ビブリオ感染症 今夏要注意 豪雨と猛暑 海で菌増殖 | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

ビブリオ感染症 今夏要注意 豪雨と猛暑 海で菌増殖

<span style="line-height: 150%"><font size="3">いつもありがとうございます。
抗加齢実践家てるです。


致死率の高い感染症です。
今年は多そうですので特に九州地区の肝臓の弱い方は気をつけて
いただきたいです。

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●魚など経由 肝機能障害なら危険 風評被害恐れ、行政後手
熊本県で今夏、病原菌「ビブリオ・バルニフィカス」による感染症患者が3人発生、うち2人が死亡した。この病原菌は海水温の上昇と塩分濃度の低下で増殖し、魚介類などを通じて感染する。健康な人には問題ないが、肝機能障害がある場合は命を落とす危険もある。九州の海は今年、豪雨と猛暑で増殖の条件がそろっており、専門家は警戒を呼び掛けている。

■「熱中症」と誤診
「もう少し早く疑っていれば」。担当医は自戒を込めて振り返った。

7月中旬、熊本市の総合病院に意識不明の男性(77)が搬送された。自宅で倒れているのを発見された男性は肝硬変を患っており、病院側は当初熱中症と診断した。

3日後、男性の足は暗赤色に変色。「もしかしたら…」。病院側はビブリオ・バルニフィカス感染症の可能性に気付いて血液を採取したが、男性はその数時間後に死亡した。血液からは菌が検出された。

同感染症は腸から侵入した病原菌が血液中で急激に増殖し、敗血症を引き起こす。「発症3日後の死亡率7割」というデータもあり、治療は菌の増殖を防ぐ抗生物質の大量投与しかない。ただ、肝機能障害がある患者は抗生物質投与の負担が大きく「菌が検出されるまでは治療に踏み切れない」(担当医)ジレンマを抱える。

■九州北部に半数
九州は、同感染症の多発地帯だ。

厚生労働省研究班の調査では、1999―2003年に発生した患者計107人のうち、熊本(24人)、福岡(15人)、佐賀(11人)、長崎(5人)と九州4県で半数を超える。

熊本県保健環境科学研究所は県内で9人の患者が出た01年以降、八代海で海水を採取し菌を検出する定点観測を実施。今年は7月中旬以降、例年より10―100倍の濃度を示す数値が続く。「豪雨で河川から大量の淡水が流れ込み、河口付近の塩分濃度が外海の半分近くに下がったため」と同研究所。いつまで続くか「予測が難しい」という。

■注意の喚起必要
同感染症は、患者が発生しても行政に届け出る義務はない。症例もあまり知られておらず「原因不明の多臓器不全と診断されるなど、実際の患者数はもっと多いはず」と指摘する声もある。

佐賀大医学部は今夏、佐賀県内と福岡県筑後地区の主要18病院に、従来より短期間で病原菌の検出が可能な機器を試験的に配備した。患者の早期発見、治療を目指す。

一方で、行政側の姿勢は消極的だ。九州4県で、病原菌の海水観測を行っているのは熊本県のみ。「魚が売れなくなるなど、風評被害につながる恐れがある」(福岡県)として、各県の対策は医療機関への情報伝達にとどまっている。「病院に搬送されてからでは手遅れ。行政はきちんと菌の発生状況を把握して注意を呼び掛けるべきだ」。そう指摘する専門家は多い。

生の魚介類を食べる「経口感染」のほか、釣り針が皮膚に引っ掛かるなど、わずかな傷からも感染する。佐賀大の中島幹夫教授(麻酔蘇生学)は「知識と情報さえあれば予防できる。肝臓に不安がある人は魚を必ず加熱処理し、海に入らないなど十分な注意をしてほしい」と話している。

(出典:西日本新聞) </font></span>