提出した情報がある。体に良いかどうかデータを確かめるのに役立つのが、「誰に、何をすると、何に比べて、どうなるか」を示す英語の頭文字を取った「PICO(ピコ)」だ。

まずは消費者庁のウェブサイトを見てみよう。機能性表示食品のどんな情報が公開されているのだろうか。

トップページ上の「機能性表示食品に関する情報」をクリックすると、「機能性表示食品の届出情報」が出てくる。「届出詳細内容」を見ると、届出番号順に公開情報が表示される。分かりやすい言葉で書かれた一般消費者向けと、より詳しく書かれた有識者向けがあり、両方見られる。


<B>■ピコで読む研究</B>

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=1efdb58c4fb748911e498591cb313ca92da2cde1.10.2.2.2j1.jpg" alt="機能性食品1.jpg" />

一般向け情報には、その商品の安全性、生産・製造・品質管理、および機能性に関する情報が、順に記されている。機能性は、(1)最終製品を用いた臨床試験(2)最終製品に関する研究のまとめ(3)最終製品が含む機能性に関わる成分についての研究のまとめ、の3通りのうちのいずれかで評価されることになっている。

臨床試験とは、試験管内や動物ではなく、人間で安全性や効果を確かめることだ。大学や研究所などの成果を引用する場合も、人間での研究が対象となる。商品に含まれる成分を試験管内で調べたり、マウスなどの動物で試したりしただけでは、食品の働きを示すのに十分な科学的根拠があるとはみられない。

臨床試験を実施する場合、事業者は消費者庁に、結果をまとめた論文に加えて、専門知識のない消費者でも理解できるよう、内容を分かりやすく短くまとめたものを提出することになっている。

一般向け情報には、どのような臨床試験をしたのか、PICO(ピコ)が明確になるように書かれている。PICOは医学情報を読むときの疑問の立て方だ。

例えば、商品パッケージに「手元のピント調節力に」と書かれたある機能性表示食品の場合を見てみよう。

<img style="cursor:pointer;border:none;"  src="http://thumbnail.image.shashinkan.rakuten.co.jp/shashinkan-core/showPhoto/?pkey=7fc05e2f649e890080e5e8bd2268b073f632826f.10.2.2.2j1.jpg" alt="機能性食品2.jpg" />

一般向け情報には試験のあらましが書かれている。45~64歳の男女50人を対象に、商品が効果があるかどうかという疑問を検証する試験を行った。商品を取った人の方が、プラセボ(成分を含まないカプセルのこと)を取った人に比べて、使用前後でのピント調節力の変化が大きかったという結果が書かれている。

さらに詳しく調べたい場合には、有識者向けとして公開されているファイルを見るとよい。この商品では、試験の結果が書かれた英語の論文が載っており、ピント調節力を具体的にどうやって測ったか、数値を示して詳しい結果が載っている。

自覚症状の変化については、一般向け情報には、統計学的に明確な差があって、改善効果を得られたといえる症状だけが記載されている。一方の有識者向けには、それ以外の症状についても詳しく書かれている。

こうした試験の結果を読むときに大切なのは、得られた結果が自分にも当てはまるのか、という点だ。たとえよい結果でも、自分に当てはまらなければ意味はない。そもそも、試験に参加した人の年齢や困っている症状などが、自分とどのくらい似ているのか、いったん立ち止まって考えてみる必要がある。


<B>■摂取記録つけて</B>

結果を見る場合、単に「どうなるか」という点からだけでなく、「どのくらいそうなるのか」にも目を向けたい。

さらに、購入するかどうかを決める際は、機能性以外にも、確認したい点がたくさんあるはずだ。安全性はもちろんだが、味、飲みやすさ、価格などだ。さらには、機能性表示食品を食べること以外にも、日常生活を見直すことで、できることがあるかもしれない。メリットとデメリットを考え合わせれば、より納得いく選択ができる。

機能性表示食品などの健康食品を利用する際は、「どの食品を、いつ食べたか、食べた後に体調に変化があったかなどを、手帳に記録しておくとよい」と、国立健康・栄養研究所情報センター長の梅垣敬三氏はアドバイスする。自分の記録は、「外から与えられた」情報ではない、いわば「自分でつくる」情報だ。

記録があれば、下痢や腹痛などが起こった場合でも、それが健康食品によるものかどうかの判断材料になる。医薬品などとの飲み合わせをチェックする際にも役立つ。


<B>■より良い臨床試験の方法は?</B>

機能性表示食品の臨床試験でよく用いられるのが、「ランダム化比較試験」という方法だ。ポイントは、試験の参加者が、ある食品を取る群に入るか、取らない群に入るかを、くじ引きなど偶然に基づいて決めることだ。良いデータが欲しいという事業者などの作為が働かないよう分けることから、「無作為化比較試験」と呼ぶこともある。

試験参加者が十分多ければ、ランダム化することにより、両群の人数がほぼ揃い、様々な条件もほぼ均等に分かれることが分かっている。臨床試験のデータを見るときはまず、「ランダム化比較試験」による公正な試験かどうかをチェックしてみよう。

(出典:日本経済新聞)