「60歳から“自分の人生”が始まる」 日野原重明氏 | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

「60歳から“自分の人生”が始まる」 日野原重明氏

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私の尊敬する医師のお一人が日野原先生で、めざしています。


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現役の医師であり続ける、日本で最も多忙な95歳。臨床、全国各地での講演や学会・会議への出席、取材インタビューなど忙しい日々を送るが、1日24時間という時間を上手に使い、子供から老人まであらゆる世代にメッセージを送り続けている。また、生活習慣病はどんな人が発病するかといった研究も新たにスタートさせている。これほどまでに精力的に活動できるのはなぜなのだろう。そんな日野原先生から時間をいただき、これから定年を迎えるセカンドステージ世代の「生き方のヒント」を聞いた。今週から2回にわたってお届けする。

―― 58歳の時、福岡での学会に向かう機内で、よど号ハイジャック事件が発生、韓国・金浦空港に着陸した機内で3晩を過ごして生還。この経験が後の人生に大きく影響しましたか?

「そうですね。事件に遭遇した後の僕のいのちは、生き延びることができたおかげで得た“与えられたいのち”。それ以降、いのちを人のために使おうという思いが強まり、多方面でどんどん活動するようになった」

―― 60歳の手前で予期せぬトラブルに遭い、日野原さんは人生観が大きく変わった。定年を迎えつつあるセカンドステージ世代は、どんな思いで人生の後半を迎えれば良いでしょう

「これまで仕事を頑張ってきたのは、会社や役所、家庭のため。定年を迎えると今度は独立するから、自分の歯車を作って自分で回転することになるのだけれども、急にはできない。若いときから、その日がくる準備をするといい」

―― では、定年後はなにをする

「今までにやったことのないことをやる。できないのは、トライしていなかっただけのこと。人は誰でも、眠っている“良い遺伝子”を持っている。それを開発するといい。開発の仕方は人生の先輩に教わる」

―― これまでとは別の人生を歩むと…

「僕たちは、“人のために自分を生かす”という宝を持っている。人のためにやることが、逆に、自ずと自己形成になるというのが僕の哲学。自分のためにやろうと思うと、かえって何にも生まれてこない」

―― とにかく何かを始めてみる

「大いなる時間をもてる自由人になれば、その割り振りは自分で考えればいい。色々なところに参加すること。60歳とか65歳というのは本当にまだ若い。団塊は、親の庇護をうけた子供みたいなもの」

▼自分が目指すモデルとなる人物と出会うことが大切
日野原さんの幅広い活動のなかに、2000年に立ち上げた「新老人の会」がある。この会の目的は、人生で培った経験や過去の教訓を次世代に伝えること。75歳以上がシニア会員、60歳以上がジュニア会員、60歳未満がサポート会員である。

―― 今、会員はどれくらいいますか?

「すでに5000人以上。大切なのはそういう場で、人生の先輩のなかから、目指すモデルとなる人を見つけること。例えば、10年たったらあのシニア会員やあのジュニア会員のようになりたいというモデルを見つけ、友だちになり知り合いになる。それがいちばんの勉強。いつもモデルはいる。その人を目標にして生きていけばいい」

―― 日野原さんの場合、目指すモデルは、「アメリカ近代臨床医学の父」とされるウイリアム・オスラー(1849~1919)という医師だったわけですね。自ら講演集を翻訳したり伝記も出版されています

「戦後間もないころ、元の聖路加国際病院本館にできた米国陸軍病院のメディカル・ライブラリーで見た医学雑誌や教科書で、オスラーの名が頻繁に出てきた。戦前当時の日本でこの偉大な医師を知っている人は少なかった。オスラーは僕の心の師。ありとあらゆる著作や資料を集めて読み、そして日本人に紹介しなければならないと思った」

―― 目指すモデルに向かって自らを充実させるには自らの健康も維持しなければならないと思いますが、普段、心がけていることは?

「人生は習慣の積み重ね。私が実践している”よい習慣“をお教えしましょう」

〈健康で人生を満喫するためのよい習慣〉
・愛することを心の習慣にする
・「よくなろう」という気持ちをもつ
・新しいことにチャレンジする
・集中力を鍛える
・目標となる人に学ぶ
・人の気持ちを感じる
・出会いを大切にする
・腹八分目より少なく食べる
・食事に神経質になり過ぎない
・なるべく歩く
・大勢でスポーツを楽しむ
・楽しみを見出す
・ストレスを調節する
・責任を自分の中に求める
・やみくもに習慣にとらわれない

―― 子供への活動を活発に行っていますね

「3年前からあちこちの小学校で“いのちの授業”を行っています。いのちというのは君たちのもっている時間であり、時間を何にどう使うかは君たちの宿題であると教育している。人生は、要するに一日24時間という時間の使い方いかんなのです」

―― 子供たちの反応は?

「子供たちはきちんと理解する。授業をして話をすると、僕のことを友達のように感じてくれる。だから、何歳まで生きたいかと聞くと、百歳、百十歳、百二十歳と子供たちは答える。僕の話を聞くまでは六十歳くらいと思っていたのだろうが、僕を見るとそれ以上でももっと大丈夫だと思うのでしょう。一つのモデルとして見てくれているのです」

―― 自分の時間を誰かの未来のために使い、子供たちの目指すモデルにもなれば、と…

「そうです。子供たちにとっては、いい上級生、ああいう人になりたいという大人に出会うのが大切。そういう人間関係がひとをつくるのです。イチロー選手みたいなモデルばかりいたらいいのだが、いま良いモデルは少ない。子供が、そうなりたいと思うような生き方を大人がすれば、社会もよくなる。それには誰もがビジョンを持ち、勇気ある行動に踏み出すことが大切。さあ皆さんも、やったことのないことにチャレンジしてみましょう。そうすれば、今度はあなたが誰かのモデルになるかもしれません」

日野原 重明 氏
聖路加国際病院理事長。
1911年山口県生まれ。
1937年京都帝国大学医学部卒業。
1941年聖路加国際病院の内科医となり、内科医長、院長等を歴任。現在、聖路加国際病院名誉院長・同理事長、聖路加看護大学名誉学長。財団法人ライフ・プランニング・センター理事長。日本音楽療法学会理事長。全日本音楽療法連盟会長。大ベストセラーとなった2001年刊行の『生きかた上手』(ユーリーグ)など著書多数。

(出典:日経BP セカンドステージ)</font></span>